2020/09/06
昨日は青空のもと、テラスでの池谷陽子さんのトーク会。まずヤーノシュの「おばけりんご」を、陽子さんの素敵な造形と、陽子節の語りで始まりました。独特の楽しさで笑いを誘い、前列の子どもたちもニコニコ顔でした。そのあとは、牧場のお嫁さんになりたい、という夢を実現した、北海道の北の果て、宗谷での、17年間の暮らしのお話を、とつとつとした語りで聞かせてくださいました。道を隔てて流氷が流れ着く海。流氷が来ると空が青くなり海がキラキラ輝くので、わかる。あの美しさを味わえたことや、雪が降り積もると、広い牧場一面に風でできる雪紋が、それは綺麗で、そんな中で暮らせたことはかけがえがなかった。でも寒さは半端なく、車を降りて、雪をかきながら、家の戸口にたどり着くまでも、寒さで凍えて苦しい。背中のねんねこにおぶっていた子どもが家にたどり着いたとき、冷たくなって、目をつぶっていたときは思わず「死なないで!」と叫んだ。眠っていたのだけど。朝晩の牛の搾乳も欠かせず、結婚前に聞いていた話と随分違った。でも30.40代になった、宗谷育ちの娘や息子とその頃のことを話すと、彼らなりに親も知らないいろんな体験を語ってくれて、やっぱりあそこで暮らせたのはよかったな、と思える。とにかく何かを作るのが昔も今も大好きで、牧場で冬の間作っていたアップリケなどが始まりで、絵本も木版画やスクラッチボードや絵で描くようになった。東京に来てからも、引きこもり生活の中で色々作ったりするのが性に合っている。今回の展示の「じいじとぼく」は今近くに住む孫と夫君との、ものづくり大好きな暮らしを絵本にしたもの。主人公のクマは、大好きな星野道夫くんの写真の幸せそうなクマの姿を見ながら暮らしているので、その姿を見ながら描いた。と、語ってくださいました。 私も陽子さんの絵本を作りたくて宗谷にも何度かうかがい、流氷を見たり、牧場での陽子さんの暮らしを見せていただいたりしました。ちょうどコウシが逃げた、というときがあり、その時の陽子さんの、瞬発力と、ちゃんとコウシを、捕まえて、牛舎に入れた底力は忘れられません。今回の展覧会もエンジンがかかるまでちょっと心配でしたが、そのあとは凄い勢いで素敵なカーテンを作っては送ってきてくださり、陽子さんの底力健在、を実感しました。 おかげさまで昨日、人気のカーテンは全部売り切れ。小さな絵もたくさんお持ち帰りいただいてらワクワク楽しいいちにでした。、
2020/08/21
「飛ぶ魚」のカフェの窓にかかっている白いカーテンは、次回の展覧会の池谷陽子さんの作品です。展示の「じいじとぼく」「くまおじさん」(福音館書店)の原画のほか、木版画、コラージュ、などたくさんの小品も並びます。そしてユニークな造形作家でもある陽子さんの、白いカーテンも!今一生懸命制作してくださっています。いくつできるかな?もちろん販売させていただきますので、どうぞお楽しみに。 なお、陽子さん自作のエプロンから飛び出す動物や物たちがすごい!エプロンシアターもあります❣️9月5日(土)のトーク会、9月26日(土)の子どもたちに向けた、飛ぶ魚絵本の会の二回です。ホームページのスケジュールにありますのでご覧ください。 「飛ぶ魚」楽しい9月、10月になりそうです!
2020/08/16
昨日、展示が終わった田島征三さんの絵を丹が夜中まで梱包して、ご返却に伺いました。そうしたら、なんと、新作の200号の製作中の絵を見せてくださいました。暑いから、なかなかね、と言われながらも見事な勢いのある絵!...
2020/08/16
