2018年

8月

09日

国際色豊かな『飛ぶ魚』でした。

 先週は国際交流で湯河原に来ている人たちがたくさんみえて、国際色ゆたかな『飛ぶ魚」でした。インドネシア、台湾、タイの人たちも森洋子さんの絵や絵本をみて、また自分の国の絵本も興味深そうにみていきました。彼らに絵本を読んであげるのも楽しかったです。

 偶然、イタリア人と日本人のご夫妻もランチにいらして、きれいなくまちゃんにお給仕してもらってうれしそうにしてらっしゃいました。

 そのあと、森洋子さんご夫妻が来て下さいました。くまちゃんと絵かきさん志望のしんちゃんは、森さんの展示されている絵が大好き。これがほしい、でも買えないなどと胸にてをあてて見ていました。ご本人がきてくださって、大喜び。森さんの画集『月の明るい真夜中に』にサインをしていただいた上、しんちゃんは、自分の絵をみてもらって、アドバイスまでいただいて天にも昇る心地のようすでした。ああ、あの絵にあの笑顔、人と作品がおんなじ、といつものちょっと夢見るような目をしていっていました。

 ブルガリアの絵描きさん、中国のふたり、友だちとその孫のみんなで森さんご夫妻をまじえてのトランプ大会。ことばの壁なしに遊べておおいに盛り上がりました。

 魚釣りコーナーは人気で、留学生たちも、遊びに来た子どもたちも夢中。ひとりの男の子は3回もぜんぶ釣れたので、特別賞にどうぶつパンをもらいました。

 あしたはギャラリーオープンの日。留学生たちはもう帰ってしまったけど、だれがきてくれるかな。あしたのランチはキーマカレーとスペインオムレツの予定です。

 

2018年

8月

09日

湯河原国際交流で中国人の女の子が来ました。

 今年の夏は7月30日から8月6日まで『湯河原国際交流』のホームステイ受け入れをしました。うちは中国人のくまちゃんが来てくれてそれは楽しい一週間でした。仲良しのしんちゃん(前髪をたらしてる方)はお友達のうちにステイしていたので、よく2家族で出かけたり遊んだりしました。くまちゃんは東洋史の北魏の歴史を研究。日本の大学院に行くために日本語学校で学んでいます。しんちゃんは日本で絵の勉強をしたいと、美術大学をめざしています。

 ふたりとも明るくて、くまちゃんはおもしろいことを見つけてはよく笑って、家族のこと、自分のことなども楽しそうに話してくれて、私たちも大いに楽しみました。美術、歴史好きのふたりと、MOA美術館や箱根の岡田美術館へいきました。ふたりがとてもていねいに中国の陶器や風景を説明してくれるので、おもしろかったです。景徳鎮窯の1000年にわたる陶器の数々もすばらしかったです。

 もちつき、流しそうめん、バーベキュー、ユースサミットなどたくさんの行事も用意されていました。なんといっても湯河原最大の夏祭り、やっさ祭りにみんなかわいい浴衣を着て参加して踊って、なんと参加団体の中で最高賞ももらいました。33年間ではじめての快挙だったそうです。

 自分の国の料理も持ち寄ってのパーティーもあり、うちでのバーベキューもあり、花火を見たり、ジャズをきいたり、海で泳いでお魚をみたり、盛りだくさんの一週間でした。ふたりとも元気で、勉強がんばって、また遊びに来てね!

2018年

8月

09日

ブルーベリーのジャム、ショウガシロップ

庭のブルーベリーがたくさんとれたので、ジャムをたくさんつくりました。かわいい甘酸っぱい実を、こうやって保存して、長いことたのしめるなんてすてき。あんまり暑いので夏ばて対策にショウガシロップもつくりました。暑いとき、炭酸で割ってシュワーって飲んでも、お湯で割って飲んでも、元気が出ます。

森洋子さんが作って下さったおめんたち、絵本のとおりの順番でならんでいます。夜店の金魚釣りも子どもたちの人気者。これも今回の展覧会のために森さんがつくってくれました。お魚はお弁当用のお醤油入れを、きれいに塗って、目もついてつくられてます。たくさん釣った子どもはちっちゃなお菓子がもらえます。

2018年

7月

26日

暑かった!楽しかった!

先週の30度を超える猛暑の日々、「飛ぶ魚」はとてもにぎやか。金曜日にはご近所のいつも来てくださる方たち、紙の彫刻家ご夫妻、出版社の編集の方、そして伊豆高原から、森洋子さんをわたしに紹介してくださったアルキニスト(もと美大の教授)のご夫妻、森さんの旦那様の友田さんなどが来てくださり、おちついて、みなさん、森さんの絵をごらんになり、感嘆しておられました。

そして土曜日、子どもたちが毎年楽しみにしている「飛ぶ魚絵本の会」の「流しそうめん」の日。いつものように展示中の絵本『おまつり』をよみ、夏の絵本を数冊よみ、「そーめんや そーめんや」の手遊びをして、いよいよ「流しそーめん」¡

今年もミニトマト、缶詰のみかん、えだまめの三色をソーメンと一緒に流し...

やっぱりみんな枝豆をはしでとるのに一苦労。そのぶん大人気でした。

暑い日なので、飲み水をたくさん用意しての、流しソーメン、でもみんなのうれしそうなこと。来年もスタッフの大人たちみんなでがんばろうっと。ふたりのお父さんたちも大活躍でした。

なすのキーマカレーとキッシュのランチのあとは、残った子どもたちはまたおおさわぎ。すっかりお友達になった年齢の違う女の子たちは「あと五分だけでいいから遊びたいの」といいながらみんなで「オムライス」つくりごっこなどをして遊んでいました。

今週も暑いですね!

私は日、月と富山に出張。そちらの保育士さんの研修会でお話をさせていただきました。準備はこの二日の前になんとか仕上げたのですが、たくさんの方がおあつまりいただいた会で、絵本がどんなに楽しくどんなに記憶に残るものかをお伝えしたのですが、ちゃんと伝えることができたか不安です。おみやげにいただいたおいしい押し寿司を帰ってから夜ご飯でいただいてほっと一息つきました。

その翌日は保育園に行っての絵本の読み聞かせ。『めっきらもっきらどおんどん』の大型絵本をげんきよく読んで、子どもたちも聞き入ってくれて、暑さもふきとびました。

2018年

7月

17日

盛り上がった、楽しかった『お面作り』

7月14日(土)は展示のお祭りのおめんにちなんで、森洋子さんのワークショップ「おしゃべりお面カードづくり」の日。はじまりは森洋子さんへの質問コーナー。質問に答えて「小さい頃の(昭和の)暮らしへの記憶があるからこういう絵をかいていて、そうでない絵はかけないかもしれない」「だいじだな、と思うところに赤い色を入れている」「夫と40代の子どもがいる。家事や育児をよくやったということんはなかったかな」などと、ことばすくなに笑顔でかたってくださいました。そのあとご自分の歌の伴奏入りで、切り紙芸を披露してくださいました!赤ちゃん、少女、おばあさんの姿があっというまに生まれてみんな唖然!小さい頃から落語につれていってもらい、余興の切り紙に憧れていたと話されていました。

 それからおしゃべりお面づくり。森さんがぜんぶ材料をおうちから用意してもってきてくださり、わかりやすい説明のもとに、それぞれのお面をつくりました。はじめは「こんなはずじゃなかった」などとぼやきながら、そのうち大小のシールをどんどん貼って顔が変わっていくのがおもしろくなり、「わ、おしゃれになった」「ゆかいな顔になってきた」と夢中に。時間が来ましたよ、と森さんに腕時計を見せていただいた、進行係の私も「あ、そうですか」といいつつおもしろくてやめられないでいて、森さん、あきれられたことでしょう。そのあとは全員が自分のぱくぱくお面になまえと一言のおしゃぺりをさせて一巡。まあ、おひとりおひとり、歌手もいれば不思議な生物もいればかわいい孫の顔もあれば、それぞれにおもしろく楽しいお面ができました!ちなみに翌日遊びに来た4歳の孫は、私の丹のつくった二つのお面に「おまえをたべちゃうぞ」「きゃあ」などとしゃべらせては、飽きることなく遊んでいました。お祭りの「釣り堀」にしろ、このお面にしろ、森さんの子どもの遊び心をキャッチするポイントはさすがです。

 猛暑の日々、まだ「森洋子展」ははじまったばかり。静かでいて躍動感のある絵本の原画や月明かりのもとでさまざまな思いで過ごす動物たちの絵をご覧になりたい方、どうぞゆっくりといらしてください。それから「さかなつり」をしたい子どもたち、絵本を読んでほしい子どもたちも、ぜひ連れてきてください。

 来週の21日土曜日10時半~11時「飛ぶ魚絵本の会」をします。森洋子さんの『おまつり』の絵本のほか、夏のたのしい絵本を、一緒に読んで、わらべ歌をうたって遊びましょう。そのあとの「おたのしみ会」は『流しそーめん』ですよ。じょうずにすくってたくさん食べてね。何が流れてくるかはおたのしみに。

2018年

7月

17日

待望の森洋子展始まりました!

7月13日(金)から「森洋子展」がオープン。絵本『おまつり』(福音館書店刊)のグレーと赤の精緻な鉛筆画の原画が飾られ、また動物たちの声なきことばが聞こえてくる大小のすばらしい絵が並びました。一つ一つの絵の世界に魅せられて、動けなくなることもしばしば。絵本の絵を立体にし彩色されたお面が並ぶコーナーもできました。そのそばには森さんがこの展覧会のためにつくってくださった屋台にあるお魚の釣り堀もあります。梅雨も明け暑い暑い日。うれしいことに初日から2歳前の子どもたちといっしょの親子4組が来てくれました。ギャラリーに入るなり、子どもたちは目線にある「さかなつり」へ。おかあさんといっしょにいっしょうけんめいおさかなをつっていました。いつもながら子どもたちのお世話で大忙しのお母さんたちですが、ランチを召し上がりながら、楽しそうにすごしていかれました。森さんの絵が大好きというご夫妻も真鶴から来てくれて、ゆっくり絵をみて、お茶をされていかれました。いよいよ明日は森洋子さんにより「ショートトークとワークショップ」の日です!今回も湯河原のたんぽぽ作業所の方たちによるオリジナル「お面クッキー」もできて、わくわくの初日でした。 

 

2018年

6月

24日

素晴らしかった展覧会、おしまいです。

毎週金曜日、土曜日といらした方たちから感嘆の声がきこえた「おかいみほと仲間たち展」は終わりました。めったに実物を見ることが関東のほうではむずかしいおかいさんの作品をひとめ見たいとかけつけてくださった方たちもいらっしゃいました。イタリアが好きな方もイタリアの香りいっぱいのおかいさんの作品に囲まれてうれしそう。心躍る作品と出会って、お天気の日はテラスでゆっくりランチやティータイムを楽しめて、幸せ!といってくださるとこちらもしあわせになることができました。あじさいのきれいなこの季節、満たされた気持ちで過ごすことができて、おかいみほさん、そしてお仲間のみなさまに感謝の気持ちでいっぱいです。いつものことながら、おかいさんの作品

がいなくなってしまうのはほんとうにさびしいです。また会いたい、あのちょっと不思議なかわいい人たち、すましたすてきな人たち、ゆかいな猫たち。

 次回は7月13日(金)より森洋子展です。おたのしみに。

2018年

6月

06日

楽しかった「飛ぶ魚絵本の会」

6月2日(土)の朝は10:30から「飛ぶ魚絵本の会」でした。この日は年齢の大きな子どもたちがたくさん集まって、絵本を楽しみました。原画を展示中のおかいみほさんの『きりんいす』『ハバラさんのほし』そして『ひなたぼっこいし』『わたしがおひさまだったら』(以上福音館書店刊)を読んで、わらべ歌(ほたる)をうたいました。みんなどの絵本も身をのりだして、目を輝かせて聞いていました。『ハバラさんのほし』は粘土を貼り付けたような版立体の原画でその味わいを目の当たりにできて、絵本といっしょに楽しめました。

アイスクリーム作りのあいまにみんなでわらべ歌の手遊び。おかあさんもいっしょに、のりのりでした。このようなほんの合間の時間になんの道具もなしに、さっと楽しめるわらべ歌っていいなと改めておもいました。とにかく子どもたちがすうっと集中してくれて。

できたアイスクリーム、クッキーにのせて食べたら、つめたくってほんと、おいしかったー!

お天気もよかったので、お昼を食べていった親子は、また元気にひと遊びしていました。

午後から夕方には、おかいさんの作品をぜひ見たいという方たちがたくさんみえて、こんどは大人の人たちでにぎわいました。東京から来て下さった方たち、幼稚園の先生、絵や立体の作品が好きな方たち、いろいろなお話で夜まで盛り上がった土曜日でした。

2018年

5月

28日

6月2日(土)は飛ぶ魚絵本の会

こんどの土曜日6月2日(土)AM10:30~11:00「飛ぶ魚絵本の会」をいたします。絵本の好きな子どもたちどなたでも気楽においでください。夏前の絵本を4冊とわらべ歌をみんなで楽しみたいとおもいます。そのあとちょっと「おたのしみタイム」で「アイスクリームをつくって食べよう」(実費100円)をします。(この前は写真のようにみんなでよく飛ぶ紙飛行機をつくって遊びました。)お申し込みはtobusakana7702@gmail.com

または0465-46-7702へ。

午後もゆっくりされたい方はランチ(1000円)のご用意もあります。

 

 

 

 

2018年

5月

27日

さわやかな5月の日々

第2週目はまたまたさわやかに晴れて、前の週のトーク会にいらした方がお友達といっしょにまた来て下さったり、真鶴の陶芸家の方がご友人といらしてくださり、また陶板で作品をつくられている方など、トーク会に来れず残念と言われながら、興味をもって作品や絵本を見て行かれました。「飛ぶ魚絵本の会」のスタッフの集まりもあり、おかいさんの「きりんいす」「ハバラさんのほし」(福音館)をおもしろいね、と読んだり、それぞれが持ち寄った絵本を読み合ったり、わらべ歌を練習したり、楽しみました。ジューンベリーの赤い実もなり、前に収穫した夏みかんもあったので、梅酒、梅シロップ、マーマレード、ジューンベリージャムをつくっておいしい実たちを保存食にしました。ほんとうに今はいい季節です。

2018年

5月

27日

充実のおかいみほさんのトーク会

5月19日(土)はおかいみほさんのトーク会。心配された天気の崩れもなく、たくさんの方々が遠方からもお集まり下さいました。おかいさんは映像といっしょに、27年感暮らされているイタリア北部の陶芸の町ファエンツアのようすを興味深く話して下さいました。だんなさまの陶芸家、マエストロと今も呼ぶ方と山を買い、土を開発し、独自の釉薬を使って今の表現に至ったこと、土の塊から造形し、あとから接着はしないこと、陶で何かを作り出すのは、ご自分にとって「あさめしまえ」。すらすらと手が動きできてしまう、といわれました。会場からの「どこから発想が生まれるか」という問いには「天からのおりてくるものを待つこと」と答えられていました。自分には陶で何かをつくることが向いていた、と。

また、ファエンツアの町の景観を保つための人々の努力についても具体的に話して下さいました。出窓に冷房の室外機をつけたら、取り外すように言われ、今も冷房なし。人の目と手が保ってきた景観の中で生まれ、暮らす人たちの中には確実に美意識がはぐくまれていると感じられると。

そのあとの茶話会ではいつもの「湯河原たんぽぽ作業所」のみなさんが作って下さったオリジナル「きりんいすクッキー」を手にすばらしい作品をゆっくりごらんになって、飲み物を飲まれて行かれました。

夕方からは夕食会。大阪からはるばるいらしてくださったお仲間たちもごいっしょに、時間のある方はワインとテーブルいっぱいの手作りの食事を楽しまれました。そのあとお仲間の方たちが作りかけの絵本を見せて下さり、それについて感想を申し上げたのですが、最終的には作品は個人の深みからでてきて形をとるものなので、それぞれがおかいさんがいわれたように、天からおりてくるものを待つことが大事だと思います。そのためには絵本のような構成を必要とするものは、常に自分に意識的にしろ、無意識的にしろ、つくろうとするものを問いかけ続けることが大事だと思います。あとはこれを描いていると自分らしく居られる、みたいな感じも大切にしてほしいな、と思っています。

 

2018年

5月

27日

「おかいみほと仲間たち展」はじまりました!

