2018年

6月

06日

楽しかった「飛ぶ魚絵本の会」

6月2日(土)の朝は10:30から「飛ぶ魚絵本の会」でした。この日は年齢の大きな子どもたちがたくさん集まって、絵本を楽しみました。原画を展示中のおかいみほさんの『きりんいす』『ハバラさんのほし』そして『ひなたぼっこいし』『わたしがおひさまだったら』(以上福音館書店刊)を読んで、わらべ歌(ほたる)をうたいました。みんなどの絵本も身をのりだして、目を輝かせて聞いていました。『ハバラさんのほし』は粘土を貼り付けたような版立体の原画でその味わいを目の当たりにできて、絵本といっしょに楽しめました。

アイスクリーム作りのあいまにみんなでわらべ歌の手遊び。おかあさんもいっしょに、のりのりでした。このようなほんの合間の時間になんの道具もなしに、さっと楽しめるわらべ歌っていいなと改めておもいました。とにかく子どもたちがすうっと集中してくれて。

できたアイスクリーム、クッキーにのせて食べたら、つめたくってほんと、おいしかったー!

お天気もよかったので、お昼を食べていった親子は、また元気にひと遊びしていました。

午後から夕方には、おかいさんの作品をぜひ見たいという方たちがたくさんみえて、こんどは大人の人たちでにぎわいました。東京から来て下さった方たち、幼稚園の先生、絵や立体の作品が好きな方たち、いろいろなお話で夜まで盛り上がった土曜日でした。

2018年

5月

28日

6月2日(土)は飛ぶ魚絵本の会

こんどの土曜日6月2日(土)AM10:30~11:00「飛ぶ魚絵本の会」をいたします。絵本の好きな子どもたちどなたでも気楽においでください。夏前の絵本を4冊とわらべ歌をみんなで楽しみたいとおもいます。そのあとちょっと「おたのしみタイム」で「アイスクリームをつくって食べよう」(実費100円)をします。(この前は写真のようにみんなでよく飛ぶ紙飛行機をつくって遊びました。)お申し込みはtobusakana7702@gmail.com

または0465-46-7702へ。

午後もゆっくりされたい方はランチ(1000円)のご用意もあります。

 

 

 

 

2018年

5月

27日

さわやかな5月の日々

第2週目はまたまたさわやかに晴れて、前の週のトーク会にいらした方がお友達といっしょにまた来て下さったり、真鶴の陶芸家の方がご友人といらしてくださり、また陶板で作品をつくられている方など、トーク会に来れず残念と言われながら、興味をもって作品や絵本を見て行かれました。「飛ぶ魚絵本の会」のスタッフの集まりもあり、おかいさんの「きりんいす」「ハバラさんのほし」(福音館)をおもしろいね、と読んだり、それぞれが持ち寄った絵本を読み合ったり、わらべ歌を練習したり、楽しみました。ジューンベリーの赤い実もなり、前に収穫した夏みかんもあったので、梅酒、梅シロップ、マーマレード、ジューンベリージャムをつくっておいしい実たちを保存食にしました。ほんとうに今はいい季節です。

2018年

5月

27日

充実のおかいみほさんのトーク会

5月19日(土)はおかいみほさんのトーク会。心配された天気の崩れもなく、たくさんの方々が遠方からもお集まり下さいました。おかいさんは映像といっしょに、27年感暮らされているイタリア北部の陶芸の町ファエンツアのようすを興味深く話して下さいました。だんなさまの陶芸家、マエストロと今も呼ぶ方と山を買い、土を開発し、独自の釉薬を使って今の表現に至ったこと、土の塊から造形し、あとから接着はしないこと、陶で何かを作り出すのは、ご自分にとって「あさめしまえ」。すらすらと手が動きできてしまう、といわれました。会場からの「どこから発想が生まれるか」という問いには「天からのおりてくるものを待つこと」と答えられていました。自分には陶で何かをつくることが向いていた、と。

また、ファエンツアの町の景観を保つための人々の努力についても具体的に話して下さいました。出窓に冷房の室外機をつけたら、取り外すように言われ、今も冷房なし。人の目と手が保ってきた景観の中で生まれ、暮らす人たちの中には確実に美意識がはぐくまれていると感じられると。

そのあとの茶話会ではいつもの「湯河原たんぽぽ作業所」のみなさんが作って下さったオリジナル「きりんいすクッキー」を手にすばらしい作品をゆっくりごらんになって、飲み物を飲まれて行かれました。

夕方からは夕食会。大阪からはるばるいらしてくださったお仲間たちもごいっしょに、時間のある方はワインとテーブルいっぱいの手作りの食事を楽しまれました。そのあとお仲間の方たちが作りかけの絵本を見せて下さり、それについて感想を申し上げたのですが、最終的には作品は個人の深みからでてきて形をとるものなので、それぞれがおかいさんがいわれたように、天からおりてくるものを待つことが大事だと思います。そのためには絵本のような構成を必要とするものは、常に自分に意識的にしろ、無意識的にしろ、つくろうとするものを問いかけ続けることが大事だと思います。あとはこれを描いていると自分らしく居られる、みたいな感じも大切にしてほしいな、と思っています。

 

2018年

5月

27日

「おかいみほと仲間たち展」はじまりました!

5月18日より、イタリアのファエンツァ在住の陶芸家おかいみほさんとその4人のお仲間の展覧会がはじまりました! ギャラリーに飾られた絵本「きりんいす」(福音館書店)の静かで美しい絵の前にならぶちいさな音楽が聞こえてきそうな陶のオブジェたち。飾り付けがおわった『飛ぶ魚』のギャラリーはイタリアの香りいっぱいの、わくわくする空間になりました。

2018年

4月

29日

堀川真展 終わりました。楽しかった!

晴天に恵まれた「堀川真展」は終わりました。たくさんの親子づれに楽しんでもらった展覧会。堀川さんの暖かい子どもへの姿勢が、絵にも遊びにも現れていて、それがいっそう「飛ぶ魚」の場を居心地よくしてくれているように思いました。最後の日に堀川さんの育児漫画『たぶん、なんとかなるでしょう』(福音館書店)を手に1年ぶりに来てくれたNちゃん。着いてすぐ奥まで歩いて行って「飛ぶ魚ちいさくなった」と不思議そう。「飛ぶ魚は変わらないけど、Nちゃんが大きくなったんだね!」というと「ふーん」とまだ不思議そうでした。Nちゃんは『たぶん、なんとかなるでしょう』がおもしろくてたまらないらしく、ひとりで読んでは笑っていました。

昼間来た子どもたちも堀川さんの『あかいじどうしゃ よんまるさん』(福音館書店)を熱心に読んでいました。一度はわたしが読んであげたりもしました。

なんといっても子どもたちに人気があるのは堀川さんがワークショップで教えて下さった紙飛行機とその発射台。子どもたちのやったー!という笑顔を見て、おかあさんたちもうちに帰ったら、発射台つくってみる、とはりきってました。

金曜日は夕方しか来られない父子づれがいらしたので、ほかの二組の母子も合流、とつぜんの親子ワインの会になり、ワイン好きの私は子どもたちが飛行機を飛ばして喜ぶ姿を見ながらの楽しいひとときを過ごしました。お母さん、お父さんはじっとすわってはいられないけど、テーブルにもどってはお話をして、また子どもたちと遊ぶ、こういう過ごし方って楽しいな、とおもえたひとときでした。子どもの時間は短い。子どもといっしょに親が遊べる時間も短い。それはたからもののような時間!

「飛ぶ魚」は5月18日(金曜日)までお休み。19日(土曜日)PM2:00より展示の画家、おかいみおさんのトーク会(1000円)PM5:30より夕食会(2000円)があります。どうぞご参加ください。

 

2018年

4月

23日

飛ぶ魚絵本の会、紙ひこうきがいっぱい!

先週の21日土曜日は「飛ぶ魚絵本の会」。よく晴れた暖かい日の朝、1歳から3年生までの子どもたちがたくさん参加してくれて、元気な笑顔がいっぱいでした。新一年生もふたりいて、進級した子どもたちもいるので、小さな子どもたちから小学生まで楽しめるように幅広い年齢の絵本を読みました。みんなそれぞれのやり方で楽しんでくれているようでした。『とべ!ちいさいプロペラき』(小風さち文・山本忠敬絵・福音館書店刊)を読んだ後『かみひこうき』(小林実文・林明子絵・福音館書店刊)の紙飛行機の作り方を参考にみんなでつくりました。それに加えてすごいヒットは、展示中の絵本『あかいじどうしゃよんまるさん』の作者堀川真さんが、3月30日のワークショップで教えて下さった段ボールでつくる発射台!これで飛ばすと、あっと驚くほど勢いよく紙飛行機が飛ぶので、年長さん、小学生の子どもたちは目を輝かせて、おかあさんに見せに行っていました。ちいさい人たちは、折り紙を小さく切ってつなげるだけのひらひらや、切り込みを入れてくるくるまわるくるくるを、楽しんでました。

堀川さんのトークの日以来折り紙や工作の道具をだしておくと、子どもたちが夢中にやっていくので、ギャラリーにおいてあります。

ランチをめしあがった方たちは夕方まで、お母さん同士のおしゃべりを楽しまれていて、こんなふうに大人と子どもがわりあいかってに楽しんでいる「飛ぶ魚」の一日はいいなあ、と思いながら眺めていました。

2018年

4月

02日

楽しかった堀川真さんのトーク、ワークショップ

3月30日(金)よく晴れた日の午後、堀川真さんのトークとワークショップのイベントがありました。展示中の絵本『あかいじどうしゃよんまるさん』(福音館書店刊)

のお話ができあがるまでを映像を交えて丁寧に追って楽しく語って下さり、くつろいだ暖かい雰囲気がひろがりました。この絵本の主人公小型ランドクルーザー「よんまる」には約20年前に旭川に行ったとき、乗せていただいたことがあります。もう古い自動車でしたが、気持ちのいい北海道のひろびろした風景の中を風にふかれて、旭川から旭岳まで連れて行っていただいた爽快感は格別でした。その後堀川さんは長い時間をかけてこの古くなった愛車を主人公の絵本の構想を練られました。私はその編集担当だったのですが、お話ができるプロセスの中で、「この展開だと主人公は自動車でなくてはいけないのでしょうか」とか「これで自動車はしあわせなのでしょうか」と申し上げたらしく(今となってはよくおぼえていないのです)その結果、堀川さんは小型トラックになったよんまるをかっこいいなあ、と思った記憶に促されて、今のようにトラックになって再生する絵本となったと話されました。映像で今も南極にゴミ輸送用に持ち込まれた、トラックのよんまるが居る映像を見せてくれて、なんだか絵本のよんまるが今は南極で活躍しているように思えて、お話の続きを見たような思いでした。一冊の乗り物絵本が出来るとき、どんなに作者の愛情がそこに吹き込まれていくか、よくわかるお話でした。

そのあと、語り継がれること、について少し触れられて、おじいちゃんたちから生々しい戦争のときの体験を語られることと、ちょっと離れて観念的に戦争を語られることの、こちらの心に残る残り方の違いが気になっていると話されました。

最近サトクリフの『王のしるし』(岩波書店)を読んだのですが、ケルト地方の部族間の争いに王として担ぎ上げられたもと奴隷の男の戦いのようすを、ものすごい血の量でこれでもかと描いていて、はじめとまどいましたが、でもそこに高潔な魂がはぐくまれていく物語に心奪われました。何をどう表現して、人間の大事な在り方を伝えるか、その課題は今、とても重要と思います。

あとは紙とセロテープと洗濯ばさみでつくる、ものすごくよく飛ぶ、飛行機、ロケットづくり。かんたんにできるひらひらとまわりながら落ちてくる折り紙。その日はおとなの参加者がほとんどだったのですが、みんなで楽しんでつくって飛ばしてあそびました。おみやげは「たんぽぽ作業所」のみなさんがつくってくれた「オリジナルよんまるクッキー」でした!