7月10日から8月15日までの金曜日、土曜日と、力漲る絵で楽しませてくれた、田島征三展は昨日で終わりました。ちょうど終戦記念日。お昼に、サイレンが鳴り、町での黙祷タイム。80代から90代の方々の新聞の投稿欄のどれもが戦時の子供心にわすれられない記憶を綴ったものでした。80年近くもそれぞれの方々が胸に抱いてこられ、忘れられない重い記憶であることに胸うたれました。 今回の展示をさせていただいた田島征三展の田島さんも80歳。今回の展示絵本「つかまえた」(偕成社)は田島さんの子ども時代、川で魚を捕まえた時の手の感触、胸の高鳴りを、まっすぐに絵と短い文で表現された傑作です。70年以上もの間、ご自分の中にすみついた出来事、色あせることなく輝いているできごとを表現されているーー全て余分なものが削ぎ落とされ、その輝いているできごとだけを、田島さんの筆で、ほらっと、私たちに見せてくれている。そういう表現は、人を動かさずにはいない、本当の力を持っている、と思えます。 前半は雨降りが続いていましたが、8月1日のトーク会を機に、ずうっと晴れ。窓ドア全開の日々。開放感に満たされて夏を味わいながらの、輝く時がいっぱいの田島征三展でした!
2020/08/02
毎日お祈りしていたので、神様が梅雨明けを1日早めて、田島征三さんトークの日は気持ちのいい晴れのお天気にしてくれました。これで、戸外で人数制限をしたトーク会、夕食会ができました。そしていつものように湯河原たんぽぽ作業所さんが、絵本「つかまえた」の中の飛び跳ねた魚を、クッキーに作ってくれました。これは参加申し込みをされた方に一枚ずつお土産にさしあげました。 田島征三さんの出来立ての絵本「つかまえた」(偕成社)の絵本は、田島さんの少年時代の忘れられない体験を、くっきりと表現された傑作です。絵本が生まれる下地になっている体験を、新潟十日町の鉢という村にある「絵本と木の実の美術館」で何をしたかったか、何をしたいのか、から話し始められました。在来の方法で川を作った。そうしたら、そこのきれいな水にゲンゴロウ、サンショウウオなどがすむようになり、また、タヌキ、イタチ、穴熊、そして鳥の王様サシバの姿も見られるようになった。水面を使う芸術は多いが、水面を濁らせるアオミドロを薬品で排除するのではなく、カモに食べさせるなどの方法で生き物が生息できる環境のなかでの芸術を作りたい、と思っている。 生き物と格闘しながら育った環境の中から、生まれてくる気持ちだ。幼い頃、双子の兄弟と、去ってやっととって夕飯のおかずにする魚をブリキのバケツで持って帰る。死なないでいてほしい、どうせ食べてしまうのにうちに帰った時は生きていてほしい、と願う。死んでると弟は泣きじゃくっている。そういう生き物との付き合い方。鳥も食べたくて、罠をいろいろ工夫して作った。夜罠を見に行くと鳥がかかっている。トラツグミはしぶとく、首をひねってもひねっても死なない。諦めて手を離すとフラフラと夜道を歩いて去っていく。その後ろ姿を兄弟で呆然と見ていた時のこと、などたくさん語ってくださいました。そういう生き物たちのいる自然の中の絵本を作りたい。木の実の芸術も絵本も、その想いと通じる。小さい頃から自分の中に住みついている生き物への愛着、喪失感、悔しさ、切なさなどが一緒になった、言葉では言い尽くせないことが押し寄せてきて、この「つかまえた」の絵本はできた、と。 感動と笑いに満ちた青空のもとのトーク会でした。この尊い時間を決して忘れないだろう、という思いでいっぱいでした。 そのあとたくさんのサインをしてくださり、朝日新聞のインタビューをおうけになり、また午前中はFM熱海湯河原、小田原の取材も受けられ大忙しの田島さんでした。夕方は、距離をとった戸外での夕食会。田島さんの話はどんなお話でも、ぐっと迫ってくるものがあります。出版社の編集の方たちも交え、また、岡田和枝さんの三線の音色に耳を傾けた夕暮れ時は、飛ぶ魚に本当に幸せな時間が流れました。田島征三さん、奥様の喜代江さん、そして、足を怪我してて思うように動かない私をサポートしてくださったみなさま、本当にありがとうございました。
2020/07/31