5月18日より、イタリアのファエンツァ在住の陶芸家おかいみほさんとその4人のお仲間の展覧会がはじまりました! ギャラリーに飾られた絵本「きりんいす」(福音館書店)の静かで美しい絵の前にならぶちいさな音楽が聞こえてきそうな陶のオブジェたち。飾り付けがおわった『飛ぶ魚』のギャラリーはイタリアの香りいっぱいの、わくわくする空間になりました。

2018年

4月

29日

堀川真展 終わりました。楽しかった!

晴天に恵まれた「堀川真展」は終わりました。たくさんの親子づれに楽しんでもらった展覧会。堀川さんの暖かい子どもへの姿勢が、絵にも遊びにも現れていて、それがいっそう「飛ぶ魚」の場を居心地よくしてくれているように思いました。最後の日に堀川さんの育児漫画『たぶん、なんとかなるでしょう』(福音館書店)を手に1年ぶりに来てくれたNちゃん。着いてすぐ奥まで歩いて行って「飛ぶ魚ちいさくなった」と不思議そう。「飛ぶ魚は変わらないけど、Nちゃんが大きくなったんだね!」というと「ふーん」とまだ不思議そうでした。Nちゃんは『たぶん、なんとかなるでしょう』がおもしろくてたまらないらしく、ひとりで読んでは笑っていました。

昼間来た子どもたちも堀川さんの『あかいじどうしゃ よんまるさん』(福音館書店)を熱心に読んでいました。一度はわたしが読んであげたりもしました。

なんといっても子どもたちに人気があるのは堀川さんがワークショップで教えて下さった紙飛行機とその発射台。子どもたちのやったー!という笑顔を見て、おかあさんたちもうちに帰ったら、発射台つくってみる、とはりきってました。

金曜日は夕方しか来られない父子づれがいらしたので、ほかの二組の母子も合流、とつぜんの親子ワインの会になり、ワイン好きの私は子どもたちが飛行機を飛ばして喜ぶ姿を見ながらの楽しいひとときを過ごしました。お母さん、お父さんはじっとすわってはいられないけど、テーブルにもどってはお話をして、また子どもたちと遊ぶ、こういう過ごし方って楽しいな、とおもえたひとときでした。子どもの時間は短い。子どもといっしょに親が遊べる時間も短い。それはたからもののような時間!

「飛ぶ魚」は5月18日(金曜日)までお休み。19日(土曜日)PM2:00より展示の画家、おかいみおさんのトーク会(1000円)PM5:30より夕食会(2000円)があります。どうぞご参加ください。

 

2018年

4月

23日

飛ぶ魚絵本の会、紙ひこうきがいっぱい!

先週の21日土曜日は「飛ぶ魚絵本の会」。よく晴れた暖かい日の朝、1歳から3年生までの子どもたちがたくさん参加してくれて、元気な笑顔がいっぱいでした。新一年生もふたりいて、進級した子どもたちもいるので、小さな子どもたちから小学生まで楽しめるように幅広い年齢の絵本を読みました。みんなそれぞれのやり方で楽しんでくれているようでした。『とべ!ちいさいプロペラき』(小風さち文・山本忠敬絵・福音館書店刊)を読んだ後『かみひこうき』(小林実文・林明子絵・福音館書店刊)の紙飛行機の作り方を参考にみんなでつくりました。それに加えてすごいヒットは、展示中の絵本『あかいじどうしゃよんまるさん』の作者堀川真さんが、3月30日のワークショップで教えて下さった段ボールでつくる発射台!これで飛ばすと、あっと驚くほど勢いよく紙飛行機が飛ぶので、年長さん、小学生の子どもたちは目を輝かせて、おかあさんに見せに行っていました。ちいさい人たちは、折り紙を小さく切ってつなげるだけのひらひらや、切り込みを入れてくるくるまわるくるくるを、楽しんでました。

堀川さんのトークの日以来折り紙や工作の道具をだしておくと、子どもたちが夢中にやっていくので、ギャラリーにおいてあります。

ランチをめしあがった方たちは夕方まで、お母さん同士のおしゃべりを楽しまれていて、こんなふうに大人と子どもがわりあいかってに楽しんでいる「飛ぶ魚」の一日はいいなあ、と思いながら眺めていました。

2018年

4月

02日

楽しかった堀川真さんのトーク、ワークショップ

3月30日(金)よく晴れた日の午後、堀川真さんのトークとワークショップのイベントがありました。展示中の絵本『あかいじどうしゃよんまるさん』(福音館書店刊)

のお話ができあがるまでを映像を交えて丁寧に追って楽しく語って下さり、くつろいだ暖かい雰囲気がひろがりました。この絵本の主人公小型ランドクルーザー「よんまる」には約20年前に旭川に行ったとき、乗せていただいたことがあります。もう古い自動車でしたが、気持ちのいい北海道のひろびろした風景の中を風にふかれて、旭川から旭岳まで連れて行っていただいた爽快感は格別でした。その後堀川さんは長い時間をかけてこの古くなった愛車を主人公の絵本の構想を練られました。私はその編集担当だったのですが、お話ができるプロセスの中で、「この展開だと主人公は自動車でなくてはいけないのでしょうか」とか「これで自動車はしあわせなのでしょうか」と申し上げたらしく(今となってはよくおぼえていないのです)その結果、堀川さんは小型トラックになったよんまるをかっこいいなあ、と思った記憶に促されて、今のようにトラックになって再生する絵本となったと話されました。映像で今も南極にゴミ輸送用に持ち込まれた、トラックのよんまるが居る映像を見せてくれて、なんだか絵本のよんまるが今は南極で活躍しているように思えて、お話の続きを見たような思いでした。一冊の乗り物絵本が出来るとき、どんなに作者の愛情がそこに吹き込まれていくか、よくわかるお話でした。

そのあと、語り継がれること、について少し触れられて、おじいちゃんたちから生々しい戦争のときの体験を語られることと、ちょっと離れて観念的に戦争を語られることの、こちらの心に残る残り方の違いが気になっていると話されました。

最近サトクリフの『王のしるし』(岩波書店)を読んだのですが、ケルト地方の部族間の争いに王として担ぎ上げられたもと奴隷の男の戦いのようすを、ものすごい血の量でこれでもかと描いていて、はじめとまどいましたが、でもそこに高潔な魂がはぐくまれていく物語に心奪われました。何をどう表現して、人間の大事な在り方を伝えるか、その課題は今、とても重要と思います。

あとは紙とセロテープと洗濯ばさみでつくる、ものすごくよく飛ぶ、飛行機、ロケットづくり。かんたんにできるひらひらとまわりながら落ちてくる折り紙。その日はおとなの参加者がほとんどだったのですが、みんなで楽しんでつくって飛ばしてあそびました。おみやげは「たんぽぽ作業所」のみなさんがつくってくれた「オリジナルよんまるクッキー」でした!

夜の部は夕食会。堀川さんの長男11歳のさとくんが、自分の住んでいる北海道の吹雪

の中を通学する様子、北の動物たちのことなど、生き生きと語って、座を盛り上げてくれてたのしいひとときでした。

堀川さんご一家は日曜日早朝に湯河原をたたれ遠路北海道の名寄に帰られました。はるばる湯河原に来てくれてほんとにありがとう!東京でもない、避暑地でも、観光地でもない、海と丘のあるここを、大きくなってちょっとでも憶えてくれているとうれしいです。

 

2018年

3月

25日

春を見つけた「飛ぶ魚絵本の会」

3月24日(土)は「飛ぶ魚絵本の会」でした。展示の絵本『あかいじどうしゃよんまるさん』を読んだあとに、春の絵本をよんで、「たんぽぽ」の手遊びをみんなでやりました。この日hは1歳児の親子づれの方たちがたくさん参加してくれて、手遊びもママといっしょに楽しんでいました。飛ぶ魚の庭には大きくなってしまいましたが、とってもとってもとりきれないほど、たくさんのつくしが生えていましたので、子どもたちはおもいっきりつくし摘みをしました。長いつくしだけをとる子どもや、たくさんとるのに夢中になる子やそれぞれに楽しんでいました。春の日差しの中、こうやってしゃがみこむ子どもたちやお母さんたちをたくさんむかえることができて、飛ぶ魚の庭もうれしそう。ほんのちょっと好きなものを植えただけの空き地の庭。オオイヌノフグリやオドリコソウやムスカリも咲いてました。

おたのしみタイムのあとお時間のある方たちはランチタイムに。赤ちゃんのママたちはだっこしながら離乳食を食べさせ、ご自分の食事もし、でそれは大変。でも食後眠ってしまった赤ちゃんたちもいて、みなさんでゆっくりお話をされていかれました。ほんとにママたちはすごいな、えらいな、といつも思わされます。こうやって自分たちの時間をうみだす力もふくめて。次回絵本の会は4月21日(土曜日)AM10:30から11:00です。

2018年

3月

25日

堀川真展始まりました!

寒い3月の日がやっと終わって桜も花開き始めた3月23日堀川真展が始まりました!北海道からはるばるやってきてくれた『あかいじどうしゃよんまるさん』(福音館書店刊)の絵本原画そして「よんまるさんの仲間たち」のすてきな絵、かわいい土人形、堀川さんのたくさんの著書が「飛ぶ魚」に並びました。古い小型のランクルの「よんまる」が廃車にならずに小さなトラックとして再生する絵本『あかいじどうしゃよんまるさん』は子どもたちに人気の乗り物の物語絵本です。自動車という無機質の乗り物に、心ある暖かみを感じさせてくれる丁寧で魅力のある絵が並びました。男の子二人のお父さんでもある堀川家の二人に翻弄される日々を描いた育児漫画『たぶん、なんとかなるでしょう』(福音館書店刊)も、育児まっただ中のパパママを励ましてくれる本もご用意しました。久しぶりの飛ぶ魚オープン日、親子連れの方たちやご夫婦や堀川さんの本を早くゲットしたい!と訪れて下さったかたたちがいてうれしいはじまりでした。堀川真さんのトークと簡単なおもちゃ作りのワークショップを3月30日(金)PM2:00~4:00に行います。(会費1000円お茶菓子つき)お申し込みはこちらへ。

tobusakana7702@gmail.com

 

2018年

2月

16日

織茂恭子展きのう、きょう

 昨日は、『飛ぶ魚』で、今年出版される予定の『わにわにのバースデイブック』の編集作業が行われました。作者の小風さちさん、画家の山口マオさん、福音館書店の編集を担当している方の三人がお昼前に到着。「和っしょい」さんのパンでお昼をすませたあと、1ページずつ文と絵の詰めの作業をすること3時間。かなりシビアなやりとりの中、マオさんは絵筆片手にラフスケッチの完成をめざします。それから「わにわに」がイチゴのショートケーキをつくるのと同じように実際のケーキ作り。私などは電動泡立て器を使ってしまうのですが、そこはちゃんとした絵本づくり。マオさんはメレンゲの泡立て。頑張って泡立てたおかげで、ふわっと膨らんだスポンジのおいしいケーキができました。晩御飯に用意したカレーをみんなにたくさん食べてもらってデザートはもちろんショートケーキ。みなさん、遅くに東京までおかえり。ほんとうにご苦労様でした。楽しいバースデイブックができますように!編集責任のない気楽さで、楽しませてもらった、すてきな一日でした。

 きょうは昨日より寒いので、薪ストーブをたきましたが、途中で部屋が暖かくなってきました。初めて歩いてきて下さった方、子ども連れの方、画家のご夫婦が来てくださったとき、ちょうどあの羽生結弦の平昌オリンピックのフィギュアスケートの出場時間に。みんなで小さなIPADの画面で演技を見ました。すばらしかったですね!

夕方はご近所で文庫をしてる方が見えてお話。小田原湯河原の長い長い子どもの本をめぐる歴史の片鱗を知ることができました。ここに引っ越してきたときは、子どもの本に関わるすばらしい歴史をつくられた方々がいらっしゃることなど、露ほども知らず、真鶴半島の海で遊びたい、海を見下ろす山を歩きたい、ということで引っ越してきました。たまたま絵本の仕事を長いことしてきて、ここに絵本のギャラリーをひらいたことで、そういう方たちとお知り合いになれて、ほんとうにラッキーでした!子どもの本についての基本の考え方をきちっとふまえて、歩んでこられた方たちといっしょに子どもの本に今も関われることは思いがけない幸せです。

 きのう、きょうと画家の山口マオさん、森洋子さんが、織茂恭子さんの人形をとても気に入られて、手に入れてくださったのも、ほんとうにうれしいできごとでした。「これを励みにがんばります」と山口マオさんが「土塊」と題された人形をもっていわれていました。織茂さんの創作パワーが広がっていく――。

 織茂恭子展はあしたも開催します!