夜の部は夕食会。堀川さんの長男11歳のさとくんが、自分の住んでいる北海道の吹雪

の中を通学する様子、北の動物たちのことなど、生き生きと語って、座を盛り上げてくれてたのしいひとときでした。

堀川さんご一家は日曜日早朝に湯河原をたたれ遠路北海道の名寄に帰られました。はるばる湯河原に来てくれてほんとにありがとう!東京でもない、避暑地でも、観光地でもない、海と丘のあるここを、大きくなってちょっとでも憶えてくれているとうれしいです。

 

2018年

3月

25日

春を見つけた「飛ぶ魚絵本の会」

3月24日(土)は「飛ぶ魚絵本の会」でした。展示の絵本『あかいじどうしゃよんまるさん』を読んだあとに、春の絵本をよんで、「たんぽぽ」の手遊びをみんなでやりました。この日hは1歳児の親子づれの方たちがたくさん参加してくれて、手遊びもママといっしょに楽しんでいました。飛ぶ魚の庭には大きくなってしまいましたが、とってもとってもとりきれないほど、たくさんのつくしが生えていましたので、子どもたちはおもいっきりつくし摘みをしました。長いつくしだけをとる子どもや、たくさんとるのに夢中になる子やそれぞれに楽しんでいました。春の日差しの中、こうやってしゃがみこむ子どもたちやお母さんたちをたくさんむかえることができて、飛ぶ魚の庭もうれしそう。ほんのちょっと好きなものを植えただけの空き地の庭。オオイヌノフグリやオドリコソウやムスカリも咲いてました。

おたのしみタイムのあとお時間のある方たちはランチタイムに。赤ちゃんのママたちはだっこしながら離乳食を食べさせ、ご自分の食事もし、でそれは大変。でも食後眠ってしまった赤ちゃんたちもいて、みなさんでゆっくりお話をされていかれました。ほんとにママたちはすごいな、えらいな、といつも思わされます。こうやって自分たちの時間をうみだす力もふくめて。次回絵本の会は4月21日(土曜日)AM10:30から11:00です。

2018年

3月

25日

堀川真展始まりました!

寒い3月の日がやっと終わって桜も花開き始めた3月23日堀川真展が始まりました!北海道からはるばるやってきてくれた『あかいじどうしゃよんまるさん』(福音館書店刊)の絵本原画そして「よんまるさんの仲間たち」のすてきな絵、かわいい土人形、堀川さんのたくさんの著書が「飛ぶ魚」に並びました。古い小型のランクルの「よんまる」が廃車にならずに小さなトラックとして再生する絵本『あかいじどうしゃよんまるさん』は子どもたちに人気の乗り物の物語絵本です。自動車という無機質の乗り物に、心ある暖かみを感じさせてくれる丁寧で魅力のある絵が並びました。男の子二人のお父さんでもある堀川家の二人に翻弄される日々を描いた育児漫画『たぶん、なんとかなるでしょう』(福音館書店刊)も、育児まっただ中のパパママを励ましてくれる本もご用意しました。久しぶりの飛ぶ魚オープン日、親子連れの方たちやご夫婦や堀川さんの本を早くゲットしたい!と訪れて下さったかたたちがいてうれしいはじまりでした。堀川真さんのトークと簡単なおもちゃ作りのワークショップを3月30日(金)PM2:00~4:00に行います。(会費1000円お茶菓子つき)お申し込みはこちらへ。

tobusakana7702@gmail.com

 

2018年

2月

16日

織茂恭子展きのう、きょう

 昨日は、『飛ぶ魚』で、今年出版される予定の『わにわにのバースデイブック』の編集作業が行われました。作者の小風さちさん、画家の山口マオさん、福音館書店の編集を担当している方の三人がお昼前に到着。「和っしょい」さんのパンでお昼をすませたあと、1ページずつ文と絵の詰めの作業をすること3時間。かなりシビアなやりとりの中、マオさんは絵筆片手にラフスケッチの完成をめざします。それから「わにわに」がイチゴのショートケーキをつくるのと同じように実際のケーキ作り。私などは電動泡立て器を使ってしまうのですが、そこはちゃんとした絵本づくり。マオさんはメレンゲの泡立て。頑張って泡立てたおかげで、ふわっと膨らんだスポンジのおいしいケーキができました。晩御飯に用意したカレーをみんなにたくさん食べてもらってデザートはもちろんショートケーキ。みなさん、遅くに東京までおかえり。ほんとうにご苦労様でした。楽しいバースデイブックができますように!編集責任のない気楽さで、楽しませてもらった、すてきな一日でした。

 きょうは昨日より寒いので、薪ストーブをたきましたが、途中で部屋が暖かくなってきました。初めて歩いてきて下さった方、子ども連れの方、画家のご夫婦が来てくださったとき、ちょうどあの羽生結弦の平昌オリンピックのフィギュアスケートの出場時間に。みんなで小さなIPADの画面で演技を見ました。すばらしかったですね!

夕方はご近所で文庫をしてる方が見えてお話。小田原湯河原の長い長い子どもの本をめぐる歴史の片鱗を知ることができました。ここに引っ越してきたときは、子どもの本に関わるすばらしい歴史をつくられた方々がいらっしゃることなど、露ほども知らず、真鶴半島の海で遊びたい、海を見下ろす山を歩きたい、ということで引っ越してきました。たまたま絵本の仕事を長いことしてきて、ここに絵本のギャラリーをひらいたことで、そういう方たちとお知り合いになれて、ほんとうにラッキーでした!子どもの本についての基本の考え方をきちっとふまえて、歩んでこられた方たちといっしょに子どもの本に今も関われることは思いがけない幸せです。

 きのう、きょうと画家の山口マオさん、森洋子さんが、織茂恭子さんの人形をとても気に入られて、手に入れてくださったのも、ほんとうにうれしいできごとでした。「これを励みにがんばります」と山口マオさんが「土塊」と題された人形をもっていわれていました。織茂さんの創作パワーが広がっていく――。

 織茂恭子展はあしたも開催します!

 

2018年

1月

21日

織茂恭子さんのトーク会おもしろかった!

1月20日(土曜日)の午後織茂恭子さんのトーク会がありました。いつも来て下さる方たちに加えて、織茂さんの桑沢デザイン時代のお友達、ロシア関連書籍のかつての出版社「ナウカ」時代の同僚の方たちも遠方からきてくださり、盛況でした。

 まず原画展の絵本『かわをむきかけたサトモちゃん』(アリス館)について、作者のえぐちよしこさん、編集の岩井真木さんと織茂恭子さんの三人のお話をうかがいました。えぐちさんと岩井さんは作家の小沢正さんの教室でごいっしょで、岩井さんはそこでのえぐちさんの作品に注目、えぐちさんは小沢さんが言われたひとことにヒントをえて、この絵本のお話を書かれたこと、そして岩井さんはこのお話を出版社にもちこみ、アリス館が出版することになり、えぐちさんも岩井さんも、小沢正さんの作品にたくさん絵をつけられていた織茂さんにぜひ絵を!とお願いしたいということで、岩井さんが依頼されたとのいきさつを話されました。織茂さんは小沢さんとのご縁だったこと、お話が小沢さんと重なるニュアンスがあって気に入ったこと、そしてご自分の畑でそだてている里芋が主人公なのでおもしろそう、ということで絵を引き受けられたそうです。

 それから、織茂さんの畑のお話になりました。織茂さんはだんなさまとふたりで、高崎にある畑に通って野菜を作られています。そこは300坪もある大きな畑ですが、初めは藪を開墾し、日照のため木を何本か切り、やっと畑にした土地。そこに通っていたある日、藪の向こうの真っ赤な夕焼けの空に飛ぶ者のシルエットをみる。それがキツネとの出会い。以来生き物を見たということで胸がたかなり、また畑へ行き藪の中にけものみちを見つけ、そこにキツネの気配を感じる。畑にいるとあちこちに生き物の気配を感じ向こうも人間の気配を感じていることがわかる。ほかにもトウモロコシをめぐる攻防戦に勝ったタヌキ、強いアナグマなども畑に来る。そのうち人になつく、おそらく捨てられた白いネコが来るようになり、織茂さんご夫婦はそのネコのことをつねに心にとめて暮らすことになる。藪の草をひっこぬくと、そこにはたくさんの虫がいるし、畑にくるチョウチョ、青虫、ミミズなどにも慣れ、愛情を感じるようになる。切った樹から水があふれだすのを見ると、樹の命を感じずにはいられない。でも樹を切らないと日照がたりず、作物がそだたない。そういう矛盾の中に身を置きながら、命がめぐっているということを実感する。最近虫やミツバチがすくなくなってきた。何かがかわってきている。畑で命のめぐり実感していると意識しないのに、自然にそれぞれが面白いもの、愛するものにかわっていく。命のめぐりがすくなくなったら、人間はどうすればいいのか。白いネコはだんだんおなかが大きくなって、かわいい子猫を二匹うみ、織茂さんたちは白いネコにつくった小屋をまた大きくしたそうです。(もちろん避妊手術も)

 ひとつひとつの出来事を細かく目に見えるように語られる、語りかける、織茂さんのお話は私たちもほんとに畑にいて織茂さんたちが見たものを見ているような気持ちにさせてくれました。

 『かわをむきかけたサトモちゃん』の絵がこんなに生き生きをしているのは、そういう畑の作物への愛情が自然と織茂さんの絵にもあらわれるからなのでしょう。

 参加くださった方へのおみやげ、湯河原作業所「たんぽぽ」特製クッキーを見て、みなさん感嘆の声をあげられ、また原画のほかに会場いっぱいにあるすばらしい立体作品、切り紙の作品などをごらんになり、サインをいただいて、コーヒーやお茶をのまれてトーク会は終わりました。

 夕刻からは織茂さん、えぐちさん、岩井さんのお三人を囲んで、夕食会。安江リエさんが東京から作って持ってきてくださったミカンスープ、やあれこれのお料理、ワインで絵本作りについてのお話にまた花が咲きました。

 日常からちょっと離れたこんな時間は心身を解き放って、自由な気持ちを運んでくれます。今週の金土も織茂恭子展をいたします。「飛ぶ魚」ですばらしい原画と作品にふれていただけたらうれしいです。

 

 

 

 

2018年

1月

18日

明日19日から織茂恭子展はじまります!