きょうは久しぶりにテラスにも気持ちの良い風が吹き渡り、ランチを召し上がってくださった方たちものんびりと過ごされていました。午後には学校帰り、保育園帰りの親子連れも見えて、田島征三さんの原画や絵本を楽しんで行かれました。明日はトーク会のためギャラリーカフェはお休みです。よろしくお願いします。
2020/07/26
スズキコージさんの画集「スズキコージの大魔法画集」(平凡社)を送っていただきました。コージさんの絵が290点も、入っていて、一つの絵の中に入り込んだら一年は楽しめちゃう。たくさんの絵の合間に、いろんな人のコージさんの姿を綴った文章が入っていて、どれもこれもコージさん。どんな人にもちゃんとこのコージランドには居場所があるよ、という、破天荒なようでいて、優しく誠実なコージさんが見えてきます。ギャラリーに置いておくので、どうぞゆっくり見にいらしてください。 もう一冊は「ペルセポリス」(上下)(マルジャン.サトラビ著バジリコ刊)イランの女の子マルジの自伝的なお話を漫画の技法で描いた、面白く、聡明さみなぎる2冊です。10年ほど前一冊目をみんなで読んでひどく面白く、今度2冊目を手に入れました。イラン・イラク戦争の頃のことなど、一人の女の子がどんな風に暮らしてたかなんて知る由もなかった、何を思い、考えてたかなんて、まるでわからなかった。マルジはその大変ででも私たちとおんなじようなところもある少女の姿を、簡潔に、しかも、的確なセリフを散りばめて描いてくれています。これもギャラリーに置いておくので興味のある方はぜひ手に取ってみてください。スコールと晴れ間が繰り返す今日の本の紹介でした。
2020/07/25
雨降りの土曜日、綺麗な赤紫蘇ジュースにうっとり。素敵なお母さんお父さん、子どもたちの家族づれも来てくださり、雨でも楽しい飛ぶ魚時間になりました。「たくさんのふしき」が大好きだったというお父さん、「母の友」を購読したい、といわれていたお母さん、「ちいさなかがくのとも」「かがくのとも」が大好き、という元気な男の子と、スヤスヤ寝顔の愛らしい女の子のご家族。みんなそれぞれに好きな本がそばにあって満ち足りているっていいなあ。
2020/07/25
田島征三展、きのうは雨が降らず、みなさんテラスやガーデンで楽しみ、田島征三さんの絵で元気をもらって、楽しまれました。でも、今日は昼前からすごい雨降り。窓の外も雨で真っ白、時々雷も鳴ります。ランチを召し上がった方たちも、外にもでられない降りでした。田島征三さんの、新潟の「絵本と木の実の美術館」にも何度も足を運ばれたというご夫妻。新作の絵本の原画とランチを楽しまれていました。それにしても何という気候なのでしょうか。いつもは海に行ってお魚と泳いでいる時期なのに。海もお休み、コロナは、正体まだまだ不明。免疫検査すらなぜか後手後手。でも田島征三さんの絵に囲まれて、元気でいよう! 来週の金曜日、7月31日は普通どおり11時30分よりオープンです。8月1日土曜日は田島征三さんトーク会のためギャラリー.カフェはお休みです。トーク会は定員に達したので締め切らせていただいています。よろしくお願いします。
2020/07/06
7月17日(土)の飛ぶ魚絵本の会 8月1日(土)の田島征三さんトーク会、どちらも満席になりました。 おいでになりたかった方、ごめんなさい。その他の金土は、ランチタイムはご予約の上、どうぞゆっくりいらしてください。予約先 0465 46 7704

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お知らせ

9月5日(土)PM2:00〜

池谷陽子さんのトーク会

⭐︎エプロンシアターもあります!

先着 25名です。¥1200

9月26日(土)AM10:30〜

飛ぶ魚絵本の会

☆エプロンシアター、絵本・手遊び

先着 親子8組 1家族 ¥300