 

2018年

1月

21日

織茂恭子さんのトーク会おもしろかった!

1月20日(土曜日)の午後織茂恭子さんのトーク会がありました。いつも来て下さる方たちに加えて、織茂さんの桑沢デザイン時代のお友達、ロシア関連書籍のかつての出版社「ナウカ」時代の同僚の方たちも遠方からきてくださり、盛況でした。

 まず原画展の絵本『かわをむきかけたサトモちゃん』(アリス館)について、作者のえぐちよしこさん、編集の岩井真木さんと織茂恭子さんの三人のお話をうかがいました。えぐちさんと岩井さんは作家の小沢正さんの教室でごいっしょで、岩井さんはそこでのえぐちさんの作品に注目、えぐちさんは小沢さんが言われたひとことにヒントをえて、この絵本のお話を書かれたこと、そして岩井さんはこのお話を出版社にもちこみ、アリス館が出版することになり、えぐちさんも岩井さんも、小沢正さんの作品にたくさん絵をつけられていた織茂さんにぜひ絵を!とお願いしたいということで、岩井さんが依頼されたとのいきさつを話されました。織茂さんは小沢さんとのご縁だったこと、お話が小沢さんと重なるニュアンスがあって気に入ったこと、そしてご自分の畑でそだてている里芋が主人公なのでおもしろそう、ということで絵を引き受けられたそうです。

 それから、織茂さんの畑のお話になりました。織茂さんはだんなさまとふたりで、高崎にある畑に通って野菜を作られています。そこは300坪もある大きな畑ですが、初めは藪を開墾し、日照のため木を何本か切り、やっと畑にした土地。そこに通っていたある日、藪の向こうの真っ赤な夕焼けの空に飛ぶ者のシルエットをみる。それがキツネとの出会い。以来生き物を見たということで胸がたかなり、また畑へ行き藪の中にけものみちを見つけ、そこにキツネの気配を感じる。畑にいるとあちこちに生き物の気配を感じ向こうも人間の気配を感じていることがわかる。ほかにもトウモロコシをめぐる攻防戦に勝ったタヌキ、強いアナグマなども畑に来る。そのうち人になつく、おそらく捨てられた白いネコが来るようになり、織茂さんご夫婦はそのネコのことをつねに心にとめて暮らすことになる。藪の草をひっこぬくと、そこにはたくさんの虫がいるし、畑にくるチョウチョ、青虫、ミミズなどにも慣れ、愛情を感じるようになる。切った樹から水があふれだすのを見ると、樹の命を感じずにはいられない。でも樹を切らないと日照がたりず、作物がそだたない。そういう矛盾の中に身を置きながら、命がめぐっているということを実感する。最近虫やミツバチがすくなくなってきた。何かがかわってきている。畑で命のめぐり実感していると意識しないのに、自然にそれぞれが面白いもの、愛するものにかわっていく。命のめぐりがすくなくなったら、人間はどうすればいいのか。白いネコはだんだんおなかが大きくなって、かわいい子猫を二匹うみ、織茂さんたちは白いネコにつくった小屋をまた大きくしたそうです。(もちろん避妊手術も)

 ひとつひとつの出来事を細かく目に見えるように語られる、語りかける、織茂さんのお話は私たちもほんとに畑にいて織茂さんたちが見たものを見ているような気持ちにさせてくれました。

 『かわをむきかけたサトモちゃん』の絵がこんなに生き生きをしているのは、そういう畑の作物への愛情が自然と織茂さんの絵にもあらわれるからなのでしょう。

 参加くださった方へのおみやげ、湯河原作業所「たんぽぽ」特製クッキーを見て、みなさん感嘆の声をあげられ、また原画のほかに会場いっぱいにあるすばらしい立体作品、切り紙の作品などをごらんになり、サインをいただいて、コーヒーやお茶をのまれてトーク会は終わりました。

 夕刻からは織茂さん、えぐちさん、岩井さんのお三人を囲んで、夕食会。安江リエさんが東京から作って持ってきてくださったミカンスープ、やあれこれのお料理、ワインで絵本作りについてのお話にまた花が咲きました。

 日常からちょっと離れたこんな時間は心身を解き放って、自由な気持ちを運んでくれます。今週の金土も織茂恭子展をいたします。「飛ぶ魚」ですばらしい原画と作品にふれていただけたらうれしいです。

 

 

 

 

2018年

1月

18日

明日19日から織茂恭子展はじまります!

 冬ってこんなに寒かったっけ、と思うこのごろですが、「飛ぶ魚」は薪ストーブをたいてあたたかくして、みなさまをお待ちしています。あしたからいよいよオープン、「織茂恭子展」です。絵本『かわをむきかけたサトモちゃん』の絵本の原画、そして、畑の人の人形、猫の切り紙の絵、レリーフの作品、などさまざまな織茂さんの表現されたものがならんだ多彩な展示で、わくわく楽しい展覧会になっています。

 1月20日(土)午後2時からは織茂恭子さんのトークがあります。展示絵本の作家のえぐちよしこさん、編集の方もおみえで、この魅力的な絵本がどうして生まれたか、お話いただいたあと、織茂恭子さんのトークです。畑で野菜をつくっている織茂さんが日々考え感じていらっしゃることを存分にお話いただけると思います。

織茂さんのたくさんの絵本も会場いっぱいに並んでいます。まだご存じない絵本も在ると思いますので、どうぞごらんになってください。本のサイン会、茶話会もあります。(当日の会費1000円)なお、湯河原地域作業所「たんぽぽ」さんがつくってくださったオリジナル『サトモちゃんクッキ-』をトーク会ご参加のかたにはさしあげます。トーク会お申し込みは,tobusakanna7702@gmail.com または0465-46-7702まで。

 

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2018年

1月

14日

楽しくおいしかった絵本の会

展覧会より一足早く『飛ぶ魚絵本の会』が13日土曜日にありました。昔話、物語、手品(!)、雪の写真絵本を楽しんだ最後は『おもち』という絵本。「わにわにかるた」で遊んだ後は、「あんこもち」「きなこもち」「のりもち」を薪ストーブの上でやいてたべました。時間に余裕のあるかたはバターチキンカレーとパイナップルとにんじんのサラダなどのランチ、リンゴケーキと飲み物のデザートを召し上がり、親たちはゆっくりおはなし、子どもたちはギャラリーと庭でかけまわってあそんでいました。おとうさんもお二人いらしたので、とっくみあいの元気な遊びもできて子どもたちは寒さをものともしないで、息をはずませていました。すてきな冬の一日でした。

2018年

1月

08日

明けましておめでとうございます

晴天にめぐまれたイタリアの10日間の旅を終えて、時差で午後眠くなりながら、なんとかおせちをつくり、お掃除をしました。年末年始孫たち子どもたちが訪ねてくれて、おせちも全部なくなりました。今年はどんな一年になることでしょう。イタリアのちいさな村の人たちのように多くを望まず、大事だとおもうことを今までどおり楽しんで続けていきたいとおもいます。そしてそういう自由を脅かす動きにたいしてはいつもきをつけていなくては、と思っています。さて、今年は少しおそく19日(金)のオープンになります。またたのしく絵本を、その原画を、そしておいしいものをみなさまといっしょに楽しめたらうれしくおもいます。どうぞお気軽にいらしてください。

2018年1月13日(土)は「飛ぶ魚絵本の会」をします。3歳~小学生の子どもたちといっしょに冬の絵本をたのしんで、薪ストープでおもちを焼いてあんこやきなこやのりでたべたりして楽しめたらいいなあ、と思っています。ぜひご参加ください。(絵本の会は参加無料。お楽しみタイムは実費一家族100円)

次回の展示は2018年1月19日(金)より「織茂恭子展」です。

1月20日(土)午後2時より作者トーク会、茶話会、サイン会があります。 

どうぞご参加ください(会費1000円)。夕方からは織茂恭子さんを囲んでの夕食会があります。(会費1500円・2000円) 

    

2018年

1月

08日

もう一つの小さな村、カスペリア

コンティリアーノ滞在中、近くのカスペリアに日本語が堪能なジェームスさんというカナダ人が住んでいるので、あってみますか、と朋子さんがすすめてくださったので、おたずねしました。お会いしたとたん、流ちょうな日本語で、ローマ帝国の歴史から、サビーナ地方についての説明をずうっとしてくださり、丹の運転で、ファルファという修道院をたずねました。そこの門前町には3世代つづいているという織物、布のお店があって、3代目の娘さんが布を織って見せてくれました。近くには修道会の品々を集めたこぎれいなお店もあって、ろうそくやジャムやお酒や、すてきなものがたくさんありました。また、世界一古いというオリーブの樹にも案内してくれました。その木に手をかざすと白い斑点が手のひらにでる。木の気をそのようにして受けて、体に木の力をいただく。ジェームスさんにいわれて、私たちもそのようにして、最古のオリーブの樹から力をもらいました。それからジェームスさんがうれしそうに連れて行ってくださったのは地元の食材をつかったおいしい食堂。隣の牧場には羊がたくさんいたけど。チーズもサラミもみんな自家製。ブロッコリーのパスタはうどんみたいな太い麺にブロッコリーとベーコンがからまっていてほんとうにおいしかった!イタリア料理のこういう素朴なおいしさがあまり知られていなくて残念とジェームスさん。何度かカスペリアを訪れるうちにほんとに気に入ってしまって、パートナーの男性と、もうひとりの女性と、年取った猫と暮らしているそう。そこでのおいしい暮らしがほんとに楽しそうでした。

 そろそろイタリアの町が恋しくなって、最後の2日はローマへ。行きたかったナヴォーナ広場で、クリスマスマーケットを見たり、ラファエロの『巫女』の絵に再会したり、教会のコンサートを楽しんで、帰国しました。ずっとお天気で、ローマ以外では日本人の旅人と会うこともない、静かで、充実した、旅でした。

2018年

1月

07日

もうひとつの小さな村

リエッティ郊外のコンティリアーノにあるB&B、朋子さんが予約して下さった「イルジラソレ」。すばらしいところでした!なんといってもここのご夫妻のあたたかいこと。バスタブまでついたお部屋で、シーズンオフとはいえ信じられないほどリーゾナブル。着いたその日の夜、ライトアップされたコンティリアーノの旧市街を案内してくださっただんなさまのフェリーチェさん。そこの古くて静かなたたずまい、夜景の上には満点の星。こんなところに今居るなんて!心がふるえるほど感動しました。またフェリーチェさんは近郊のフランチェスカがたずねた村々を車で案内してくれました。こちらに来て丹が何回か移動にレンタカーを運転してくれたのですが、とにかくイタリアの道はこわくて、ナビを見ながらふるえていた私はほんとにうれしかったです。フランチェスコが訪ねたところはどこも丘の上の小さな村で、そこの岩のすきまに木の十字架があり、フランチェスコがそこの岩のあいだで休んでいたということでした。クリスマスにフランチェスコが村人と動物たちと、キリスト生誕の場面を再現したという、今のプレゼピオ発祥の地、グレッジョという村の修道院には、2016年法王フランチェスコがおしのびで訪ねられたときの写真が1枚飾られていました。小さくて静謐な村。みんながフランチェスコを大好きな村。フランチェスコのあいさつのことばが刻まれていました。「こんにちは、いいひとたち」それを見せながらフェリーチェさんがやさしい笑顔でにっこりされました。

2018年

1月

07日

サビーナ地方のリエッティへ

リエッティでは朋子さんが迎えてくれました。もうここに住まわれて7年。この聖フランチェスコが訪ねたサビーナ地方のすばらしさを知ってほしいと、とてもわかりやすくいろいろ教えて下さいました。水の豊かなこの地方は透明な水をたたえた川がたくさん流れていました。かわいくておいしいレストランでお昼。クリスマスにはレンズ豆を食べるそうです。日本の黒豆といっしょです。聖フランチェスコがすごしたフォレスタ修道院にも連れて行っていただきました。木々にかこまれた静かな修道院。フランチェスコが来たとき、村人たちがおしよせて、そこにあったぶとうをつまんでたべてしまった。これではワインが作れないと困り果てたとき、フランチェスコが残りのわずかなぶどうでみんなにゆきわたるくらいたくさんワインをつくった、という奇跡の物語が伝えられている、とブドウ畑を指さして修道僧が説明してくれました。

2018年

1月

07日

ティボリ、フラスカーティの町

ティボリで湯河原にゆかりのあるリッカルドさんにお会いしてから、在ティボリ17年という恭子さんに彼女が好きなフラスカーティの町に連れて行っていただきました。可愛い町で折しもクリスマスマーケットが建ち並び楽しいものがいっぱい。もう大きくなった二人のお子さんのお母さんで、おだやかな恭子さんのたいへんな17年のお話が心に残りました。おそろしいイタリアの車道をぐいぐい運転されるたのもしいすてきな方でした。ロベルトさんご一家と、恭子さんにお会いできてティボリという町がぐんと身近になりました。

2018年

1月

07日

12月にイタリアに行きました。

ティボリ市。近くのマルチェリーナにお住まいのロベルトさんのご案内で世界遺産のVilla Adrianaをたずねました。広大なローマ遺産。ハドリアヌス帝の別荘。『テルマエロマエ』に出てくるお風呂のあとも。1900年の歳月ってなんだろう、ここでみんなお風呂に入ったりしていたんだ。皇帝が不機嫌なときにこもる住居あとも。人は不機嫌なときこもる場所が必要、とロベルトさんと笑う。朝のさわやかな空気の中、のびのびと時空の広がりを感じたとき。もう一つの世界遺産Villa d'Este は16世紀のエステ家の別荘。ふんだんに水をながしてあちこちにみごとな噴水が配してある。圧巻は、とつぜん聞こえてきた噴水が奏でるオルガン音楽。フランツ・リストの「エステ荘の噴

水」が。おそめのお昼をロベルトさんのおうちで、かわいい子どもたちといただきました。『どっとこどうぶつえん』『たなのうえひこうじょう』(中村至男 福音館)をおみやげに。どちらもことばがないのでわかりやすい。リッカルドくんは興味津々。みんなで動物のあてっこをして遊びました。おくさんのバルバラさんが一番楽しそうでした。スキンシップのようすかしら。イタリアの家族はおいしいにおいがします。

2017年

11月

27日

大槻あかね展終わりました。

2017年

11月

23日

もう最後の週になりました。

先週は三日間ともお天気で、「飛ぶ魚」にいる大槻あかねさんの「針金の人」も気持ちよさそうに風に吹かれていました。立ち寄られた方たちも、『あ』の発想にひきつけられ、『あ あ』の世界を楽しんでいかれました。

そしていよいよ最後の週のきょう、祝日ということもあり、「湯河原真鶴アート散歩」のパンフ片手にそれはたくさんの方が『あ あ』の展示を楽しんでいかれました。午前中雨降りだったためテラス席は使えず、ランチタイムはカフェはいっぱいになってしまいました。召し上がれなかった方ごめんなさい。みなさん展示のユニークさを楽しまれて、お隣の「Ki-nari」さんの木工も楽しみにされているようでした。こういう『湯河原真鶴アート散歩』の機会があって、ふだん見てもらえなかった方々にも、大槻さんの作品に触れていただけてほんとうによかったと思います。今日来てくれた、5歳の女の子も「ごろごろしたい」となんども大きな鉛筆にねっころがったり、大きな角砂糖の上にのったり。今回の展示、いや、今回の絵本の針金の人の気持ちに、じつに子どもたちが体でフィットするのを見るのは、私にとってもすばらしい体験でした。絵本の中の真実を現場で見るだいご味はたまりません。展示はあと二日どうぞお見逃しなく。ランチは予約していただけると助かります!