 冬ってこんなに寒かったっけ、と思うこのごろですが、「飛ぶ魚」は薪ストーブをたいてあたたかくして、みなさまをお待ちしています。あしたからいよいよオープン、「織茂恭子展」です。絵本『かわをむきかけたサトモちゃん』の絵本の原画、そして、畑の人の人形、猫の切り紙の絵、レリーフの作品、などさまざまな織茂さんの表現されたものがならんだ多彩な展示で、わくわく楽しい展覧会になっています。

 1月20日(土)午後2時からは織茂恭子さんのトークがあります。展示絵本の作家のえぐちよしこさん、編集の方もおみえで、この魅力的な絵本がどうして生まれたか、お話いただいたあと、織茂恭子さんのトークです。畑で野菜をつくっている織茂さんが日々考え感じていらっしゃることを存分にお話いただけると思います。

織茂さんのたくさんの絵本も会場いっぱいに並んでいます。まだご存じない絵本も在ると思いますので、どうぞごらんになってください。本のサイン会、茶話会もあります。(当日の会費1000円)なお、湯河原地域作業所「たんぽぽ」さんがつくってくださったオリジナル『サトモちゃんクッキ-』をトーク会ご参加のかたにはさしあげます。トーク会お申し込みは,tobusakanna7702@gmail.com または0465-46-7702まで。

 

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2018年

1月

14日

楽しくおいしかった絵本の会

展覧会より一足早く『飛ぶ魚絵本の会』が13日土曜日にありました。昔話、物語、手品(!)、雪の写真絵本を楽しんだ最後は『おもち』という絵本。「わにわにかるた」で遊んだ後は、「あんこもち」「きなこもち」「のりもち」を薪ストーブの上でやいてたべました。時間に余裕のあるかたはバターチキンカレーとパイナップルとにんじんのサラダなどのランチ、リンゴケーキと飲み物のデザートを召し上がり、親たちはゆっくりおはなし、子どもたちはギャラリーと庭でかけまわってあそんでいました。おとうさんもお二人いらしたので、とっくみあいの元気な遊びもできて子どもたちは寒さをものともしないで、息をはずませていました。すてきな冬の一日でした。

2018年

1月

08日

明けましておめでとうございます

晴天にめぐまれたイタリアの10日間の旅を終えて、時差で午後眠くなりながら、なんとかおせちをつくり、お掃除をしました。年末年始孫たち子どもたちが訪ねてくれて、おせちも全部なくなりました。今年はどんな一年になることでしょう。イタリアのちいさな村の人たちのように多くを望まず、大事だとおもうことを今までどおり楽しんで続けていきたいとおもいます。そしてそういう自由を脅かす動きにたいしてはいつもきをつけていなくては、と思っています。さて、今年は少しおそく19日(金)のオープンになります。またたのしく絵本を、その原画を、そしておいしいものをみなさまといっしょに楽しめたらうれしくおもいます。どうぞお気軽にいらしてください。

2018年1月13日(土)は「飛ぶ魚絵本の会」をします。3歳~小学生の子どもたちといっしょに冬の絵本をたのしんで、薪ストープでおもちを焼いてあんこやきなこやのりでたべたりして楽しめたらいいなあ、と思っています。ぜひご参加ください。(絵本の会は参加無料。お楽しみタイムは実費一家族100円)

次回の展示は2018年1月19日(金)より「織茂恭子展」です。

1月20日(土)午後2時より作者トーク会、茶話会、サイン会があります。 

どうぞご参加ください(会費1000円)。夕方からは織茂恭子さんを囲んでの夕食会があります。(会費1500円・2000円) 

    

2018年

1月

08日

もう一つの小さな村、カスペリア

コンティリアーノ滞在中、近くのカスペリアに日本語が堪能なジェームスさんというカナダ人が住んでいるので、あってみますか、と朋子さんがすすめてくださったので、おたずねしました。お会いしたとたん、流ちょうな日本語で、ローマ帝国の歴史から、サビーナ地方についての説明をずうっとしてくださり、丹の運転で、ファルファという修道院をたずねました。そこの門前町には3世代つづいているという織物、布のお店があって、3代目の娘さんが布を織って見せてくれました。近くには修道会の品々を集めたこぎれいなお店もあって、ろうそくやジャムやお酒や、すてきなものがたくさんありました。また、世界一古いというオリーブの樹にも案内してくれました。その木に手をかざすと白い斑点が手のひらにでる。木の気をそのようにして受けて、体に木の力をいただく。ジェームスさんにいわれて、私たちもそのようにして、最古のオリーブの樹から力をもらいました。それからジェームスさんがうれしそうに連れて行ってくださったのは地元の食材をつかったおいしい食堂。隣の牧場には羊がたくさんいたけど。チーズもサラミもみんな自家製。ブロッコリーのパスタはうどんみたいな太い麺にブロッコリーとベーコンがからまっていてほんとうにおいしかった!イタリア料理のこういう素朴なおいしさがあまり知られていなくて残念とジェームスさん。何度かカスペリアを訪れるうちにほんとに気に入ってしまって、パートナーの男性と、もうひとりの女性と、年取った猫と暮らしているそう。そこでのおいしい暮らしがほんとに楽しそうでした。

 そろそろイタリアの町が恋しくなって、最後の2日はローマへ。行きたかったナヴォーナ広場で、クリスマスマーケットを見たり、ラファエロの『巫女』の絵に再会したり、教会のコンサートを楽しんで、帰国しました。ずっとお天気で、ローマ以外では日本人の旅人と会うこともない、静かで、充実した、旅でした。

2018年

1月

07日

もうひとつの小さな村

リエッティ郊外のコンティリアーノにあるB&B、朋子さんが予約して下さった「イルジラソレ」。すばらしいところでした!なんといってもここのご夫妻のあたたかいこと。バスタブまでついたお部屋で、シーズンオフとはいえ信じられないほどリーゾナブル。着いたその日の夜、ライトアップされたコンティリアーノの旧市街を案内してくださっただんなさまのフェリーチェさん。そこの古くて静かなたたずまい、夜景の上には満点の星。こんなところに今居るなんて!心がふるえるほど感動しました。またフェリーチェさんは近郊のフランチェスカがたずねた村々を車で案内してくれました。こちらに来て丹が何回か移動にレンタカーを運転してくれたのですが、とにかくイタリアの道はこわくて、ナビを見ながらふるえていた私はほんとにうれしかったです。フランチェスコが訪ねたところはどこも丘の上の小さな村で、そこの岩のすきまに木の十字架があり、フランチェスコがそこの岩のあいだで休んでいたということでした。クリスマスにフランチェスコが村人と動物たちと、キリスト生誕の場面を再現したという、今のプレゼピオ発祥の地、グレッジョという村の修道院には、2016年法王フランチェスコがおしのびで訪ねられたときの写真が1枚飾られていました。小さくて静謐な村。みんながフランチェスコを大好きな村。フランチェスコのあいさつのことばが刻まれていました。「こんにちは、いいひとたち」それを見せながらフェリーチェさんがやさしい笑顔でにっこりされました。

2018年

1月

07日

サビーナ地方のリエッティへ

リエッティでは朋子さんが迎えてくれました。もうここに住まわれて7年。この聖フランチェスコが訪ねたサビーナ地方のすばらしさを知ってほしいと、とてもわかりやすくいろいろ教えて下さいました。水の豊かなこの地方は透明な水をたたえた川がたくさん流れていました。かわいくておいしいレストランでお昼。クリスマスにはレンズ豆を食べるそうです。日本の黒豆といっしょです。聖フランチェスコがすごしたフォレスタ修道院にも連れて行っていただきました。木々にかこまれた静かな修道院。フランチェスコが来たとき、村人たちがおしよせて、そこにあったぶとうをつまんでたべてしまった。これではワインが作れないと困り果てたとき、フランチェスコが残りのわずかなぶどうでみんなにゆきわたるくらいたくさんワインをつくった、という奇跡の物語が伝えられている、とブドウ畑を指さして修道僧が説明してくれました。

2018年

1月

07日

ティボリ、フラスカーティの町

ティボリで湯河原にゆかりのあるリッカルドさんにお会いしてから、在ティボリ17年という恭子さんに彼女が好きなフラスカーティの町に連れて行っていただきました。可愛い町で折しもクリスマスマーケットが建ち並び楽しいものがいっぱい。もう大きくなった二人のお子さんのお母さんで、おだやかな恭子さんのたいへんな17年のお話が心に残りました。おそろしいイタリアの車道をぐいぐい運転されるたのもしいすてきな方でした。ロベルトさんご一家と、恭子さんにお会いできてティボリという町がぐんと身近になりました。

2018年

1月

07日

12月にイタリアに行きました。

ティボリ市。近くのマルチェリーナにお住まいのロベルトさんのご案内で世界遺産のVilla Adrianaをたずねました。広大なローマ遺産。ハドリアヌス帝の別荘。『テルマエロマエ』に出てくるお風呂のあとも。1900年の歳月ってなんだろう、ここでみんなお風呂に入ったりしていたんだ。皇帝が不機嫌なときにこもる住居あとも。人は不機嫌なときこもる場所が必要、とロベルトさんと笑う。朝のさわやかな空気の中、のびのびと時空の広がりを感じたとき。もう一つの世界遺産Villa d'Este は16世紀のエステ家の別荘。ふんだんに水をながしてあちこちにみごとな噴水が配してある。圧巻は、とつぜん聞こえてきた噴水が奏でるオルガン音楽。フランツ・リストの「エステ荘の噴