 

2017年

11月

08日

大槻あかねさん充実のトーク会

気持ちよく晴れた11月4日(土)大槻あかねさんのトーク会がありました。あかねさんが用意されたプリントを見ながら、会場いっぱいのみなさんは小さい声ながら凜々しく話されるあかねさんのことばに頭と心を全開にして聞き入りました。

用意されたプリントからいくつかのことばを抜粋してご紹介します。

(絵本『あ』『あ あ』の主人公、針金の人、について)

「針金の人」には名前はありません(~)

針金の人は「『存在』の象徴」であり、キャラクター性とは対局にあります

「そこに在ること」「何かに出会い、それゆえの振る舞い」それを描くための「なんでもないものの象徴」です

ゆえに顔も無く、最小限な要素で成り立ち、でも「そこに居る」ように感じられる

何物でもない、だから何者にもなれる、そういう存在です

(~)

わたしはいつも、物とじっと向き合い、その物の発する声をうかがう、ということをします

(それは自分を宙に浮かぶ一点とすると、全方向からうったえかけてくる可能性へと

感覚を開く状態)

すると「その物が何者か」という以前の、「その物であるがゆえの在り方」へと焦点が導かれるのです

 

そしてその向こうには「その『物』をつくった、必要だった、人間」という生命の

脈々と続いてきた永い”とき”を感じられ、どこか尊い気持ちにもなり、

また、人間がいじらしくも感じられてくるのです

(~)

                               

『あ』では針金の人が「物と読者のあいだの媒介者」でしたが

『あ あ』では「物」が「針金の人と針金の人の出会い」の媒介者となっています

                              (大槻あかね)

このような基本のスタンスの中で創作される気持ちのもとには、大切ないただいたことばへのことばではない表現でのお返事、こころにひそんでいる好きな歌のことば、春琴抄の舞台など、が具体的な表現に関わっているということなど、わかりやすい動作もまじえながら伝えて下さいました。

みなさんは針金の人がポリ袋のパラシュートにつかまって風に揺れている下で、こころの興奮を抱きながらききいっておられました。

 

わたしが聞きながら思い出していたのは、本田和子さんという方の子ども文化論の一節でした。

「遊びは、ただその内在的な目的によってのみ規定され、他の目的設定によって導かれることの無い唯一の自己完結的行為である。それゆえに、そこでは、時間は『引き裂かれる物、ながれゆくもの』という性格を失う。人は遊びにおいてはじめて、現在に滞在し、永遠に手をさしのべる機会をもつのである。」

「創造する詩人の想いは深く純粋であるために詩人自らも気づかぬまま、幼い時代の夢想を再び見いだしているのである。そしてこれは、『大人とよばれる人』の内に、『人の原型としての子ども』が潜んでいることのあかしである」

(以上ホイジンガー『ホモ・ルーデンス』およびバシュラール『大地と意志の夢想』より)

 

 

2017年

11月

03日

大槻あかね展はじまりました!

この地域では最高の季節、寒くもなく暑くもなく、蚊もいなくなり、空気が澄んで、みかんがオレンジ色に輝き、海や空の色が透き通ってくる、11月。「飛ぶ魚」では「大槻あかね展」がはじまりました。そして「湯河原真鶴アート散歩」もはじまりました。

「大槻あかね展」では、新作の絵本『あ あ』から出てきた主人公の「針金のひと」があちこちで、いろんなことをしています。子どもたちは「あ、ここにもいた」「ここにも」と見つけて喜んでいます。この「針金のひと」は角砂糖を積み重ねて登ったり、ぷちぷちのうえをあるいたり、物との出会いに興味津々。体中で遊びます。するともう一人、おなじように遊んでいるひとと出会います。出会いの瞬間の重なりは、新しい喜びを生み、ふたりはポリ袋のパラシュートにぶらさがって空に飛翔します。その微妙の出会いの動きが「飛ぶ魚」の展示で実物で見ることが出来ます。絵本を実物で見る楽しさがいっぱいの展示です。小さいものたちなので触ることはできないのですが、大きな砂糖と大きな色鉛筆を、大槻さんはそれこそ夜なべをして制作してくださいました!

きのうもきょうも、そこで体中で遊ぶ子どもたちのうれしそうな声がきこえていました。いよいよあしたは大槻あかねさんのトーク会、午後2時からです。トークがあるためギャラリーカフェはお休みさせていただきます。

 

 

 

 

 

 

 

2017年

10月

13日

さとうあや展終わりました。

来て下さった方たちが新鮮な風を「飛ぶ魚」に運んでくれた「さとうあや展」はきょうでおしまいです。先週、今週とたくさんの親子連れが楽しんでいかれました。さとうあやさんのご友人も遠くからいらしてくださったり、「飛ぶ魚」の入り口の魚や屋根の風見魚を作ってくださった鉄の彫刻家、中里絵櫓州さんもあらわれてくださいました。絵本を書かれていた詩人の息子さんもふらっとみえていろんな話をしてくださったり、ネコが好きな母娘が絵を見にいらしたり、遠方からあやさんの絵をもとめにいらしてくださったり。編集の元同僚も親子連れでみえて、あやさんは天才、と意気投合しました。つつましく一生懸命でいながら、現実につきすぎることなく、ふわっと絵で物語をたのしめてしまう資質は貴重なものです。「かわいい絵ね」などということばで終わってしまう見方もあってとても残念におもうこともあります。エキセントリックなところはどこにもないのに、絵にあらわれているセンスとやわらかな感性は生来のもの。とりわけ子どもの本の根本にかかわる豊かさを感じます。

この小さな町で、子どもたちが安心して豊かに大きくなっていけるかどうか、そのことから目をそらすことなく、暮らしていきたい。私的な利権などでもし小さな町が動くことがあれば、それがあちこちで行われるのであれば、その積み重ねは国のあり方を決める。そしてそれは戦争への道をつくる。今私たちに見えにくくされている確かな戦争への道。見えにくいものを見る努力、守りたいものを豊かに守る力を、それぞれが蓄えたい。もうすぐ湯河原真鶴アート散歩もはじまります。

2017年

10月

01日

子どもたちがいっぱいの週末

 この週末は気持ちよく晴れて、いい秋のはじまりの日々でした。さとうあやさんの絵を見に遠方からたくさんの方たちが来て下さいました。また土曜日は「飛ぶ魚絵本の会」でした。展示中の絵本『ぴりかちゃんのクッキー』をみんなで読んでから、『シロナガスクジラより大きいものっているの?』(評論社)『よあけ』(福音館)『3びきのくま』(福音館)『14ひきのおつきみ』(童心社)と、科学の絵本、昔話、行事の絵本などたっぷりの絵本タイム。「おてだまかぞえうた」にみんなおおのり。そのあとは白玉団子をつくってあんこときなこで食べました。みんなはじめは丸形だったのが、だんだんとハート型、かたつむり型、ゆきだるま型といろいろ登場。もうおなかいっぱい、楽しみました。

 夕方まで、あっちこっちで子どもたちのあそぶ声が聞こえて、『飛ぶ魚』喜んでる、という日でした。午後おそく、さとうあやさんがいらして、新たにあのすてきなサインを黙々とかいていってくださいました。東京からきてくださったご家族、藤野からきてくださった方たちと夕暮れのテラスを楽しみました。おみやげの二宮のパンがあんまりおいしそうだったので、白ワインで大人タイムの夕方になりました。

2017年

9月

22日

さわやかな秋の気配が

今日はときどき小雨がぱらつきましたが、おおむねさわやかな気持ちのいい日でした。「さとうあや展」で展示中の『ぴりかちゃん』のできたての絵本が届きました!予約されていた方はあした23日(土)さとうあやさんがいらしてサインをしてくださいますのでおあずかりしておきます。朝からいいにおいと思ったら、庭のキンモクセイが咲いていました。お友だちと来て下さった方たちがゆっくろランチをめしあがったり、コーヒーを飲んで、秋のひとときをゆっくりと過ごして行かれました。あした、遠くからたくさんおいでになるので、雨やんでくれるといいな。

2017年

9月

11日

クッキーとアコーディオン絵本

左上はたんぽぽ作業所さん製オリジナルぴりかちゃんクッキーです。ほんとにかわいくて感激。クッキーでつくるのたいへんだったろうなあ。これは9日のトーク会のおみやげ。さとうあやさんの小品、みんなほしくなります。アコーディオン絵本はこんな感じでした! 夕食会も楽しかったです。「ケイゾウさんは四月がきらいです」の作者市川宣子さん、「わにわに」の小風さちさん、「トマトさん」の田中清代さん、「100かいだてのいえ」の岩井俊雄さんたちが、さとうあや展だということでかけつけてくださいました!

さとうあやさんの絵、物語といっしょに見ると、なんという表現力!と感嘆します。ただかわいいだけではない、物語る絵なのです。

2018年

8月

09日

国際色豊かな『飛ぶ魚』でした。

 先週は国際交流で湯河原に来ている人たちがたくさんみえて、国際色ゆたかな『飛ぶ魚」でした。インドネシア、台湾、タイの人たちも森洋子さんの絵や絵本をみて、また自分の国の絵本も興味深そうにみていきました。彼らに絵本を読んであげるのも楽しかったです。

 偶然、イタリア人と日本人のご夫妻もランチにいらして、きれいなくまちゃんにお給仕してもらってうれしそうにしてらっしゃいました。

 そのあと、森洋子さんご夫妻が来て下さいました。くまちゃんと絵かきさん志望のしんちゃんは、森さんの展示されている絵が大好き。これがほしい、でも買えないなどと胸にてをあてて見ていました。ご本人がきてくださって、大喜び。森さんの画集『月の明るい真夜中に』にサインをしていただいた上、しんちゃんは、自分の絵をみてもらって、アドバイスまでいただいて天にも昇る心地のようすでした。ああ、あの絵にあの笑顔、人と作品がおんなじ、といつものちょっと夢見るような目をしていっていました。

 ブルガリアの絵描きさん、中国のふたり、友だちとその孫のみんなで森さんご夫妻をまじえてのトランプ大会。ことばの壁なしに遊べておおいに盛り上がりました。

 魚釣りコーナーは人気で、留学生たちも、遊びに来た子どもたちも夢中。ひとりの男の子は3回もぜんぶ釣れたので、特別賞にどうぶつパンをもらいました。

 あしたはギャラリーオープンの日。留学生たちはもう帰ってしまったけど、だれがきてくれるかな。あしたのランチはキーマカレーとスペインオムレツの予定です。

 

2018年

8月

09日

湯河原国際交流で中国人の女の子が来ました。

 今年の夏は7月30日から8月6日まで『湯河原国際交流』のホームステイ受け入れをしました。うちは中国人のくまちゃんが来てくれてそれは楽しい一週間でした。仲良しのしんちゃん(前髪をたらしてる方)はお友達のうちにステイしていたので、よく2家族で出かけたり遊んだりしました。くまちゃんは東洋史の北魏の歴史を研究。日本の大学院に行くために日本語学校で学んでいます。しんちゃんは日本で絵の勉強をしたいと、美術大学をめざしています。

 ふたりとも明るくて、くまちゃんはおもしろいことを見つけてはよく笑って、家族のこと、自分のことなども楽しそうに話してくれて、私たちも大いに楽しみました。美術、歴史好きのふたりと、MOA美術館や箱根の岡田美術館へいきました。ふたりがとてもていねいに中国の陶器や風景を説明してくれるので、おもしろかったです。景徳鎮窯の1000年にわたる陶器の数々もすばらしかったです。

 もちつき、流しそうめん、バーベキュー、ユースサミットなどたくさんの行事も用意されていました。なんといっても湯河原最大の夏祭り、やっさ祭りにみんなかわいい浴衣を着て参加して踊って、なんと参加団体の中で最高賞ももらいました。33年間ではじめての快挙だったそうです。

 自分の国の料理も持ち寄ってのパーティーもあり、うちでのバーベキューもあり、花火を見たり、ジャズをきいたり、海で泳いでお魚をみたり、盛りだくさんの一週間でした。ふたりとも元気で、勉強がんばって、また遊びに来てね!

2018年

8月

09日

ブルーベリーのジャム、ショウガシロップ

庭のブルーベリーがたくさんとれたので、ジャムをたくさんつくりました。かわいい甘酸っぱい実を、こうやって保存して、長いことたのしめるなんてすてき。あんまり暑いので夏ばて対策にショウガシロップもつくりました。暑いとき、炭酸で割ってシュワーって飲んでも、お湯で割って飲んでも、元気が出ます。

森洋子さんが作って下さったおめんたち、絵本のとおりの順番でならんでいます。夜店の金魚釣りも子どもたちの人気者。これも今回の展覧会のために森さんがつくってくれました。お魚はお弁当用のお醤油入れを、きれいに塗って、目もついてつくられてます。たくさん釣った子どもはちっちゃなお菓子がもらえます。

2018年

7月

26日

暑かった!楽しかった!

先週の30度を超える猛暑の日々、「飛ぶ魚」はとてもにぎやか。金曜日にはご近所のいつも来てくださる方たち、紙の彫刻家ご夫妻、出版社の編集の方、そして伊豆高原から、森洋子さんをわたしに紹介してくださったアルキニスト(もと美大の教授)のご夫妻、森さんの旦那様の友田さんなどが来てくださり、おちついて、みなさん、森さんの絵をごらんになり、感嘆しておられました。

そして土曜日、子どもたちが毎年楽しみにしている「飛ぶ魚絵本の会」の「流しそうめん」の日。いつものように展示中の絵本『おまつり』をよみ、夏の絵本を数冊よみ、「そーめんや そーめんや」の手遊びをして、いよいよ「流しそーめん」¡

今年もミニトマト、缶詰のみかん、えだまめの三色をソーメンと一緒に流し...