水」が。おそめのお昼をロベルトさんのおうちで、かわいい子どもたちといただきました。『どっとこどうぶつえん』『たなのうえひこうじょう』(中村至男 福音館)をおみやげに。どちらもことばがないのでわかりやすい。リッカルドくんは興味津々。みんなで動物のあてっこをして遊びました。おくさんのバルバラさんが一番楽しそうでした。スキンシップのようすかしら。イタリアの家族はおいしいにおいがします。

2017年

11月

27日

大槻あかね展終わりました。

2017年

11月

23日

もう最後の週になりました。

先週は三日間ともお天気で、「飛ぶ魚」にいる大槻あかねさんの「針金の人」も気持ちよさそうに風に吹かれていました。立ち寄られた方たちも、『あ』の発想にひきつけられ、『あ あ』の世界を楽しんでいかれました。

そしていよいよ最後の週のきょう、祝日ということもあり、「湯河原真鶴アート散歩」のパンフ片手にそれはたくさんの方が『あ あ』の展示を楽しんでいかれました。午前中雨降りだったためテラス席は使えず、ランチタイムはカフェはいっぱいになってしまいました。召し上がれなかった方ごめんなさい。みなさん展示のユニークさを楽しまれて、お隣の「Ki-nari」さんの木工も楽しみにされているようでした。こういう『湯河原真鶴アート散歩』の機会があって、ふだん見てもらえなかった方々にも、大槻さんの作品に触れていただけてほんとうによかったと思います。今日来てくれた、5歳の女の子も「ごろごろしたい」となんども大きな鉛筆にねっころがったり、大きな角砂糖の上にのったり。今回の展示、いや、今回の絵本の針金の人の気持ちに、じつに子どもたちが体でフィットするのを見るのは、私にとってもすばらしい体験でした。絵本の中の真実を現場で見るだいご味はたまりません。展示はあと二日どうぞお見逃しなく。ランチは予約していただけると助かります!

 

2017年

11月

08日

大槻あかねさん充実のトーク会

気持ちよく晴れた11月4日(土)大槻あかねさんのトーク会がありました。あかねさんが用意されたプリントを見ながら、会場いっぱいのみなさんは小さい声ながら凜々しく話されるあかねさんのことばに頭と心を全開にして聞き入りました。

用意されたプリントからいくつかのことばを抜粋してご紹介します。

(絵本『あ』『あ あ』の主人公、針金の人、について)

「針金の人」には名前はありません(~)

針金の人は「『存在』の象徴」であり、キャラクター性とは対局にあります

「そこに在ること」「何かに出会い、それゆえの振る舞い」それを描くための「なんでもないものの象徴」です

ゆえに顔も無く、最小限な要素で成り立ち、でも「そこに居る」ように感じられる

何物でもない、だから何者にもなれる、そういう存在です

(~)

わたしはいつも、物とじっと向き合い、その物の発する声をうかがう、ということをします

(それは自分を宙に浮かぶ一点とすると、全方向からうったえかけてくる可能性へと

感覚を開く状態)

すると「その物が何者か」という以前の、「その物であるがゆえの在り方」へと焦点が導かれるのです

 

そしてその向こうには「その『物』をつくった、必要だった、人間」という生命の

脈々と続いてきた永い”とき”を感じられ、どこか尊い気持ちにもなり、

また、人間がいじらしくも感じられてくるのです

(~)

                               

『あ』では針金の人が「物と読者のあいだの媒介者」でしたが

『あ あ』では「物」が「針金の人と針金の人の出会い」の媒介者となっています

                              (大槻あかね)

このような基本のスタンスの中で創作される気持ちのもとには、大切ないただいたことばへのことばではない表現でのお返事、こころにひそんでいる好きな歌のことば、春琴抄の舞台など、が具体的な表現に関わっているということなど、わかりやすい動作もまじえながら伝えて下さいました。

みなさんは針金の人がポリ袋のパラシュートにつかまって風に揺れている下で、こころの興奮を抱きながらききいっておられました。

 

わたしが聞きながら思い出していたのは、本田和子さんという方の子ども文化論の一節でした。

「遊びは、ただその内在的な目的によってのみ規定され、他の目的設定によって導かれることの無い唯一の自己完結的行為である。それゆえに、そこでは、時間は『引き裂かれる物、ながれゆくもの』という性格を失う。人は遊びにおいてはじめて、現在に滞在し、永遠に手をさしのべる機会をもつのである。」

「創造する詩人の想いは深く純粋であるために詩人自らも気づかぬまま、幼い時代の夢想を再び見いだしているのである。そしてこれは、『大人とよばれる人』の内に、『人の原型としての子ども』が潜んでいることのあかしである」

(以上ホイジンガー『ホモ・ルーデンス』およびバシュラール『大地と意志の夢想』より)

 

 

2017年

11月

03日

大槻あかね展はじまりました!

この地域では最高の季節、寒くもなく暑くもなく、蚊もいなくなり、空気が澄んで、みかんがオレンジ色に輝き、海や空の色が透き通ってくる、11月。「飛ぶ魚」では「大槻あかね展」がはじまりました。そして「湯河原真鶴アート散歩」もはじまりました。

「大槻あかね展」では、新作の絵本『あ あ』から出てきた主人公の「針金のひと」があちこちで、いろんなことをしています。子どもたちは「あ、ここにもいた」「ここにも」と見つけて喜んでいます。この「針金のひと」は角砂糖を積み重ねて登ったり、ぷちぷちのうえをあるいたり、物との出会いに興味津々。体中で遊びます。するともう一人、おなじように遊んでいるひとと出会います。出会いの瞬間の重なりは、新しい喜びを生み、ふたりはポリ袋のパラシュートにぶらさがって空に飛翔します。その微妙の出会いの動きが「飛ぶ魚」の展示で実物で見ることが出来ます。絵本を実物で見る楽しさがいっぱいの展示です。小さいものたちなので触ることはできないのですが、大きな砂糖と大きな色鉛筆を、大槻さんはそれこそ夜なべをして制作してくださいました!

きのうもきょうも、そこで体中で遊ぶ子どもたちのうれしそうな声がきこえていました。いよいよあしたは大槻あかねさんのトーク会、午後2時からです。トークがあるためギャラリーカフェはお休みさせていただきます。

 

 

 

 

 

 

 

2017年

10月

13日

さとうあや展終わりました。

来て下さった方たちが新鮮な風を「飛ぶ魚」に運んでくれた「さとうあや展」はきょうでおしまいです。先週、今週とたくさんの親子連れが楽しんでいかれました。さとうあやさんのご友人も遠くからいらしてくださったり、「飛ぶ魚」の入り口の魚や屋根の風見魚を作ってくださった鉄の彫刻家、中里絵櫓州さんもあらわれてくださいました。絵本を書かれていた詩人の息子さんもふらっとみえていろんな話をしてくださったり、ネコが好きな母娘が絵を見にいらしたり、遠方からあやさんの絵をもとめにいらしてくださったり。編集の元同僚も親子連れでみえて、あやさんは天才、と意気投合しました。つつましく一生懸命でいながら、現実につきすぎることなく、ふわっと絵で物語をたのしめてしまう資質は貴重なものです。「かわいい絵ね」などということばで終わってしまう見方もあってとても残念におもうこともあります。エキセントリックなところはどこにもないのに、絵にあらわれているセンスとやわらかな感性は生来のもの。とりわけ子どもの本の根本にかかわる豊かさを感じます。

この小さな町で、子どもたちが安心して豊かに大きくなっていけるかどうか、そのことから目をそらすことなく、暮らしていきたい。私的な利権などでもし小さな町が動くことがあれば、それがあちこちで行われるのであれば、その積み重ねは国のあり方を決める。そしてそれは戦争への道をつくる。今私たちに見えにくくされている確かな戦争への道。見えにくいものを見る努力、守りたいものを豊かに守る力を、それぞれが蓄えたい。もうすぐ湯河原真鶴アート散歩もはじまります。

2017年

10月

01日

子どもたちがいっぱいの週末

 この週末は気持ちよく晴れて、いい秋のはじまりの日々でした。さとうあやさんの絵を見に遠方からたくさんの方たちが来て下さいました。また土曜日は「飛ぶ魚絵本の会」でした。展示中の絵本『ぴりかちゃんのクッキー』をみんなで読んでから、『シロナガスクジラより大きいものっているの?』(評論社)『よあけ』(福音館)『3びきのくま』(福音館)『14ひきのおつきみ』(童心社)と、科学の絵本、昔話、行事の絵本などたっぷりの絵本タイム。「おてだまかぞえうた」にみんなおおのり。そのあとは白玉団子をつくってあんこときなこで食べました。みんなはじめは丸形だったのが、だんだんとハート型、かたつむり型、ゆきだるま型といろいろ登場。もうおなかいっぱい、楽しみました。

 夕方まで、あっちこっちで子どもたちのあそぶ声が聞こえて、『飛ぶ魚』喜んでる、という日でした。午後おそく、さとうあやさんがいらして、新たにあのすてきなサインを黙々とかいていってくださいました。東京からきてくださったご家族、藤野からきてくださった方たちと夕暮れのテラスを楽しみました。おみやげの二宮のパンがあんまりおいしそうだったので、白ワインで大人タイムの夕方になりました。

2017年

9月

22日

さわやかな秋の気配が

今日はときどき小雨がぱらつきましたが、おおむねさわやかな気持ちのいい日でした。「さとうあや展」で展示中の『ぴりかちゃん』のできたての絵本が届きました!予約されていた方はあした23日(土)さとうあやさんがいらしてサインをしてくださいますのでおあずかりしておきます。朝からいいにおいと思ったら、庭のキンモクセイが咲いていました。お友だちと来て下さった方たちがゆっくろランチをめしあがったり、コーヒーを飲んで、秋のひとときをゆっくりと過ごして行かれました。あした、遠くからたくさんおいでになるので、雨やんでくれるといいな。

2017年

9月

11日

クッキーとアコーディオン絵本

左上はたんぽぽ作業所さん製オリジナルぴりかちゃんクッキーです。ほんとにかわいくて感激。クッキーでつくるのたいへんだったろうなあ。これは9日のトーク会のおみやげ。さとうあやさんの小品、みんなほしくなります。アコーディオン絵本はこんな感じでした! 夕食会も楽しかったです。「ケイゾウさんは四月がきらいです」の作者市川宣子さん、「わにわに」の小風さちさん、「トマトさん」の田中清代さん、「100かいだてのいえ」の岩井俊雄さんたちが、さとうあや展だということでかけつけてくださいました!