やっぱりみんな枝豆をはしでとるのに一苦労。そのぶん大人気でした。

暑い日なので、飲み水をたくさん用意しての、流しソーメン、でもみんなのうれしそうなこと。来年もスタッフの大人たちみんなでがんばろうっと。ふたりのお父さんたちも大活躍でした。

なすのキーマカレーとキッシュのランチのあとは、残った子どもたちはまたおおさわぎ。すっかりお友達になった年齢の違う女の子たちは「あと五分だけでいいから遊びたいの」といいながらみんなで「オムライス」つくりごっこなどをして遊んでいました。

今週も暑いですね!

私は日、月と富山に出張。そちらの保育士さんの研修会でお話をさせていただきました。準備はこの二日の前になんとか仕上げたのですが、たくさんの方がおあつまりいただいた会で、絵本がどんなに楽しくどんなに記憶に残るものかをお伝えしたのですが、ちゃんと伝えることができたか不安です。おみやげにいただいたおいしい押し寿司を帰ってから夜ご飯でいただいてほっと一息つきました。

その翌日は保育園に行っての絵本の読み聞かせ。『めっきらもっきらどおんどん』の大型絵本をげんきよく読んで、子どもたちも聞き入ってくれて、暑さもふきとびました。

2018年

7月

17日

盛り上がった、楽しかった『お面作り』

7月14日(土)は展示のお祭りのおめんにちなんで、森洋子さんのワークショップ「おしゃべりお面カードづくり」の日。はじまりは森洋子さんへの質問コーナー。質問に答えて「小さい頃の(昭和の)暮らしへの記憶があるからこういう絵をかいていて、そうでない絵はかけないかもしれない」「だいじだな、と思うところに赤い色を入れている」「夫と40代の子どもがいる。家事や育児をよくやったということんはなかったかな」などと、ことばすくなに笑顔でかたってくださいました。そのあとご自分の歌の伴奏入りで、切り紙芸を披露してくださいました!赤ちゃん、少女、おばあさんの姿があっというまに生まれてみんな唖然!小さい頃から落語につれていってもらい、余興の切り紙に憧れていたと話されていました。

 それからおしゃべりお面づくり。森さんがぜんぶ材料をおうちから用意してもってきてくださり、わかりやすい説明のもとに、それぞれのお面をつくりました。はじめは「こんなはずじゃなかった」などとぼやきながら、そのうち大小のシールをどんどん貼って顔が変わっていくのがおもしろくなり、「わ、おしゃれになった」「ゆかいな顔になってきた」と夢中に。時間が来ましたよ、と森さんに腕時計を見せていただいた、進行係の私も「あ、そうですか」といいつつおもしろくてやめられないでいて、森さん、あきれられたことでしょう。そのあとは全員が自分のぱくぱくお面になまえと一言のおしゃぺりをさせて一巡。まあ、おひとりおひとり、歌手もいれば不思議な生物もいればかわいい孫の顔もあれば、それぞれにおもしろく楽しいお面ができました!ちなみに翌日遊びに来た4歳の孫は、私の丹のつくった二つのお面に「おまえをたべちゃうぞ」「きゃあ」などとしゃべらせては、飽きることなく遊んでいました。お祭りの「釣り堀」にしろ、このお面にしろ、森さんの子どもの遊び心をキャッチするポイントはさすがです。

 猛暑の日々、まだ「森洋子展」ははじまったばかり。静かでいて躍動感のある絵本の原画や月明かりのもとでさまざまな思いで過ごす動物たちの絵をご覧になりたい方、どうぞゆっくりといらしてください。それから「さかなつり」をしたい子どもたち、絵本を読んでほしい子どもたちも、ぜひ連れてきてください。

 来週の21日土曜日10時半~11時「飛ぶ魚絵本の会」をします。森洋子さんの『おまつり』の絵本のほか、夏のたのしい絵本を、一緒に読んで、わらべ歌をうたって遊びましょう。そのあとの「おたのしみ会」は『流しそーめん』ですよ。じょうずにすくってたくさん食べてね。何が流れてくるかはおたのしみに。

2018年

7月

17日

待望の森洋子展始まりました!

7月13日(金)から「森洋子展」がオープン。絵本『おまつり』(福音館書店刊)のグレーと赤の精緻な鉛筆画の原画が飾られ、また動物たちの声なきことばが聞こえてくる大小のすばらしい絵が並びました。一つ一つの絵の世界に魅せられて、動けなくなることもしばしば。絵本の絵を立体にし彩色されたお面が並ぶコーナーもできました。そのそばには森さんがこの展覧会のためにつくってくださった屋台にあるお魚の釣り堀もあります。梅雨も明け暑い暑い日。うれしいことに初日から2歳前の子どもたちといっしょの親子4組が来てくれました。ギャラリーに入るなり、子どもたちは目線にある「さかなつり」へ。おかあさんといっしょにいっしょうけんめいおさかなをつっていました。いつもながら子どもたちのお世話で大忙しのお母さんたちですが、ランチを召し上がりながら、楽しそうにすごしていかれました。森さんの絵が大好きというご夫妻も真鶴から来てくれて、ゆっくり絵をみて、お茶をされていかれました。いよいよ明日は森洋子さんにより「ショートトークとワークショップ」の日です!今回も湯河原のたんぽぽ作業所の方たちによるオリジナル「お面クッキー」もできて、わくわくの初日でした。 

 

2018年

6月

24日

素晴らしかった展覧会、おしまいです。

毎週金曜日、土曜日といらした方たちから感嘆の声がきこえた「おかいみほと仲間たち展」は終わりました。めったに実物を見ることが関東のほうではむずかしいおかいさんの作品をひとめ見たいとかけつけてくださった方たちもいらっしゃいました。イタリアが好きな方もイタリアの香りいっぱいのおかいさんの作品に囲まれてうれしそう。心躍る作品と出会って、お天気の日はテラスでゆっくりランチやティータイムを楽しめて、幸せ!といってくださるとこちらもしあわせになることができました。あじさいのきれいなこの季節、満たされた気持ちで過ごすことができて、おかいみほさん、そしてお仲間のみなさまに感謝の気持ちでいっぱいです。いつものことながら、おかいさんの作品

がいなくなってしまうのはほんとうにさびしいです。また会いたい、あのちょっと不思議なかわいい人たち、すましたすてきな人たち、ゆかいな猫たち。

 次回は7月13日(金)より森洋子展です。おたのしみに。

2018年

6月

06日

楽しかった「飛ぶ魚絵本の会」

6月2日(土)の朝は10:30から「飛ぶ魚絵本の会」でした。この日は年齢の大きな子どもたちがたくさん集まって、絵本を楽しみました。原画を展示中のおかいみほさんの『きりんいす』『ハバラさんのほし』そして『ひなたぼっこいし』『わたしがおひさまだったら』(以上福音館書店刊)を読んで、わらべ歌(ほたる)をうたいました。みんなどの絵本も身をのりだして、目を輝かせて聞いていました。『ハバラさんのほし』は粘土を貼り付けたような版立体の原画でその味わいを目の当たりにできて、絵本といっしょに楽しめました。

アイスクリーム作りのあいまにみんなでわらべ歌の手遊び。おかあさんもいっしょに、のりのりでした。このようなほんの合間の時間になんの道具もなしに、さっと楽しめるわらべ歌っていいなと改めておもいました。とにかく子どもたちがすうっと集中してくれて。

できたアイスクリーム、クッキーにのせて食べたら、つめたくってほんと、おいしかったー!

お天気もよかったので、お昼を食べていった親子は、また元気にひと遊びしていました。

午後から夕方には、おかいさんの作品をぜひ見たいという方たちがたくさんみえて、こんどは大人の人たちでにぎわいました。東京から来て下さった方たち、幼稚園の先生、絵や立体の作品が好きな方たち、いろいろなお話で夜まで盛り上がった土曜日でした。

2018年

5月

28日

6月2日(土)は飛ぶ魚絵本の会

こんどの土曜日6月2日(土)AM10:30~11:00「飛ぶ魚絵本の会」をいたします。絵本の好きな子どもたちどなたでも気楽においでください。夏前の絵本を4冊とわらべ歌をみんなで楽しみたいとおもいます。そのあとちょっと「おたのしみタイム」で「アイスクリームをつくって食べよう」(実費100円)をします。(この前は写真のようにみんなでよく飛ぶ紙飛行機をつくって遊びました。)お申し込みはtobusakana7702@gmail.com

または0465-46-7702へ。

午後もゆっくりされたい方はランチ(1000円)のご用意もあります。

 

 

 

 

2018年

5月

27日

さわやかな5月の日々

第2週目はまたまたさわやかに晴れて、前の週のトーク会にいらした方がお友達といっしょにまた来て下さったり、真鶴の陶芸家の方がご友人といらしてくださり、また陶板で作品をつくられている方など、トーク会に来れず残念と言われながら、興味をもって作品や絵本を見て行かれました。「飛ぶ魚絵本の会」のスタッフの集まりもあり、おかいさんの「きりんいす」「ハバラさんのほし」(福音館)をおもしろいね、と読んだり、それぞれが持ち寄った絵本を読み合ったり、わらべ歌を練習したり、楽しみました。ジューンベリーの赤い実もなり、前に収穫した夏みかんもあったので、梅酒、梅シロップ、マーマレード、ジューンベリージャムをつくっておいしい実たちを保存食にしました。ほんとうに今はいい季節です。

2018年

5月

27日

充実のおかいみほさんのトーク会

5月19日(土)はおかいみほさんのトーク会。心配された天気の崩れもなく、たくさんの方々が遠方からもお集まり下さいました。おかいさんは映像といっしょに、27年感暮らされているイタリア北部の陶芸の町ファエンツアのようすを興味深く話して下さいました。だんなさまの陶芸家、マエストロと今も呼ぶ方と山を買い、土を開発し、独自の釉薬を使って今の表現に至ったこと、土の塊から造形し、あとから接着はしないこと、陶で何かを作り出すのは、ご自分にとって「あさめしまえ」。すらすらと手が動きできてしまう、といわれました。会場からの「どこから発想が生まれるか」という問いには「天からのおりてくるものを待つこと」と答えられていました。自分には陶で何かをつくることが向いていた、と。

また、ファエンツアの町の景観を保つための人々の努力についても具体的に話して下さいました。出窓に冷房の室外機をつけたら、取り外すように言われ、今も冷房なし。人の目と手が保ってきた景観の中で生まれ、暮らす人たちの中には確実に美意識がはぐくまれていると感じられると。

そのあとの茶話会ではいつもの「湯河原たんぽぽ作業所」のみなさんが作って下さったオリジナル「きりんいすクッキー」を手にすばらしい作品をゆっくりごらんになって、飲み物を飲まれて行かれました。

夕方からは夕食会。大阪からはるばるいらしてくださったお仲間たちもごいっしょに、時間のある方はワインとテーブルいっぱいの手作りの食事を楽しまれました。そのあとお仲間の方たちが作りかけの絵本を見せて下さり、それについて感想を申し上げたのですが、最終的には作品は個人の深みからでてきて形をとるものなので、それぞれがおかいさんがいわれたように、天からおりてくるものを待つことが大事だと思います。そのためには絵本のような構成を必要とするものは、常に自分に意識的にしろ、無意識的にしろ、つくろうとするものを問いかけ続けることが大事だと思います。あとはこれを描いていると自分らしく居られる、みたいな感じも大切にしてほしいな、と思っています。

 

2018年

5月

27日

「おかいみほと仲間たち展」はじまりました!

5月18日より、イタリアのファエンツァ在住の陶芸家おかいみほさんとその4人のお仲間の展覧会がはじまりました! ギャラリーに飾られた絵本「きりんいす」(福音館書店)の静かで美しい絵の前にならぶちいさな音楽が聞こえてきそうな陶のオブジェたち。飾り付けがおわった『飛ぶ魚』のギャラリーはイタリアの香りいっぱいの、わくわくする空間になりました。

2018年

4月

29日

堀川真展 終わりました。楽しかった!

晴天に恵まれた「堀川真展」は終わりました。たくさんの親子づれに楽しんでもらった展覧会。堀川さんの暖かい子どもへの姿勢が、絵にも遊びにも現れていて、それがいっそう「飛ぶ魚」の場を居心地よくしてくれているように思いました。最後の日に堀川さんの育児漫画『たぶん、なんとかなるでしょう』(福音館書店)を手に1年ぶりに来てくれたNちゃん。着いてすぐ奥まで歩いて行って「飛ぶ魚ちいさくなった」と不思議そう。「飛ぶ魚は変わらないけど、Nちゃんが大きくなったんだね!」というと「ふーん」とまだ不思議そうでした。Nちゃんは『たぶん、なんとかなるでしょう』がおもしろくてたまらないらしく、ひとりで読んでは笑っていました。

昼間来た子どもたちも堀川さんの『あかいじどうしゃ よんまるさん』(福音館書店)を熱心に読んでいました。一度はわたしが読んであげたりもしました。

なんといっても子どもたちに人気があるのは堀川さんがワークショップで教えて下さった紙飛行機とその発射台。子どもたちのやったー!という笑顔を見て、おかあさんたちもうちに帰ったら、発射台つくってみる、とはりきってました。

金曜日は夕方しか来られない父子づれがいらしたので、ほかの二組の母子も合流、とつぜんの親子ワインの会になり、ワイン好きの私は子どもたちが飛行機を飛ばして喜ぶ姿を見ながらの楽しいひとときを過ごしました。お母さん、お父さんはじっとすわってはいられないけど、テーブルにもどってはお話をして、また子どもたちと遊ぶ、こういう過ごし方って楽しいな、とおもえたひとときでした。子どもの時間は短い。子どもといっしょに親が遊べる時間も短い。それはたからもののような時間!

「飛ぶ魚」は5月18日(金曜日)までお休み。19日(土曜日)PM2:00より展示の画家、おかいみおさんのトーク会(1000円)PM5:30より夕食会(2000円)があります。どうぞご参加ください。

 

2018年

4月

23日

飛ぶ魚絵本の会、紙ひこうきがいっぱい!

先週の21日土曜日は「飛ぶ魚絵本の会」。よく晴れた暖かい日の朝、1歳から3年生までの子どもたちがたくさん参加してくれて、元気な笑顔がいっぱいでした。新一年生もふたりいて、進級した子どもたちもいるので、小さな子どもたちから小学生まで楽しめるように幅広い年齢の絵本を読みました。みんなそれぞれのやり方で楽しんでくれているようでした。『とべ!ちいさいプロペラき』(小風さち文・山本忠敬絵・福音館書店刊)を読んだ後『かみひこうき』(小林実文・林明子絵・福音館書店刊)の紙飛行機の作り方を参考にみんなでつくりました。それに加えてすごいヒットは、展示中の絵本『あかいじどうしゃよんまるさん』の作者堀川真さんが、3月30日のワークショップで教えて下さった段ボールでつくる発射台!これで飛ばすと、あっと驚くほど勢いよく紙飛行機が飛ぶので、年長さん、小学生の子どもたちは目を輝かせて、おかあさんに見せに行っていました。ちいさい人たちは、折り紙を小さく切ってつなげるだけのひらひらや、切り込みを入れてくるくるまわるくるくるを、楽しんでました。

堀川さんのトークの日以来折り紙や工作の道具をだしておくと、子どもたちが夢中にやっていくので、ギャラリーにおいてあります。

ランチをめしあがった方たちは夕方まで、お母さん同士のおしゃべりを楽しまれていて、こんなふうに大人と子どもがわりあいかってに楽しんでいる「飛ぶ魚」の一日はいいなあ、と思いながら眺めていました。

2018年

4月

02日

楽しかった堀川真さんのトーク、ワークショップ

3月30日(金)よく晴れた日の午後、堀川真さんのトークとワークショップのイベントがありました。展示中の絵本『あかいじどうしゃよんまるさん』(福音館書店刊)

のお話ができあがるまでを映像を交えて丁寧に追って楽しく語って下さり、くつろいだ暖かい雰囲気がひろがりました。この絵本の主人公小型ランドクルーザー「よんまる」には約20年前に旭川に行ったとき、乗せていただいたことがあります。もう古い自動車でしたが、気持ちのいい北海道のひろびろした風景の中を風にふかれて、旭川から旭岳まで連れて行っていただいた爽快感は格別でした。その後堀川さんは長い時間をかけてこの古くなった愛車を主人公の絵本の構想を練られました。私はその編集担当だったのですが、お話ができるプロセスの中で、「この展開だと主人公は自動車でなくてはいけないのでしょうか」とか「これで自動車はしあわせなのでしょうか」と申し上げたらしく(今となってはよくおぼえていないのです)その結果、堀川さんは小型トラックになったよんまるをかっこいいなあ、と思った記憶に促されて、今のようにトラックになって再生する絵本となったと話されました。映像で今も南極にゴミ輸送用に持ち込まれた、トラックのよんまるが居る映像を見せてくれて、なんだか絵本のよんまるが今は南極で活躍しているように思えて、お話の続きを見たような思いでした。一冊の乗り物絵本が出来るとき、どんなに作者の愛情がそこに吹き込まれていくか、よくわかるお話でした。

そのあと、語り継がれること、について少し触れられて、おじいちゃんたちから生々しい戦争のときの体験を語られることと、ちょっと離れて観念的に戦争を語られることの、こちらの心に残る残り方の違いが気になっていると話されました。

最近サトクリフの『王のしるし』(岩波書店)を読んだのですが、ケルト地方の部族間の争いに王として担ぎ上げられたもと奴隷の男の戦いのようすを、ものすごい血の量でこれでもかと描いていて、はじめとまどいましたが、でもそこに高潔な魂がはぐくまれていく物語に心奪われました。何をどう表現して、人間の大事な在り方を伝えるか、その課題は今、とても重要と思います。

あとは紙とセロテープと洗濯ばさみでつくる、ものすごくよく飛ぶ、飛行機、ロケットづくり。かんたんにできるひらひらとまわりながら落ちてくる折り紙。その日はおとなの参加者がほとんどだったのですが、みんなで楽しんでつくって飛ばしてあそびました。おみやげは「たんぽぽ作業所」のみなさんがつくってくれた「オリジナルよんまるクッキー」でした!

夜の部は夕食会。堀川さんの長男11歳のさとくんが、自分の住んでいる北海道の吹雪

の中を通学する様子、北の動物たちのことなど、生き生きと語って、座を盛り上げてくれてたのしいひとときでした。

堀川さんご一家は日曜日早朝に湯河原をたたれ遠路北海道の名寄に帰られました。はるばる湯河原に来てくれてほんとにありがとう!東京でもない、避暑地でも、観光地でもない、海と丘のあるここを、大きくなってちょっとでも憶えてくれているとうれしいです。

 

2018年

3月

25日

春を見つけた「飛ぶ魚絵本の会」

3月24日(土)は「飛ぶ魚絵本の会」でした。展示の絵本『あかいじどうしゃよんまるさん』を読んだあとに、春の絵本をよんで、「たんぽぽ」の手遊びをみんなでやりました。この日hは1歳児の親子づれの方たちがたくさん参加してくれて、手遊びもママといっしょに楽しんでいました。飛ぶ魚の庭には大きくなってしまいましたが、とってもとってもとりきれないほど、たくさんのつくしが生えていましたので、子どもたちはおもいっきりつくし摘みをしました。長いつくしだけをとる子どもや、たくさんとるのに夢中になる子やそれぞれに楽しんでいました。春の日差しの中、こうやってしゃがみこむ子どもたちやお母さんたちをたくさんむかえることができて、飛ぶ魚の庭もうれしそう。ほんのちょっと好きなものを植えただけの空き地の庭。オオイヌノフグリやオドリコソウやムスカリも咲いてました。

おたのしみタイムのあとお時間のある方たちはランチタイムに。赤ちゃんのママたちはだっこしながら離乳食を食べさせ、ご自分の食事もし、でそれは大変。でも食後眠ってしまった赤ちゃんたちもいて、みなさんでゆっくりお話をされていかれました。ほんとにママたちはすごいな、えらいな、といつも思わされます。こうやって自分たちの時間をうみだす力もふくめて。次回絵本の会は4月21日(土曜日)AM10:30から11:00です。

2018年

3月

25日

堀川真展始まりました!

寒い3月の日がやっと終わって桜も花開き始めた3月23日堀川真展が始まりました!北海道からはるばるやってきてくれた『あかいじどうしゃよんまるさん』(福音館書店刊)の絵本原画そして「よんまるさんの仲間たち」のすてきな絵、かわいい土人形、堀川さんのたくさんの著書が「飛ぶ魚」に並びました。古い小型のランクルの「よんまる」が廃車にならずに小さなトラックとして再生する絵本『あかいじどうしゃよんまるさん』は子どもたちに人気の乗り物の物語絵本です。自動車という無機質の乗り物に、心ある暖かみを感じさせてくれる丁寧で魅力のある絵が並びました。男の子二人のお父さんでもある堀川家の二人に翻弄される日々を描いた育児漫画『たぶん、なんとかなるでしょう』(福音館書店刊)も、育児まっただ中のパパママを励ましてくれる本もご用意しました。久しぶりの飛ぶ魚オープン日、親子連れの方たちやご夫婦や堀川さんの本を早くゲットしたい!と訪れて下さったかたたちがいてうれしいはじまりでした。堀川真さんのトークと簡単なおもちゃ作りのワークショップを3月30日(金)PM2:00~4:00に行います。(会費1000円お茶菓子つき)お申し込みはこちらへ。

tobusakana7702@gmail.com

 

2018年

2月

16日

織茂恭子展きのう、きょう

 昨日は、『飛ぶ魚』で、今年出版される予定の『わにわにのバースデイブック』の編集作業が行われました。作者の小風さちさん、画家の山口マオさん、福音館書店の編集を担当している方の三人がお昼前に到着。「和っしょい」さんのパンでお昼をすませたあと、1ページずつ文と絵の詰めの作業をすること3時間。かなりシビアなやりとりの中、マオさんは絵筆片手にラフスケッチの完成をめざします。それから「わにわに」がイチゴのショートケーキをつくるのと同じように実際のケーキ作り。私などは電動泡立て器を使ってしまうのですが、そこはちゃんとした絵本づくり。マオさんはメレンゲの泡立て。頑張って泡立てたおかげで、ふわっと膨らんだスポンジのおいしいケーキができました。晩御飯に用意したカレーをみんなにたくさん食べてもらってデザートはもちろんショートケーキ。みなさん、遅くに東京までおかえり。ほんとうにご苦労様でした。楽しいバースデイブックができますように!編集責任のない気楽さで、楽しませてもらった、すてきな一日でした。

 きょうは昨日より寒いので、薪ストーブをたきましたが、途中で部屋が暖かくなってきました。初めて歩いてきて下さった方、子ども連れの方、画家のご夫婦が来てくださったとき、ちょうどあの羽生結弦の平昌オリンピックのフィギュアスケートの出場時間に。みんなで小さなIPADの画面で演技を見ました。すばらしかったですね!

夕方はご近所で文庫をしてる方が見えてお話。小田原湯河原の長い長い子どもの本をめぐる歴史の片鱗を知ることができました。ここに引っ越してきたときは、子どもの本に関わるすばらしい歴史をつくられた方々がいらっしゃることなど、露ほども知らず、真鶴半島の海で遊びたい、海を見下ろす山を歩きたい、ということで引っ越してきました。たまたま絵本の仕事を長いことしてきて、ここに絵本のギャラリーをひらいたことで、そういう方たちとお知り合いになれて、ほんとうにラッキーでした!子どもの本についての基本の考え方をきちっとふまえて、歩んでこられた方たちといっしょに子どもの本に今も関われることは思いがけない幸せです。

 きのう、きょうと画家の山口マオさん、森洋子さんが、織茂恭子さんの人形をとても気に入られて、手に入れてくださったのも、ほんとうにうれしいできごとでした。「これを励みにがんばります」と山口マオさんが「土塊」と題された人形をもっていわれていました。織茂さんの創作パワーが広がっていく――。

 織茂恭子展はあしたも開催します!

 

2018年

1月

21日

織茂恭子さんのトーク会おもしろかった!

1月20日(土曜日)の午後織茂恭子さんのトーク会がありました。いつも来て下さる方たちに加えて、織茂さんの桑沢デザイン時代のお友達、ロシア関連書籍のかつての出版社「ナウカ」時代の同僚の方たちも遠方からきてくださり、盛況でした。

 まず原画展の絵本『かわをむきかけたサトモちゃん』(アリス館)について、作者のえぐちよしこさん、編集の岩井真木さんと織茂恭子さんの三人のお話をうかがいました。えぐちさんと岩井さんは作家の小沢正さんの教室でごいっしょで、岩井さんはそこでのえぐちさんの作品に注目、えぐちさんは小沢さんが言われたひとことにヒントをえて、この絵本のお話を書かれたこと、そして岩井さんはこのお話を出版社にもちこみ、アリス館が出版することになり、えぐちさんも岩井さんも、小沢正さんの作品にたくさん絵をつけられていた織茂さんにぜひ絵を!とお願いしたいということで、岩井さんが依頼されたとのいきさつを話されました。織茂さんは小沢さんとのご縁だったこと、お話が小沢さんと重なるニュアンスがあって気に入ったこと、そしてご自分の畑でそだてている里芋が主人公なのでおもしろそう、ということで絵を引き受けられたそうです。

 それから、織茂さんの畑のお話になりました。織茂さんはだんなさまとふたりで、高崎にある畑に通って野菜を作られています。そこは300坪もある大きな畑ですが、初めは藪を開墾し、日照のため木を何本か切り、やっと畑にした土地。そこに通っていたある日、藪の向こうの真っ赤な夕焼けの空に飛ぶ者のシルエットをみる。それがキツネとの出会い。以来生き物を見たということで胸がたかなり、また畑へ行き藪の中にけものみちを見つけ、そこにキツネの気配を感じる。畑にいるとあちこちに生き物の気配を感じ向こうも人間の気配を感じていることがわかる。ほかにもトウモロコシをめぐる攻防戦に勝ったタヌキ、強いアナグマなども畑に来る。そのうち人になつく、おそらく捨てられた白いネコが来るようになり、織茂さんご夫婦はそのネコのことをつねに心にとめて暮らすことになる。藪の草をひっこぬくと、そこにはたくさんの虫がいるし、畑にくるチョウチョ、青虫、ミミズなどにも慣れ、愛情を感じるようになる。切った樹から水があふれだすのを見ると、樹の命を感じずにはいられない。でも樹を切らないと日照がたりず、作物がそだたない。そういう矛盾の中に身を置きながら、命がめぐっているということを実感する。最近虫やミツバチがすくなくなってきた。何かがかわってきている。畑で命のめぐり実感していると意識しないのに、自然にそれぞれが面白いもの、愛するものにかわっていく。命のめぐりがすくなくなったら、人間はどうすればいいのか。白いネコはだんだんおなかが大きくなって、かわいい子猫を二匹うみ、織茂さんたちは白いネコにつくった小屋をまた大きくしたそうです。(もちろん避妊手術も)

 ひとつひとつの出来事を細かく目に見えるように語られる、語りかける、織茂さんのお話は私たちもほんとに畑にいて織茂さんたちが見たものを見ているような気持ちにさせてくれました。

 『かわをむきかけたサトモちゃん』の絵がこんなに生き生きをしているのは、そういう畑の作物への愛情が自然と織茂さんの絵にもあらわれるからなのでしょう。

 参加くださった方へのおみやげ、湯河原作業所「たんぽぽ」特製クッキーを見て、みなさん感嘆の声をあげられ、また原画のほかに会場いっぱいにあるすばらしい立体作品、切り紙の作品などをごらんになり、サインをいただいて、コーヒーやお茶をのまれてトーク会は終わりました。

 夕刻からは織茂さん、えぐちさん、岩井さんのお三人を囲んで、夕食会。安江リエさんが東京から作って持ってきてくださったミカンスープ、やあれこれのお料理、ワインで絵本作りについてのお話にまた花が咲きました。

 日常からちょっと離れたこんな時間は心身を解き放って、自由な気持ちを運んでくれます。今週の金土も織茂恭子展をいたします。「飛ぶ魚」ですばらしい原画と作品にふれていただけたらうれしいです。

 

 

 

 

2018年

1月

18日

明日19日から織茂恭子展はじまります!