さとうあやさんの絵、物語といっしょに見ると、なんという表現力!と感嘆します。ただかわいいだけではない、物語る絵なのです。

2017年

9月

11日

さとうあやさんとの絵本作り楽しかった!

9日(土)は画家さとうあやさんのトークとワークショップ。どのようにして絵本をかくようになったかを、大切な記憶を心の奥にたどって静かに愛らしく語られる様子におもわず拍手をおくりたくなるようないい雰囲気のトークの時間でした。そのあとはさとうあやさんがたくさん用意してくださった白絵本に、6人一組のグループで、みんなでまわしながら6冊の絵本をつくってゆきました。これもさとうあやさんが用意してくださった切って貼れる色紙シールで絵をつくっていきます。とてもおもしろくて、みんな時間を忘れて熱中。どの絵本もみんなすごい傑作揃いみたいだったので、ぜんぶゆっくりみたかった!みなさんサインをいただいた本と表紙を描いた小さな絵本を一冊とそれから湯河原町たんぽぽ作業所のみなさんが作ってくれて絵本の主人公「ぴりかちゃん」を胸に、帰って行かれました。

2017年

9月

08日

はじまりま〜す

 たくさんの童話にすばらしい絵をつけていらっしゃるさとうあやさんの展覧会が9月8日からはじまりました。ギャラリーはさとうさんの愛らしい絵でいっぱい。今月に発売予定のさとうあやさんの新作絵本『ぴりかちゃんのブーツ』の原画は、ネコのぴりかちゃんの表情がみもの。ネコ好きの人にはたまらない。ことさらネコずきでなくとも、子どもらしいぴりかちゃんには共感することでしょう。

 あしたは2時からさとうあやさんのトークとワークショップの会。みんなでアコーディオン絵本をつくってみよう、ということで、どんな絵本ができるのか、たのしみたのしみ。

2017年

8月

13日

やっと晴れました!

 吉野雄輔さんの展覧会の海の絵に囲まれながら、ぐずついたお天気で海にいけなくてうずうずの今週でしたが、今日は晴れました。というわけで早朝から真鶴の海へ。いつものルリスズメダイが小さいのから大きいのまでたくさんいて、ほかにも鰯の小さいのがキラキラ光って群れで泳いでいたり、ハコフグがいたり、海の中はきれいきれいlずっと漂っていたかったけど、今日はギャラリーオープンなので、大急ぎでシャワーをあびて、ランチをつくってーー間に合いました!

 いつも来て下さる親子づれや、ご近所のかたが帰省されたご家族と一緒に来て下さったりした、お盆の時期。ほかに、吉野さんのフェイスブック友だちというかたたちが小田原や茨城から来て下さったり、東京から建築家の方が見えたり、吉野さんファンという三島からの方が見えたり、「飛ぶ魚」は新鮮な日々でした。

 夏はカレーが食べたくなる季節なので、カレーバージョンのランチなのですが、きょうは挽肉となすとひよこ豆のカレーに、夏の定番、トマトのメープルシロップづけ、そしてカボチャサラダというメニューでした。来週は何のカレーにしようかな。

 もう来週が最終週だなんて!まだ見ていない方はぜひ吉野さんのすばらしい写真をみにきてくださいね。

 そして最終日20日のPM6時半から8時半までは「酔う魚」をします。夏の夜のひとときをおいしいお料理とワインで楽しみませんか。あと5名ほど、お席がありますので、お申し込みはお早めにこちらまでお願いいたします。

0465-46-7702へtel/fax

またはe-mail  tobusakana7702@gmail.com

2017年

8月

06日

充実の吉野雄輔さんトーク会

 8月5日(土曜日)は吉野雄輔さんのトーク会の日。いつも来て下さる子どもの絵本が好きな方たち、小田原での読み聞かせをされている方たち、そして今回は海の写真ということで、海の生物に興味のある方たち、よく真鶴の海にいっしょに入っていた方たち、ウェットスーツの老舗UGO、そしてフリーダイバーの後藤さん親子、など、めずらしい方たち、絵本の編集者、作家の方たちも来て下さって、みんなで吉野さんのじつにひろがりのあるお話を映像をみながら満喫しました。

 はじめの20分は『世界でいちばん美しい海のいきもの図鑑』の画像のスライドを見て、海の生物の想像を超える不思議な姿に感嘆しました。

 それから、海、遠い海外の海が好きだったこともあるけど、今は日本の海にいく。日本にはいろんなタイプの海があること、そして、このあたりから伊豆は温帯の海流が流れる世界でもめずらしい地域で、多様な魚がみられる。近くにある海に顔をつけるだけで、世界がひろがる、という今の「飛ぶ魚」で展示の絵本に沿った内容の導入から、質問に答える形でじつにゆたかな展開のお話をたくさんして下さいました。

 それぞれの生物はそれぞれの秘密をもっている。相手の生物からたとえば毒を取り入れ、多の生物への武器とする、他の生物のからだに潜り込みその中で生息する、種の保存のため生態数が少ない生き物は、数少ない出会いを有効にするため性転換をするものもたくさんいる。ホモサピエンスの歴史はせいぜい200万年前。たとえばイトマキヒトデは5億年前から今の形で生きている。ヒトデはあの足の形がひとつとれると、そのひとつから全体が再生される。つまり一つ一つの足に生命の大事な部分がある。人間のips細胞の研究に相通じる要素がこのヒトデの中にある。あの形の中には生存に必要ないくつもの秘密が隠されていて、その形が究極のものであるから、形を変えずに生き延びてきた。また深海に発光生物が多いのは光って自分の影を消し、敵から身を守るため。人の想像を遙かに超える時間の中で生存し、多様な姿をとる海に生物たちの構造の中には戦い生き延びることのできる、未だ人が解明できない秘密もたくさんある。

 おおきな鯨からちいさなウミウシの話まで、ひとつの種についてのお話は山のように豊かで、吉野さんのお話を一晩中聞いていたかった。

 とにかく海の生物のことをこうやってうかがうだけで、ほんとうに未知のものだらけの地球に私たちはヒトとしてしばし生きているのだなあ、とこの世界のひろがりと深さに包まれたおもいがしました。

 これらの生物の姿形をもし美しいと感じるなら、その理由を自分は果てしなく長い時間の果てにある生き物の姿だからではないか、と思う、ということばが心に残りました。

 海が呼んでします。さあ、海の中をのぞいてみよう。そこには知らない世界のひろがっています!

 この日はFM熱海の取材があり、8月9日(水曜日)午後6時半より「この坂わが町」で吉野雄輔さんのお話があります。

 夕方には食事会でした。きのうからずっと準備をして考えて朝からも食事の準備で、頭は食べ物でいっぱい。夕方みなさんと夕食を食べて、ワインもおいしく幸せな夜でした。お手伝いくださったみなさま、ほんとうにありがとうございました。

 みなさまがお帰りのあと、大急ぎで車で真鶴岩海岸の灯籠ながしと、花火を見に行きました。海辺にたいまつがたかれ、華やぎつつ静かですてきなお祭りで、いい一日のしめくくりでした。

ワインバー『酔う魚』のお知らせ

8月20日(土)6時30分よりワインバーを開きます。おいしいおつまみとワインで夏の夜をたのしみましょう! お申し込みはこちらへ。

e-mail  tobusakana7702@gmail.com

tel/ 0465 46 7702

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2017年

7月

31日

8月は「飛ぶ魚」は日曜日もやってます!

 平常はお休みの日曜日、「飛ぶ魚」の吉野雄輔展は、子どもたちがお父さんやお母さんと来る機会をふえるといいなあ、ということで、夏休み企画で日曜日もオープンすることにしました。昨日の初めての日曜日は、風が気持ちよく、晴れていていい日でした。朝から今回好評のレモン入りトマトサラダ、ポテトサラダをつくり、チキンカレーを仕上げて、オープンの11時半。二組のご夫妻がていねいに展示をごらんになってからランチ。その間に3人の元気な男の子とおかあさん、海好きの子どもたちは絵本を読んでいきました。吉野さんのお知り合いのご家族も小田原からみえて、イルカのいる御蔵島のお話をしながら何年か前イルカを見に行ったときのことを思い出しました。東京からはやはり海好きの絵描きさんが車でかけつけ、ランチを。そのあと、大盛りカレーを食べに元気な男の子とおかあさんが来てくれて、それから「うわさの飛ぶ魚にきました」と写真と海が好きな青年が来てくれて、コーヒーとアイスクリームをめしあがって、ていねいに写真をみていかれました。

 いつも突然現れる東京からの絵描きさんと絵本のお話もできて、落ち着いたいい日曜日でした。

8月5日(土)PM2:00~4:00吉野雄輔さんトーク会、サイン会、茶話会。

(会費1000円)「海でシャッターをきる瞬間」と題して、40年間海で写真を撮り続けてこられた吉野さんのスライドを交えてのお話をうかがいます。吉野さんのおもしろくすてきなお話を聞く、またとないチャンス!

まだ少し余裕がありますので、ぜひみなさんいらしてください。小学生以上の親子も大歓迎です。お申し込みは「飛ぶ魚」へ。tel/fax 0465(46)7702またはe-mail   tobusakana7702@gmail.com 

 

2017年

7月

31日

『飛ぶ魚絵本の会』楽しかった!

 先週の7月29日(土)は「飛ぶ魚絵本の会」でした。夏休みということもあり、たくさんの子どもたちで『飛ぶ魚」ギャラリーはいっぱい。はじめに展示作品『海のなかのぞいたら』(吉野雄輔さく 福音館書店刊)を読みました。海にメガネをつけて入ったことのある子どもは2名くらいでしたが、みんな海の近くに住んでいるので、興味深く聞いていました。ここに出てくるもの、みんな真鶴の海にもいるよ、というと「へえー」という声も。いつも見ている海、ぜひ水中メガネをつけて中を見てほしい!こんなものたちがいっぱい生きていてみてるだけでわくわくするよ、とこの絵本をとおして伝えていきたいです。おかあさん、おとうさんにも。プールも楽しいけど海は格別!

 その後『なぞなぞなーに なつのまき』『たろうめいじんのたからもの』わらべうた♪そーめんやそーめんや♪『10ぱんだ』ファンタジー絵本の夏の定番『めっきらもっきらどおんどん』を楽しんだ後、お楽しみは庭で「流しソーメン」!