 冬ってこんなに寒かったっけ、と思うこのごろですが、「飛ぶ魚」は薪ストーブをたいてあたたかくして、みなさまをお待ちしています。あしたからいよいよオープン、「織茂恭子展」です。絵本『かわをむきかけたサトモちゃん』の絵本の原画、そして、畑の人の人形、猫の切り紙の絵、レリーフの作品、などさまざまな織茂さんの表現されたものがならんだ多彩な展示で、わくわく楽しい展覧会になっています。

 1月20日(土)午後2時からは織茂恭子さんのトークがあります。展示絵本の作家のえぐちよしこさん、編集の方もおみえで、この魅力的な絵本がどうして生まれたか、お話いただいたあと、織茂恭子さんのトークです。畑で野菜をつくっている織茂さんが日々考え感じていらっしゃることを存分にお話いただけると思います。

織茂さんのたくさんの絵本も会場いっぱいに並んでいます。まだご存じない絵本も在ると思いますので、どうぞごらんになってください。本のサイン会、茶話会もあります。(当日の会費1000円)なお、湯河原地域作業所「たんぽぽ」さんがつくってくださったオリジナル『サトモちゃんクッキ-』をトーク会ご参加のかたにはさしあげます。トーク会お申し込みは,tobusakanna7702@gmail.com または0465-46-7702まで。

 

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2018年

1月

14日

楽しくおいしかった絵本の会

展覧会より一足早く『飛ぶ魚絵本の会』が13日土曜日にありました。昔話、物語、手品(!)、雪の写真絵本を楽しんだ最後は『おもち』という絵本。「わにわにかるた」で遊んだ後は、「あんこもち」「きなこもち」「のりもち」を薪ストーブの上でやいてたべました。時間に余裕のあるかたはバターチキンカレーとパイナップルとにんじんのサラダなどのランチ、リンゴケーキと飲み物のデザートを召し上がり、親たちはゆっくりおはなし、子どもたちはギャラリーと庭でかけまわってあそんでいました。おとうさんもお二人いらしたので、とっくみあいの元気な遊びもできて子どもたちは寒さをものともしないで、息をはずませていました。すてきな冬の一日でした。

2018年

1月

08日

明けましておめでとうございます

晴天にめぐまれたイタリアの10日間の旅を終えて、時差で午後眠くなりながら、なんとかおせちをつくり、お掃除をしました。年末年始孫たち子どもたちが訪ねてくれて、おせちも全部なくなりました。今年はどんな一年になることでしょう。イタリアのちいさな村の人たちのように多くを望まず、大事だとおもうことを今までどおり楽しんで続けていきたいとおもいます。そしてそういう自由を脅かす動きにたいしてはいつもきをつけていなくては、と思っています。さて、今年は少しおそく19日(金)のオープンになります。またたのしく絵本を、その原画を、そしておいしいものをみなさまといっしょに楽しめたらうれしくおもいます。どうぞお気軽にいらしてください。

2018年1月13日(土)は「飛ぶ魚絵本の会」をします。3歳~小学生の子どもたちといっしょに冬の絵本をたのしんで、薪ストープでおもちを焼いてあんこやきなこやのりでたべたりして楽しめたらいいなあ、と思っています。ぜひご参加ください。(絵本の会は参加無料。お楽しみタイムは実費一家族100円)

次回の展示は2018年1月19日(金)より「織茂恭子展」です。

1月20日(土)午後2時より作者トーク会、茶話会、サイン会があります。 

どうぞご参加ください(会費1000円)。夕方からは織茂恭子さんを囲んでの夕食会があります。(会費1500円・2000円) 

    

2018年

1月

08日

もう一つの小さな村、カスペリア

コンティリアーノ滞在中、近くのカスペリアに日本語が堪能なジェームスさんというカナダ人が住んでいるので、あってみますか、と朋子さんがすすめてくださったので、おたずねしました。お会いしたとたん、流ちょうな日本語で、ローマ帝国の歴史から、サビーナ地方についての説明をずうっとしてくださり、丹の運転で、ファルファという修道院をたずねました。そこの門前町には3世代つづいているという織物、布のお店があって、3代目の娘さんが布を織って見せてくれました。近くには修道会の品々を集めたこぎれいなお店もあって、ろうそくやジャムやお酒や、すてきなものがたくさんありました。また、世界一古いというオリーブの樹にも案内してくれました。その木に手をかざすと白い斑点が手のひらにでる。木の気をそのようにして受けて、体に木の力をいただく。ジェームスさんにいわれて、私たちもそのようにして、最古のオリーブの樹から力をもらいました。それからジェームスさんがうれしそうに連れて行ってくださったのは地元の食材をつかったおいしい食堂。隣の牧場には羊がたくさんいたけど。チーズもサラミもみんな自家製。ブロッコリーのパスタはうどんみたいな太い麺にブロッコリーとベーコンがからまっていてほんとうにおいしかった!イタリア料理のこういう素朴なおいしさがあまり知られていなくて残念とジェームスさん。何度かカスペリアを訪れるうちにほんとに気に入ってしまって、パートナーの男性と、もうひとりの女性と、年取った猫と暮らしているそう。そこでのおいしい暮らしがほんとに楽しそうでした。

 そろそろイタリアの町が恋しくなって、最後の2日はローマへ。行きたかったナヴォーナ広場で、クリスマスマーケットを見たり、ラファエロの『巫女』の絵に再会したり、教会のコンサートを楽しんで、帰国しました。ずっとお天気で、ローマ以外では日本人の旅人と会うこともない、静かで、充実した、旅でした。

2018年

1月

07日

もうひとつの小さな村

リエッティ郊外のコンティリアーノにあるB&B、朋子さんが予約して下さった「イルジラソレ」。すばらしいところでした!なんといってもここのご夫妻のあたたかいこと。バスタブまでついたお部屋で、シーズンオフとはいえ信じられないほどリーゾナブル。着いたその日の夜、ライトアップされたコンティリアーノの旧市街を案内してくださっただんなさまのフェリーチェさん。そこの古くて静かなたたずまい、夜景の上には満点の星。こんなところに今居るなんて!心がふるえるほど感動しました。またフェリーチェさんは近郊のフランチェスカがたずねた村々を車で案内してくれました。こちらに来て丹が何回か移動にレンタカーを運転してくれたのですが、とにかくイタリアの道はこわくて、ナビを見ながらふるえていた私はほんとにうれしかったです。フランチェスコが訪ねたところはどこも丘の上の小さな村で、そこの岩のすきまに木の十字架があり、フランチェスコがそこの岩のあいだで休んでいたということでした。クリスマスにフランチェスコが村人と動物たちと、キリスト生誕の場面を再現したという、今のプレゼピオ発祥の地、グレッジョという村の修道院には、2016年法王フランチェスコがおしのびで訪ねられたときの写真が1枚飾られていました。小さくて静謐な村。みんながフランチェスコを大好きな村。フランチェスコのあいさつのことばが刻まれていました。「こんにちは、いいひとたち」それを見せながらフェリーチェさんがやさしい笑顔でにっこりされました。

2018年

1月

07日

サビーナ地方のリエッティへ

リエッティでは朋子さんが迎えてくれました。もうここに住まわれて7年。この聖フランチェスコが訪ねたサビーナ地方のすばらしさを知ってほしいと、とてもわかりやすくいろいろ教えて下さいました。水の豊かなこの地方は透明な水をたたえた川がたくさん流れていました。かわいくておいしいレストランでお昼。クリスマスにはレンズ豆を食べるそうです。日本の黒豆といっしょです。聖フランチェスコがすごしたフォレスタ修道院にも連れて行っていただきました。木々にかこまれた静かな修道院。フランチェスコが来たとき、村人たちがおしよせて、そこにあったぶとうをつまんでたべてしまった。これではワインが作れないと困り果てたとき、フランチェスコが残りのわずかなぶどうでみんなにゆきわたるくらいたくさんワインをつくった、という奇跡の物語が伝えられている、とブドウ畑を指さして修道僧が説明してくれました。

2018年

1月

07日

ティボリ、フラスカーティの町

ティボリで湯河原にゆかりのあるリッカルドさんにお会いしてから、在ティボリ17年という恭子さんに彼女が好きなフラスカーティの町に連れて行っていただきました。可愛い町で折しもクリスマスマーケットが建ち並び楽しいものがいっぱい。もう大きくなった二人のお子さんのお母さんで、おだやかな恭子さんのたいへんな17年のお話が心に残りました。おそろしいイタリアの車道をぐいぐい運転されるたのもしいすてきな方でした。ロベルトさんご一家と、恭子さんにお会いできてティボリという町がぐんと身近になりました。

2018年

1月

07日

12月にイタリアに行きました。

ティボリ市。近くのマルチェリーナにお住まいのロベルトさんのご案内で世界遺産のVilla Adrianaをたずねました。広大なローマ遺産。ハドリアヌス帝の別荘。『テルマエロマエ』に出てくるお風呂のあとも。1900年の歳月ってなんだろう、ここでみんなお風呂に入ったりしていたんだ。皇帝が不機嫌なときにこもる住居あとも。人は不機嫌なときこもる場所が必要、とロベルトさんと笑う。朝のさわやかな空気の中、のびのびと時空の広がりを感じたとき。もう一つの世界遺産Villa d'Este は16世紀のエステ家の別荘。ふんだんに水をながしてあちこちにみごとな噴水が配してある。圧巻は、とつぜん聞こえてきた噴水が奏でるオルガン音楽。フランツ・リストの「エステ荘の噴

水」が。おそめのお昼をロベルトさんのおうちで、かわいい子どもたちといただきました。『どっとこどうぶつえん』『たなのうえひこうじょう』(中村至男 福音館)をおみやげに。どちらもことばがないのでわかりやすい。リッカルドくんは興味津々。みんなで動物のあてっこをして遊びました。おくさんのバルバラさんが一番楽しそうでした。スキンシップのようすかしら。イタリアの家族はおいしいにおいがします。

2017年

11月

27日

大槻あかね展終わりました。

2017年

11月

23日

もう最後の週になりました。

先週は三日間ともお天気で、「飛ぶ魚」にいる大槻あかねさんの「針金の人」も気持ちよさそうに風に吹かれていました。立ち寄られた方たちも、『あ』の発想にひきつけられ、『あ あ』の世界を楽しんでいかれました。

そしていよいよ最後の週のきょう、祝日ということもあり、「湯河原真鶴アート散歩」のパンフ片手にそれはたくさんの方が『あ あ』の展示を楽しんでいかれました。午前中雨降りだったためテラス席は使えず、ランチタイムはカフェはいっぱいになってしまいました。召し上がれなかった方ごめんなさい。みなさん展示のユニークさを楽しまれて、お隣の「Ki-nari」さんの木工も楽しみにされているようでした。こういう『湯河原真鶴アート散歩』の機会があって、ふだん見てもらえなかった方々にも、大槻さんの作品に触れていただけてほんとうによかったと思います。今日来てくれた、5歳の女の子も「ごろごろしたい」となんども大きな鉛筆にねっころがったり、大きな角砂糖の上にのったり。今回の展示、いや、今回の絵本の針金の人の気持ちに、じつに子どもたちが体でフィットするのを見るのは、私にとってもすばらしい体験でした。絵本の中の真実を現場で見るだいご味はたまりません。展示はあと二日どうぞお見逃しなく。ランチは予約していただけると助かります!

 

2017年

11月

08日

大槻あかねさん充実のトーク会

気持ちよく晴れた11月4日(土)大槻あかねさんのトーク会がありました。あかねさんが用意されたプリントを見ながら、会場いっぱいのみなさんは小さい声ながら凜々しく話されるあかねさんのことばに頭と心を全開にして聞き入りました。

用意されたプリントからいくつかのことばを抜粋してご紹介します。

(絵本『あ』『あ あ』の主人公、針金の人、について)

「針金の人」には名前はありません(~)

針金の人は「『存在』の象徴」であり、キャラクター性とは対局にあります

「そこに在ること」「何かに出会い、それゆえの振る舞い」それを描くための「なんでもないものの象徴」です

ゆえに顔も無く、最小限な要素で成り立ち、でも「そこに居る」ように感じられる

何物でもない、だから何者にもなれる、そういう存在です

(~)

わたしはいつも、物とじっと向き合い、その物の発する声をうかがう、ということをします

(それは自分を宙に浮かぶ一点とすると、全方向からうったえかけてくる可能性へと

感覚を開く状態)

すると「その物が何者か」という以前の、「その物であるがゆえの在り方」へと焦点が導かれるのです

 

そしてその向こうには「その『物』をつくった、必要だった、人間」という生命の

脈々と続いてきた永い”とき”を感じられ、どこか尊い気持ちにもなり、

また、人間がいじらしくも感じられてくるのです

(~)

                               

『あ』では針金の人が「物と読者のあいだの媒介者」でしたが

『あ あ』では「物」が「針金の人と針金の人の出会い」の媒介者となっています

                              (大槻あかね)

このような基本のスタンスの中で創作される気持ちのもとには、大切ないただいたことばへのことばではない表現でのお返事、こころにひそんでいる好きな歌のことば、春琴抄の舞台など、が具体的な表現に関わっているということなど、わかりやすい動作もまじえながら伝えて下さいました。

みなさんは針金の人がポリ袋のパラシュートにつかまって風に揺れている下で、こころの興奮を抱きながらききいっておられました。

 

わたしが聞きながら思い出していたのは、本田和子さんという方の子ども文化論の一節でした。

「遊びは、ただその内在的な目的によってのみ規定され、他の目的設定によって導かれることの無い唯一の自己完結的行為である。それゆえに、そこでは、時間は『引き裂かれる物、ながれゆくもの』という性格を失う。人は遊びにおいてはじめて、現在に滞在し、永遠に手をさしのべる機会をもつのである。」

「創造する詩人の想いは深く純粋であるために詩人自らも気づかぬまま、幼い時代の夢想を再び見いだしているのである。そしてこれは、『大人とよばれる人』の内に、『人の原型としての子ども』が潜んでいることのあかしである」

(以上ホイジンガー『ホモ・ルーデンス』およびバシュラール『大地と意志の夢想』より)

 

 

2017年

11月

03日

大槻あかね展はじまりました!

この地域では最高の季節、寒くもなく暑くもなく、蚊もいなくなり、空気が澄んで、みかんがオレンジ色に輝き、海や空の色が透き通ってくる、11月。「飛ぶ魚」では「大槻あかね展」がはじまりました。そして「湯河原真鶴アート散歩」もはじまりました。

「大槻あかね展」では、新作の絵本『あ あ』から出てきた主人公の「針金のひと」があちこちで、いろんなことをしています。子どもたちは「あ、ここにもいた」「ここにも」と見つけて喜んでいます。この「針金のひと」は角砂糖を積み重ねて登ったり、ぷちぷちのうえをあるいたり、物との出会いに興味津々。体中で遊びます。するともう一人、おなじように遊んでいるひとと出会います。出会いの瞬間の重なりは、新しい喜びを生み、ふたりはポリ袋のパラシュートにぶらさがって空に飛翔します。その微妙の出会いの動きが「飛ぶ魚」の展示で実物で見ることが出来ます。絵本を実物で見る楽しさがいっぱいの展示です。小さいものたちなので触ることはできないのですが、大きな砂糖と大きな色鉛筆を、大槻さんはそれこそ夜なべをして制作してくださいました!

きのうもきょうも、そこで体中で遊ぶ子どもたちのうれしそうな声がきこえていました。いよいよあしたは大槻あかねさんのトーク会、午後2時からです。トークがあるためギャラリーカフェはお休みさせていただきます。

 

 

 

 

 

 

 

2017年

10月

13日

さとうあや展終わりました。

来て下さった方たちが新鮮な風を「飛ぶ魚」に運んでくれた「さとうあや展」はきょうでおしまいです。先週、今週とたくさんの親子連れが楽しんでいかれました。さとうあやさんのご友人も遠くからいらしてくださったり、「飛ぶ魚」の入り口の魚や屋根の風見魚を作ってくださった鉄の彫刻家、中里絵櫓州さんもあらわれてくださいました。絵本を書かれていた詩人の息子さんもふらっとみえていろんな話をしてくださったり、ネコが好きな母娘が絵を見にいらしたり、遠方からあやさんの絵をもとめにいらしてくださったり。編集の元同僚も親子連れでみえて、あやさんは天才、と意気投合しました。つつましく一生懸命でいながら、現実につきすぎることなく、ふわっと絵で物語をたのしめてしまう資質は貴重なものです。「かわいい絵ね」などということばで終わってしまう見方もあってとても残念におもうこともあります。エキセントリックなところはどこにもないのに、絵にあらわれているセンスとやわらかな感性は生来のもの。とりわけ子どもの本の根本にかかわる豊かさを感じます。

この小さな町で、子どもたちが安心して豊かに大きくなっていけるかどうか、そのことから目をそらすことなく、暮らしていきたい。私的な利権などでもし小さな町が動くことがあれば、それがあちこちで行われるのであれば、その積み重ねは国のあり方を決める。そしてそれは戦争への道をつくる。今私たちに見えにくくされている確かな戦争への道。見えにくいものを見る努力、守りたいものを豊かに守る力を、それぞれが蓄えたい。もうすぐ湯河原真鶴アート散歩もはじまります。

2017年

10月

01日

子どもたちがいっぱいの週末

 この週末は気持ちよく晴れて、いい秋のはじまりの日々でした。さとうあやさんの絵を見に遠方からたくさんの方たちが来て下さいました。また土曜日は「飛ぶ魚絵本の会」でした。展示中の絵本『ぴりかちゃんのクッキー』をみんなで読んでから、『シロナガスクジラより大きいものっているの?』(評論社)『よあけ』(福音館)『3びきのくま』(福音館)『14ひきのおつきみ』(童心社)と、科学の絵本、昔話、行事の絵本などたっぷりの絵本タイム。「おてだまかぞえうた」にみんなおおのり。そのあとは白玉団子をつくってあんこときなこで食べました。みんなはじめは丸形だったのが、だんだんとハート型、かたつむり型、ゆきだるま型といろいろ登場。もうおなかいっぱい、楽しみました。

 夕方まで、あっちこっちで子どもたちのあそぶ声が聞こえて、『飛ぶ魚』喜んでる、という日でした。午後おそく、さとうあやさんがいらして、新たにあのすてきなサインを黙々とかいていってくださいました。東京からきてくださったご家族、藤野からきてくださった方たちと夕暮れのテラスを楽しみました。おみやげの二宮のパンがあんまりおいしそうだったので、白ワインで大人タイムの夕方になりました。

2017年

9月

22日

さわやかな秋の気配が

今日はときどき小雨がぱらつきましたが、おおむねさわやかな気持ちのいい日でした。「さとうあや展」で展示中の『ぴりかちゃん』のできたての絵本が届きました!予約されていた方はあした23日(土)さとうあやさんがいらしてサインをしてくださいますのでおあずかりしておきます。朝からいいにおいと思ったら、庭のキンモクセイが咲いていました。お友だちと来て下さった方たちがゆっくろランチをめしあがったり、コーヒーを飲んで、秋のひとときをゆっくりと過ごして行かれました。あした、遠くからたくさんおいでになるので、雨やんでくれるといいな。

2017年

9月

11日

クッキーとアコーディオン絵本

左上はたんぽぽ作業所さん製オリジナルぴりかちゃんクッキーです。ほんとにかわいくて感激。クッキーでつくるのたいへんだったろうなあ。これは9日のトーク会のおみやげ。さとうあやさんの小品、みんなほしくなります。アコーディオン絵本はこんな感じでした! 夕食会も楽しかったです。「ケイゾウさんは四月がきらいです」の作者市川宣子さん、「わにわに」の小風さちさん、「トマトさん」の田中清代さん、「100かいだてのいえ」の岩井俊雄さんたちが、さとうあや展だということでかけつけてくださいました!

さとうあやさんの絵、物語といっしょに見ると、なんという表現力!と感嘆します。ただかわいいだけではない、物語る絵なのです。

2018年

8月

09日

国際色豊かな『飛ぶ魚』でした。

 先週は国際交流で湯河原に来ている人たちがたくさんみえて、国際色ゆたかな『飛ぶ魚」でした。インドネシア、台湾、タイの人たちも森洋子さんの絵や絵本をみて、また自分の国の絵本も興味深そうにみていきました。彼らに絵本を読んであげるのも楽しかったです。

 偶然、イタリア人と日本人のご夫妻もランチにいらして、きれいなくまちゃんにお給仕してもらってうれしそうにしてらっしゃいました。

 そのあと、森洋子さんご夫妻が来て下さいました。くまちゃんと絵かきさん志望のしんちゃんは、森さんの展示されている絵が大好き。これがほしい、でも買えないなどと胸にてをあてて見ていました。ご本人がきてくださって、大喜び。森さんの画集『月の明るい真夜中に』にサインをしていただいた上、しんちゃんは、自分の絵をみてもらって、アドバイスまでいただいて天にも昇る心地のようすでした。ああ、あの絵にあの笑顔、人と作品がおんなじ、といつものちょっと夢見るような目をしていっていました。

 ブルガリアの絵描きさん、中国のふたり、友だちとその孫のみんなで森さんご夫妻をまじえてのトランプ大会。ことばの壁なしに遊べておおいに盛り上がりました。

 魚釣りコーナーは人気で、留学生たちも、遊びに来た子どもたちも夢中。ひとりの男の子は3回もぜんぶ釣れたので、特別賞にどうぶつパンをもらいました。

 あしたはギャラリーオープンの日。留学生たちはもう帰ってしまったけど、だれがきてくれるかな。あしたのランチはキーマカレーとスペインオムレツの予定です。

 

2018年

8月

09日

湯河原国際交流で中国人の女の子が来ました。

 今年の夏は7月30日から8月6日まで『湯河原国際交流』のホームステイ受け入れをしました。うちは中国人のくまちゃんが来てくれてそれは楽しい一週間でした。仲良しのしんちゃん(前髪をたらしてる方)はお友達のうちにステイしていたので、よく2家族で出かけたり遊んだりしました。くまちゃんは東洋史の北魏の歴史を研究。日本の大学院に行くために日本語学校で学んでいます。しんちゃんは日本で絵の勉強をしたいと、美術大学をめざしています。

 ふたりとも明るくて、くまちゃんはおもしろいことを見つけてはよく笑って、家族のこと、自分のことなども楽しそうに話してくれて、私たちも大いに楽しみました。美術、歴史好きのふたりと、MOA美術館や箱根の岡田美術館へいきました。ふたりがとてもていねいに中国の陶器や風景を説明してくれるので、おもしろかったです。景徳鎮窯の1000年にわたる陶器の数々もすばらしかったです。

 もちつき、流しそうめん、バーベキュー、ユースサミットなどたくさんの行事も用意されていました。なんといっても湯河原最大の夏祭り、やっさ祭りにみんなかわいい浴衣を着て参加して踊って、なんと参加団体の中で最高賞ももらいました。33年間ではじめての快挙だったそうです。

 自分の国の料理も持ち寄ってのパーティーもあり、うちでのバーベキューもあり、花火を見たり、ジャズをきいたり、海で泳いでお魚をみたり、盛りだくさんの一週間でした。ふたりとも元気で、勉強がんばって、また遊びに来てね!

2018年

8月

09日

ブルーベリーのジャム、ショウガシロップ

庭のブルーベリーがたくさんとれたので、ジャムをたくさんつくりました。かわいい甘酸っぱい実を、こうやって保存して、長いことたのしめるなんてすてき。あんまり暑いので夏ばて対策にショウガシロップもつくりました。暑いとき、炭酸で割ってシュワーって飲んでも、お湯で割って飲んでも、元気が出ます。

森洋子さんが作って下さったおめんたち、絵本のとおりの順番でならんでいます。夜店の金魚釣りも子どもたちの人気者。これも今回の展覧会のために森さんがつくってくれました。お魚はお弁当用のお醤油入れを、きれいに塗って、目もついてつくられてます。たくさん釣った子どもはちっちゃなお菓子がもらえます。

2018年

7月

26日

暑かった!楽しかった!

先週の30度を超える猛暑の日々、「飛ぶ魚」はとてもにぎやか。金曜日にはご近所のいつも来てくださる方たち、紙の彫刻家ご夫妻、出版社の編集の方、そして伊豆高原から、森洋子さんをわたしに紹介してくださったアルキニスト(もと美大の教授)のご夫妻、森さんの旦那様の友田さんなどが来てくださり、おちついて、みなさん、森さんの絵をごらんになり、感嘆しておられました。

そして土曜日、子どもたちが毎年楽しみにしている「飛ぶ魚絵本の会」の「流しそうめん」の日。いつものように展示中の絵本『おまつり』をよみ、夏の絵本を数冊よみ、「そーめんや そーめんや」の手遊びをして、いよいよ「流しそーめん」¡

今年もミニトマト、缶詰のみかん、えだまめの三色をソーメンと一緒に流し...

やっぱりみんな枝豆をはしでとるのに一苦労。そのぶん大人気でした。

暑い日なので、飲み水をたくさん用意しての、流しソーメン、でもみんなのうれしそうなこと。来年もスタッフの大人たちみんなでがんばろうっと。ふたりのお父さんたちも大活躍でした。

なすのキーマカレーとキッシュのランチのあとは、残った子どもたちはまたおおさわぎ。すっかりお友達になった年齢の違う女の子たちは「あと五分だけでいいから遊びたいの」といいながらみんなで「オムライス」つくりごっこなどをして遊んでいました。

今週も暑いですね!

私は日、月と富山に出張。そちらの保育士さんの研修会でお話をさせていただきました。準備はこの二日の前になんとか仕上げたのですが、たくさんの方がおあつまりいただいた会で、絵本がどんなに楽しくどんなに記憶に残るものかをお伝えしたのですが、ちゃんと伝えることができたか不安です。おみやげにいただいたおいしい押し寿司を帰ってから夜ご飯でいただいてほっと一息つきました。

その翌日は保育園に行っての絵本の読み聞かせ。『めっきらもっきらどおんどん』の大型絵本をげんきよく読んで、子どもたちも聞き入ってくれて、暑さもふきとびました。

2018年

7月

17日

盛り上がった、楽しかった『お面作り』

7月14日(土)は展示のお祭りのおめんにちなんで、森洋子さんのワークショップ「おしゃべりお面カードづくり」の日。はじまりは森洋子さんへの質問コーナー。質問に答えて「小さい頃の(昭和の)暮らしへの記憶があるからこういう絵をかいていて、そうでない絵はかけないかもしれない」「だいじだな、と思うところに赤い色を入れている」「夫と40代の子どもがいる。家事や育児をよくやったということんはなかったかな」などと、ことばすくなに笑顔でかたってくださいました。そのあとご自分の歌の伴奏入りで、切り紙芸を披露してくださいました!赤ちゃん、少女、おばあさんの姿があっというまに生まれてみんな唖然!小さい頃から落語につれていってもらい、余興の切り紙に憧れていたと話されていました。

 それからおしゃべりお面づくり。森さんがぜんぶ材料をおうちから用意してもってきてくださり、わかりやすい説明のもとに、それぞれのお面をつくりました。はじめは「こんなはずじゃなかった」などとぼやきながら、そのうち大小のシールをどんどん貼って顔が変わっていくのがおもしろくなり、「わ、おしゃれになった」「ゆかいな顔になってきた」と夢中に。時間が来ましたよ、と森さんに腕時計を見せていただいた、進行係の私も「あ、そうですか」といいつつおもしろくてやめられないでいて、森さん、あきれられたことでしょう。そのあとは全員が自分のぱくぱくお面になまえと一言のおしゃぺりをさせて一巡。まあ、おひとりおひとり、歌手もいれば不思議な生物もいればかわいい孫の顔もあれば、それぞれにおもしろく楽しいお面ができました!ちなみに翌日遊びに来た4歳の孫は、私の丹のつくった二つのお面に「おまえをたべちゃうぞ」「きゃあ」などとしゃべらせては、飽きることなく遊んでいました。お祭りの「釣り堀」にしろ、このお面にしろ、森さんの子どもの遊び心をキャッチするポイントはさすがです。

 猛暑の日々、まだ「森洋子展」ははじまったばかり。静かでいて躍動感のある絵本の原画や月明かりのもとでさまざまな思いで過ごす動物たちの絵をご覧になりたい方、どうぞゆっくりといらしてください。それから「さかなつり」をしたい子どもたち、絵本を読んでほしい子どもたちも、ぜひ連れてきてください。

 来週の21日土曜日10時半~11時「飛ぶ魚絵本の会」をします。森洋子さんの『おまつり』の絵本のほか、夏のたのしい絵本を、一緒に読んで、わらべ歌をうたって遊びましょう。そのあとの「おたのしみ会」は『流しそーめん』ですよ。じょうずにすくってたくさん食べてね。何が流れてくるかはおたのしみに。

メダカ

急に秋になって、しのぎやすくなりました。でも夏がこのまま終わってしまうと思うと、さびしい。丹が、ご近所の画家のNさんから頂いたメダカを庭の水槽で大事に育ててだいぶたくさんになりました。小さくて大人といっしょにいられない子どもたちを室内の金魚鉢にいれました。すると、時々元気に素早く泳ぎ回っている姿を見ることができで、嬉しいです。大きくなったら、水槽に入れるから、それまでここで遊んでおいで。