 丹が準備した竹を伝ってどんどん流れてくるソーメンをお箸でとるのにみんな夢中。取って食べる、の食べるを忘れてカップがソーメンであふれそう、しかも次々に流れてくるトマト、ミカン、枝豆までつままなくちゃ。Wちゃんは枝豆とりの名人。上手にはしでつまんではポンと口へ放り込み、そのあとすかさずソーメンをとってすする。まあ、たくさんの子どもたちがおいしそうに食べていました。パパママもあとからお相伴にあずかりましたよ。

 そのあとランチを召し上がったご家族はゆっくりおはなし。子どもたちは庭を走り回ったり、ギャラリーでスタッフの大学生千夏ちゃんと遊んでもらって、おおはしゃぎ。

 すこし静かになった頃、予約をしてくださっていた、イタリアのサッカーチーム受け入れで知り合った方たちも来て下さり、うれしい一日でした。夕方からはスタッフの持ち寄り納涼会。料理がたくさん並んで、おいしかったー。そして実はもう一つ、突然3歳の孫がパパといっしょに朝から来ていて、おふろに入れて寝かせたらわたしもいっしょに早々にぐっすり!でした。 

 

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2017年

7月

28日

海の写真家、吉野雄輔さんの展覧会はじまりました!

 きょうからいよいよ海洋写真家、吉野雄輔さんの展覧会がはじまりました!昨日とは違って夏らしい日差しの日。歩いてこられた方たちは汗をふきふき、みなさん吉野さんの展示写真、絵本、本をゆっくりと見ていかれました。吉野さんを知らないけど、すごくきれいな写真!と感激される方、海の生物図鑑、持っていたけど、吉野さんの本とは知らなかったという方など、ご近所の方々がたくさん足を運んでくださいました。わたしは今日はギャラリーにいて海に行けないけれど、吉野さんが写真にとられた海の生物たちに囲まれて海に入っているようにいい気分でいました。

 伊豆稲取からはモダンアートの自由なすばらしい作品を作り続けておられる山田ミノルさんも来て下さって、海の生物たちの写真をていねいにみていかれました。海

に石を積み上げて海風でその上にのせた木の棒がまわる自然のなかの集中、そしてそれは消えるもの、という作品もあります。今日のランチは庭でとれたトマトのたっぷりはいったトマトチキンカレーとトマトとオクラのサラダにサツマイモのサラダ、そしてデザートは甘夏のゼリー。山田さんはじめみなさんに食べていただいて、幸せでした。

 さあ、あしたは子どもたちと「飛ぶ魚絵本の会」吉野さんの『海のなかをのぞいたら』など夏の絵本を読んでから、みんなが大好きな夏の行事『流しソーメン』をやります!もう申し込みはいっぱいです。というわけで、あしたランチを食べにいらっしゃる方、すこしお待たせしてしまったら、ごめんなさい。楽しい一日になりそうです。

 

2018年

6月

06日

楽しかった「飛ぶ魚絵本の会」

6月2日(土)の朝は10:30から「飛ぶ魚絵本の会」でした。この日は年齢の大きな子どもたちがたくさん集まって、絵本を楽しみました。原画を展示中のおかいみほさんの『きりんいす』『ハバラさんのほし』そして『ひなたぼっこいし』『わたしがおひさまだったら』(以上福音館書店刊)を読んで、わらべ歌(ほたる)をうたいました。みんなどの絵本も身をのりだして、目を輝かせて聞いていました。『ハバラさんのほし』は粘土を貼り付けたような版立体の原画でその味わいを目の当たりにできて、絵本といっしょに楽しめました。

アイスクリーム作りのあいまにみんなでわらべ歌の手遊び。おかあさんもいっしょに、のりのりでした。このようなほんの合間の時間になんの道具もなしに、さっと楽しめるわらべ歌っていいなと改めておもいました。とにかく子どもたちがすうっと集中してくれて。

できたアイスクリーム、クッキーにのせて食べたら、つめたくってほんと、おいしかったー!

お天気もよかったので、お昼を食べていった親子は、また元気にひと遊びしていました。

午後から夕方には、おかいさんの作品をぜひ見たいという方たちがたくさんみえて、こんどは大人の人たちでにぎわいました。東京から来て下さった方たち、幼稚園の先生、絵や立体の作品が好きな方たち、いろいろなお話で夜まで盛り上がった土曜日でした。

2018年

5月

28日

6月2日(土)は飛ぶ魚絵本の会

こんどの土曜日6月2日(土)AM10:30~11:00「飛ぶ魚絵本の会」をいたします。絵本の好きな子どもたちどなたでも気楽においでください。夏前の絵本を4冊とわらべ歌をみんなで楽しみたいとおもいます。そのあとちょっと「おたのしみタイム」で「アイスクリームをつくって食べよう」(実費100円)をします。(この前は写真のようにみんなでよく飛ぶ紙飛行機をつくって遊びました。)お申し込みはtobusakana7702@gmail.com

または0465-46-7702へ。

午後もゆっくりされたい方はランチ(1000円)のご用意もあります。

 

 

 

 

2018年

5月

27日

さわやかな5月の日々

第2週目はまたまたさわやかに晴れて、前の週のトーク会にいらした方がお友達といっしょにまた来て下さったり、真鶴の陶芸家の方がご友人といらしてくださり、また陶板で作品をつくられている方など、トーク会に来れず残念と言われながら、興味をもって作品や絵本を見て行かれました。「飛ぶ魚絵本の会」のスタッフの集まりもあり、おかいさんの「きりんいす」「ハバラさんのほし」(福音館)をおもしろいね、と読んだり、それぞれが持ち寄った絵本を読み合ったり、わらべ歌を練習したり、楽しみました。ジューンベリーの赤い実もなり、前に収穫した夏みかんもあったので、梅酒、梅シロップ、マーマレード、ジューンベリージャムをつくっておいしい実たちを保存食にしました。ほんとうに今はいい季節です。

2018年

5月

27日

充実のおかいみほさんのトーク会

5月19日(土)はおかいみほさんのトーク会。心配された天気の崩れもなく、たくさんの方々が遠方からもお集まり下さいました。おかいさんは映像といっしょに、27年感暮らされているイタリア北部の陶芸の町ファエンツアのようすを興味深く話して下さいました。だんなさまの陶芸家、マエストロと今も呼ぶ方と山を買い、土を開発し、独自の釉薬を使って今の表現に至ったこと、土の塊から造形し、あとから接着はしないこと、陶で何かを作り出すのは、ご自分にとって「あさめしまえ」。すらすらと手が動きできてしまう、といわれました。会場からの「どこから発想が生まれるか」という問いには「天からのおりてくるものを待つこと」と答えられていました。自分には陶で何かをつくることが向いていた、と。

また、ファエンツアの町の景観を保つための人々の努力についても具体的に話して下さいました。出窓に冷房の室外機をつけたら、取り外すように言われ、今も冷房なし。人の目と手が保ってきた景観の中で生まれ、暮らす人たちの中には確実に美意識がはぐくまれていると感じられると。

そのあとの茶話会ではいつもの「湯河原たんぽぽ作業所」のみなさんが作って下さったオリジナル「きりんいすクッキー」を手にすばらしい作品をゆっくりごらんになって、飲み物を飲まれて行かれました。

夕方からは夕食会。大阪からはるばるいらしてくださったお仲間たちもごいっしょに、時間のある方はワインとテーブルいっぱいの手作りの食事を楽しまれました。そのあとお仲間の方たちが作りかけの絵本を見せて下さり、それについて感想を申し上げたのですが、最終的には作品は個人の深みからでてきて形をとるものなので、それぞれがおかいさんがいわれたように、天からおりてくるものを待つことが大事だと思います。そのためには絵本のような構成を必要とするものは、常に自分に意識的にしろ、無意識的にしろ、つくろうとするものを問いかけ続けることが大事だと思います。あとはこれを描いていると自分らしく居られる、みたいな感じも大切にしてほしいな、と思っています。

 

2018年

5月

27日

「おかいみほと仲間たち展」はじまりました!

5月18日より、イタリアのファエンツァ在住の陶芸家おかいみほさんとその4人のお仲間の展覧会がはじまりました! ギャラリーに飾られた絵本「きりんいす」(福音館書店)の静かで美しい絵の前にならぶちいさな音楽が聞こえてきそうな陶のオブジェたち。飾り付けがおわった『飛ぶ魚』のギャラリーはイタリアの香りいっぱいの、わくわくする空間になりました。

2018年

4月

29日

堀川真展 終わりました。楽しかった!

晴天に恵まれた「堀川真展」は終わりました。たくさんの親子づれに楽しんでもらった展覧会。堀川さんの暖かい子どもへの姿勢が、絵にも遊びにも現れていて、それがいっそう「飛ぶ魚」の場を居心地よくしてくれているように思いました。最後の日に堀川さんの育児漫画『たぶん、なんとかなるでしょう』(福音館書店)を手に1年ぶりに来てくれたNちゃん。着いてすぐ奥まで歩いて行って「飛ぶ魚ちいさくなった」と不思議そう。「飛ぶ魚は変わらないけど、Nちゃんが大きくなったんだね!」というと「ふーん」とまだ不思議そうでした。Nちゃんは『たぶん、なんとかなるでしょう』がおもしろくてたまらないらしく、ひとりで読んでは笑っていました。

昼間来た子どもたちも堀川さんの『あかいじどうしゃ よんまるさん』(福音館書店)を熱心に読んでいました。一度はわたしが読んであげたりもしました。

なんといっても子どもたちに人気があるのは堀川さんがワークショップで教えて下さった紙飛行機とその発射台。子どもたちのやったー!という笑顔を見て、おかあさんたちもうちに帰ったら、発射台つくってみる、とはりきってました。

金曜日は夕方しか来られない父子づれがいらしたので、ほかの二組の母子も合流、とつぜんの親子ワインの会になり、ワイン好きの私は子どもたちが飛行機を飛ばして喜ぶ姿を見ながらの楽しいひとときを過ごしました。お母さん、お父さんはじっとすわってはいられないけど、テーブルにもどってはお話をして、また子どもたちと遊ぶ、こういう過ごし方って楽しいな、とおもえたひとときでした。子どもの時間は短い。子どもといっしょに親が遊べる時間も短い。それはたからもののような時間!

「飛ぶ魚」は5月18日(金曜日)までお休み。19日(土曜日)PM2:00より展示の画家、おかいみおさんのトーク会(1000円)PM5:30より夕食会(2000円)があります。どうぞご参加ください。

 

2018年

4月

23日

飛ぶ魚絵本の会、紙ひこうきがいっぱい!

先週の21日土曜日は「飛ぶ魚絵本の会」。よく晴れた暖かい日の朝、1歳から3年生までの子どもたちがたくさん参加してくれて、元気な笑顔がいっぱいでした。新一年生もふたりいて、進級した子どもたちもいるので、小さな子どもたちから小学生まで楽しめるように幅広い年齢の絵本を読みました。みんなそれぞれのやり方で楽しんでくれているようでした。『とべ!ちいさいプロペラき』(小風さち文・山本忠敬絵・福音館書店刊)を読んだ後『かみひこうき』(小林実文・林明子絵・福音館書店刊)の紙飛行機の作り方を参考にみんなでつくりました。それに加えてすごいヒットは、展示中の絵本『あかいじどうしゃよんまるさん』の作者堀川真さんが、3月30日のワークショップで教えて下さった段ボールでつくる発射台!これで飛ばすと、あっと驚くほど勢いよく紙飛行機が飛ぶので、年長さん、小学生の子どもたちは目を輝かせて、おかあさんに見せに行っていました。ちいさい人たちは、折り紙を小さく切ってつなげるだけのひらひらや、切り込みを入れてくるくるまわるくるくるを、楽しんでました。

堀川さんのトークの日以来折り紙や工作の道具をだしておくと、子どもたちが夢中にやっていくので、ギャラリーにおいてあります。

ランチをめしあがった方たちは夕方まで、お母さん同士のおしゃべりを楽しまれていて、こんなふうに大人と子どもがわりあいかってに楽しんでいる「飛ぶ魚」の一日はいいなあ、と思いながら眺めていました。

2018年

4月

02日

楽しかった堀川真さんのトーク、ワークショップ

3月30日(金)よく晴れた日の午後、堀川真さんのトークとワークショップのイベントがありました。展示中の絵本『あかいじどうしゃよんまるさん』(福音館書店刊)

のお話ができあがるまでを映像を交えて丁寧に追って楽しく語って下さり、くつろいだ暖かい雰囲気がひろがりました。この絵本の主人公小型ランドクルーザー「よんまる」には約20年前に旭川に行ったとき、乗せていただいたことがあります。もう古い自動車でしたが、気持ちのいい北海道のひろびろした風景の中を風にふかれて、旭川から旭岳まで連れて行っていただいた爽快感は格別でした。その後堀川さんは長い時間をかけてこの古くなった愛車を主人公の絵本の構想を練られました。私はその編集担当だったのですが、お話ができるプロセスの中で、「この展開だと主人公は自動車でなくてはいけないのでしょうか」とか「これで自動車はしあわせなのでしょうか」と申し上げたらしく(今となってはよくおぼえていないのです)その結果、堀川さんは小型トラックになったよんまるをかっこいいなあ、と思った記憶に促されて、今のようにトラックになって再生する絵本となったと話されました。映像で今も南極にゴミ輸送用に持ち込まれた、トラックのよんまるが居る映像を見せてくれて、なんだか絵本のよんまるが今は南極で活躍しているように思えて、お話の続きを見たような思いでした。一冊の乗り物絵本が出来るとき、どんなに作者の愛情がそこに吹き込まれていくか、よくわかるお話でした。

そのあと、語り継がれること、について少し触れられて、おじいちゃんたちから生々しい戦争のときの体験を語られることと、ちょっと離れて観念的に戦争を語られることの、こちらの心に残る残り方の違いが気になっていると話されました。

最近サトクリフの『王のしるし』(岩波書店)を読んだのですが、ケルト地方の部族間の争いに王として担ぎ上げられたもと奴隷の男の戦いのようすを、ものすごい血の量でこれでもかと描いていて、はじめとまどいましたが、でもそこに高潔な魂がはぐくまれていく物語に心奪われました。何をどう表現して、人間の大事な在り方を伝えるか、その課題は今、とても重要と思います。

あとは紙とセロテープと洗濯ばさみでつくる、ものすごくよく飛ぶ、飛行機、ロケットづくり。かんたんにできるひらひらとまわりながら落ちてくる折り紙。その日はおとなの参加者がほとんどだったのですが、みんなで楽しんでつくって飛ばしてあそびました。おみやげは「たんぽぽ作業所」のみなさんがつくってくれた「オリジナルよんまるクッキー」でした!

夜の部は夕食会。堀川さんの長男11歳のさとくんが、自分の住んでいる北海道の吹雪

の中を通学する様子、北の動物たちのことなど、生き生きと語って、座を盛り上げてくれてたのしいひとときでした。

堀川さんご一家は日曜日早朝に湯河原をたたれ遠路北海道の名寄に帰られました。はるばる湯河原に来てくれてほんとにありがとう!東京でもない、避暑地でも、観光地でもない、海と丘のあるここを、大きくなってちょっとでも憶えてくれているとうれしいです。

 

2018年

3月

25日

春を見つけた「飛ぶ魚絵本の会」

3月24日(土)は「飛ぶ魚絵本の会」でした。展示の絵本『あかいじどうしゃよんまるさん』を読んだあとに、春の絵本をよんで、「たんぽぽ」の手遊びをみんなでやりました。この日hは1歳児の親子づれの方たちがたくさん参加してくれて、手遊びもママといっしょに楽しんでいました。飛ぶ魚の庭には大きくなってしまいましたが、とってもとってもとりきれないほど、たくさんのつくしが生えていましたので、子どもたちはおもいっきりつくし摘みをしました。長いつくしだけをとる子どもや、たくさんとるのに夢中になる子やそれぞれに楽しんでいました。春の日差しの中、こうやってしゃがみこむ子どもたちやお母さんたちをたくさんむかえることができて、飛ぶ魚の庭もうれしそう。ほんのちょっと好きなものを植えただけの空き地の庭。オオイヌノフグリやオドリコソウやムスカリも咲いてました。

おたのしみタイムのあとお時間のある方たちはランチタイムに。赤ちゃんのママたちはだっこしながら離乳食を食べさせ、ご自分の食事もし、でそれは大変。でも食後眠ってしまった赤ちゃんたちもいて、みなさんでゆっくりお話をされていかれました。ほんとにママたちはすごいな、えらいな、といつも思わされます。こうやって自分たちの時間をうみだす力もふくめて。次回絵本の会は4月21日(土曜日)AM10:30から11:00です。

2018年

3月

25日

堀川真展始まりました!

寒い3月の日がやっと終わって桜も花開き始めた3月23日堀川真展が始まりました!北海道からはるばるやってきてくれた『あかいじどうしゃよんまるさん』(福音館書店刊)の絵本原画そして「よんまるさんの仲間たち」のすてきな絵、かわいい土人形、堀川さんのたくさんの著書が「飛ぶ魚」に並びました。古い小型のランクルの「よんまる」が廃車にならずに小さなトラックとして再生する絵本『あかいじどうしゃよんまるさん』は子どもたちに人気の乗り物の物語絵本です。自動車という無機質の乗り物に、心ある暖かみを感じさせてくれる丁寧で魅力のある絵が並びました。男の子二人のお父さんでもある堀川家の二人に翻弄される日々を描いた育児漫画『たぶん、なんとかなるでしょう』(福音館書店刊)も、育児まっただ中のパパママを励ましてくれる本もご用意しました。久しぶりの飛ぶ魚オープン日、親子連れの方たちやご夫婦や堀川さんの本を早くゲットしたい!と訪れて下さったかたたちがいてうれしいはじまりでした。堀川真さんのトークと簡単なおもちゃ作りのワークショップを3月30日(金)PM2:00~4:00に行います。(会費1000円お茶菓子つき)お申し込みはこちらへ。

tobusakana7702@gmail.com

 

2018年

2月

16日

織茂恭子展きのう、きょう

 昨日は、『飛ぶ魚』で、今年出版される予定の『わにわにのバースデイブック』の編集作業が行われました。作者の小風さちさん、画家の山口マオさん、福音館書店の編集を担当している方の三人がお昼前に到着。「和っしょい」さんのパンでお昼をすませたあと、1ページずつ文と絵の詰めの作業をすること3時間。かなりシビアなやりとりの中、マオさんは絵筆片手にラフスケッチの完成をめざします。それから「わにわに」がイチゴのショートケーキをつくるのと同じように実際のケーキ作り。私などは電動泡立て器を使ってしまうのですが、そこはちゃんとした絵本づくり。マオさんはメレンゲの泡立て。頑張って泡立てたおかげで、ふわっと膨らんだスポンジのおいしいケーキができました。晩御飯に用意したカレーをみんなにたくさん食べてもらってデザートはもちろんショートケーキ。みなさん、遅くに東京までおかえり。ほんとうにご苦労様でした。楽しいバースデイブックができますように!編集責任のない気楽さで、楽しませてもらった、すてきな一日でした。

 きょうは昨日より寒いので、薪ストーブをたきましたが、途中で部屋が暖かくなってきました。初めて歩いてきて下さった方、子ども連れの方、画家のご夫婦が来てくださったとき、ちょうどあの羽生結弦の平昌オリンピックのフィギュアスケートの出場時間に。みんなで小さなIPADの画面で演技を見ました。すばらしかったですね!

夕方はご近所で文庫をしてる方が見えてお話。小田原湯河原の長い長い子どもの本をめぐる歴史の片鱗を知ることができました。ここに引っ越してきたときは、子どもの本に関わるすばらしい歴史をつくられた方々がいらっしゃることなど、露ほども知らず、真鶴半島の海で遊びたい、海を見下ろす山を歩きたい、ということで引っ越してきました。たまたま絵本の仕事を長いことしてきて、ここに絵本のギャラリーをひらいたことで、そういう方たちとお知り合いになれて、ほんとうにラッキーでした!子どもの本についての基本の考え方をきちっとふまえて、歩んでこられた方たちといっしょに子どもの本に今も関われることは思いがけない幸せです。

 きのう、きょうと画家の山口マオさん、森洋子さんが、織茂恭子さんの人形をとても気に入られて、手に入れてくださったのも、ほんとうにうれしいできごとでした。「これを励みにがんばります」と山口マオさんが「土塊」と題された人形をもっていわれていました。織茂さんの創作パワーが広がっていく――。

 織茂恭子展はあしたも開催します!

 

2018年

1月

21日

織茂恭子さんのトーク会おもしろかった!

1月20日(土曜日)の午後織茂恭子さんのトーク会がありました。いつも来て下さる方たちに加えて、織茂さんの桑沢デザイン時代のお友達、ロシア関連書籍のかつての出版社「ナウカ」時代の同僚の方たちも遠方からきてくださり、盛況でした。

 まず原画展の絵本『かわをむきかけたサトモちゃん』(アリス館)について、作者のえぐちよしこさん、編集の岩井真木さんと織茂恭子さんの三人のお話をうかがいました。えぐちさんと岩井さんは作家の小沢正さんの教室でごいっしょで、岩井さんはそこでのえぐちさんの作品に注目、えぐちさんは小沢さんが言われたひとことにヒントをえて、この絵本のお話を書かれたこと、そして岩井さんはこのお話を出版社にもちこみ、アリス館が出版することになり、えぐちさんも岩井さんも、小沢正さんの作品にたくさん絵をつけられていた織茂さんにぜひ絵を!とお願いしたいということで、岩井さんが依頼されたとのいきさつを話されました。織茂さんは小沢さんとのご縁だったこと、お話が小沢さんと重なるニュアンスがあって気に入ったこと、そしてご自分の畑でそだてている里芋が主人公なのでおもしろそう、ということで絵を引き受けられたそうです。

 それから、織茂さんの畑のお話になりました。織茂さんはだんなさまとふたりで、高崎にある畑に通って野菜を作られています。そこは300坪もある大きな畑ですが、初めは藪を開墾し、日照のため木を何本か切り、やっと畑にした土地。そこに通っていたある日、藪の向こうの真っ赤な夕焼けの空に飛ぶ者のシルエットをみる。それがキツネとの出会い。以来生き物を見たということで胸がたかなり、また畑へ行き藪の中にけものみちを見つけ、そこにキツネの気配を感じる。畑にいるとあちこちに生き物の気配を感じ向こうも人間の気配を感じていることがわかる。ほかにもトウモロコシをめぐる攻防戦に勝ったタヌキ、強いアナグマなども畑に来る。そのうち人になつく、おそらく捨てられた白いネコが来るようになり、織茂さんご夫婦はそのネコのことをつねに心にとめて暮らすことになる。藪の草をひっこぬくと、そこにはたくさんの虫がいるし、畑にくるチョウチョ、青虫、ミミズなどにも慣れ、愛情を感じるようになる。切った樹から水があふれだすのを見ると、樹の命を感じずにはいられない。でも樹を切らないと日照がたりず、作物がそだたない。そういう矛盾の中に身を置きながら、命がめぐっているということを実感する。最近虫やミツバチがすくなくなってきた。何かがかわってきている。畑で命のめぐり実感していると意識しないのに、自然にそれぞれが面白いもの、愛するものにかわっていく。命のめぐりがすくなくなったら、人間はどうすればいいのか。白いネコはだんだんおなかが大きくなって、かわいい子猫を二匹うみ、織茂さんたちは白いネコにつくった小屋をまた大きくしたそうです。(もちろん避妊手術も)

 ひとつひとつの出来事を細かく目に見えるように語られる、語りかける、織茂さんのお話は私たちもほんとに畑にいて織茂さんたちが見たものを見ているような気持ちにさせてくれました。

 『かわをむきかけたサトモちゃん』の絵がこんなに生き生きをしているのは、そういう畑の作物への愛情が自然と織茂さんの絵にもあらわれるからなのでしょう。

 参加くださった方へのおみやげ、湯河原作業所「たんぽぽ」特製クッキーを見て、みなさん感嘆の声をあげられ、また原画のほかに会場いっぱいにあるすばらしい立体作品、切り紙の作品などをごらんになり、サインをいただいて、コーヒーやお茶をのまれてトーク会は終わりました。

 夕刻からは織茂さん、えぐちさん、岩井さんのお三人を囲んで、夕食会。安江リエさんが東京から作って持ってきてくださったミカンスープ、やあれこれのお料理、ワインで絵本作りについてのお話にまた花が咲きました。

 日常からちょっと離れたこんな時間は心身を解き放って、自由な気持ちを運んでくれます。今週の金土も織茂恭子展をいたします。「飛ぶ魚」ですばらしい原画と作品にふれていただけたらうれしいです。

 

 

 

 

2018年

1月

18日

明日19日から織茂恭子展はじまります!

 冬ってこんなに寒かったっけ、と思うこのごろですが、「飛ぶ魚」は薪ストーブをたいてあたたかくして、みなさまをお待ちしています。あしたからいよいよオープン、「織茂恭子展」です。絵本『かわをむきかけたサトモちゃん』の絵本の原画、そして、畑の人の人形、猫の切り紙の絵、レリーフの作品、などさまざまな織茂さんの表現されたものがならんだ多彩な展示で、わくわく楽しい展覧会になっています。

 1月20日(土)午後2時からは織茂恭子さんのトークがあります。展示絵本の作家のえぐちよしこさん、編集の方もおみえで、この魅力的な絵本がどうして生まれたか、お話いただいたあと、織茂恭子さんのトークです。畑で野菜をつくっている織茂さんが日々考え感じていらっしゃることを存分にお話いただけると思います。

織茂さんのたくさんの絵本も会場いっぱいに並んでいます。まだご存じない絵本も在ると思いますので、どうぞごらんになってください。本のサイン会、茶話会もあります。(当日の会費1000円)なお、湯河原地域作業所「たんぽぽ」さんがつくってくださったオリジナル『サトモちゃんクッキ-』をトーク会ご参加のかたにはさしあげます。トーク会お申し込みは,tobusakanna7702@gmail.com または0465-46-7702まで。

 

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2018年

1月

14日

楽しくおいしかった絵本の会

展覧会より一足早く『飛ぶ魚絵本の会』が13日土曜日にありました。昔話、物語、手品(!)、雪の写真絵本を楽しんだ最後は『おもち』という絵本。「わにわにかるた」で遊んだ後は、「あんこもち」「きなこもち」「のりもち」を薪ストーブの上でやいてたべました。時間に余裕のあるかたはバターチキンカレーとパイナップルとにんじんのサラダなどのランチ、リンゴケーキと飲み物のデザートを召し上がり、親たちはゆっくりおはなし、子どもたちはギャラリーと庭でかけまわってあそんでいました。おとうさんもお二人いらしたので、とっくみあいの元気な遊びもできて子どもたちは寒さをものともしないで、息をはずませていました。すてきな冬の一日でした。

2018年

1月

08日

明けましておめでとうございます

晴天にめぐまれたイタリアの10日間の旅を終えて、時差で午後眠くなりながら、なんとかおせちをつくり、お掃除をしました。年末年始孫たち子どもたちが訪ねてくれて、おせちも全部なくなりました。今年はどんな一年になることでしょう。イタリアのちいさな村の人たちのように多くを望まず、大事だとおもうことを今までどおり楽しんで続けていきたいとおもいます。そしてそういう自由を脅かす動きにたいしてはいつもきをつけていなくては、と思っています。さて、今年は少しおそく19日(金)のオープンになります。またたのしく絵本を、その原画を、そしておいしいものをみなさまといっしょに楽しめたらうれしくおもいます。どうぞお気軽にいらしてください。

2018年1月13日(土)は「飛ぶ魚絵本の会」をします。3歳~小学生の子どもたちといっしょに冬の絵本をたのしんで、薪ストープでおもちを焼いてあんこやきなこやのりでたべたりして楽しめたらいいなあ、と思っています。ぜひご参加ください。(絵本の会は参加無料。お楽しみタイムは実費一家族100円)

次回の展示は2018年1月19日(金)より「織茂恭子展」です。

1月20日(土)午後2時より作者トーク会、茶話会、サイン会があります。 

どうぞご参加ください(会費1000円)。夕方からは織茂恭子さんを囲んでの夕食会があります。(会費1500円・2000円) 

    

2018年

1月

08日

もう一つの小さな村、カスペリア

コンティリアーノ滞在中、近くのカスペリアに日本語が堪能なジェームスさんというカナダ人が住んでいるので、あってみますか、と朋子さんがすすめてくださったので、おたずねしました。お会いしたとたん、流ちょうな日本語で、ローマ帝国の歴史から、サビーナ地方についての説明をずうっとしてくださり、丹の運転で、ファルファという修道院をたずねました。そこの門前町には3世代つづいているという織物、布のお店があって、3代目の娘さんが布を織って見せてくれました。近くには修道会の品々を集めたこぎれいなお店もあって、ろうそくやジャムやお酒や、すてきなものがたくさんありました。また、世界一古いというオリーブの樹にも案内してくれました。その木に手をかざすと白い斑点が手のひらにでる。木の気をそのようにして受けて、体に木の力をいただく。ジェームスさんにいわれて、私たちもそのようにして、最古のオリーブの樹から力をもらいました。それからジェームスさんがうれしそうに連れて行ってくださったのは地元の食材をつかったおいしい食堂。隣の牧場には羊がたくさんいたけど。チーズもサラミもみんな自家製。ブロッコリーのパスタはうどんみたいな太い麺にブロッコリーとベーコンがからまっていてほんとうにおいしかった!イタリア料理のこういう素朴なおいしさがあまり知られていなくて残念とジェームスさん。何度かカスペリアを訪れるうちにほんとに気に入ってしまって、パートナーの男性と、もうひとりの女性と、年取った猫と暮らしているそう。そこでのおいしい暮らしがほんとに楽しそうでした。

 そろそろイタリアの町が恋しくなって、最後の2日はローマへ。行きたかったナヴォーナ広場で、クリスマスマーケットを見たり、ラファエロの『巫女』の絵に再会したり、教会のコンサートを楽しんで、帰国しました。ずっとお天気で、ローマ以外では日本人の旅人と会うこともない、静かで、充実した、旅でした。

2018年

1月

07日

もうひとつの小さな村

リエッティ郊外のコンティリアーノにあるB&B、朋子さんが予約して下さった「イルジラソレ」。すばらしいところでした!なんといってもここのご夫妻のあたたかいこと。バスタブまでついたお部屋で、シーズンオフとはいえ信じられないほどリーゾナブル。着いたその日の夜、ライトアップされたコンティリアーノの旧市街を案内してくださっただんなさまのフェリーチェさん。そこの古くて静かなたたずまい、夜景の上には満点の星。こんなところに今居るなんて!心がふるえるほど感動しました。またフェリーチェさんは近郊のフランチェスカがたずねた村々を車で案内してくれました。こちらに来て丹が何回か移動にレンタカーを運転してくれたのですが、とにかくイタリアの道はこわくて、ナビを見ながらふるえていた私はほんとにうれしかったです。フランチェスコが訪ねたところはどこも丘の上の小さな村で、そこの岩のすきまに木の十字架があり、フランチェスコがそこの岩のあいだで休んでいたということでした。クリスマスにフランチェスコが村人と動物たちと、キリスト生誕の場面を再現したという、今のプレゼピオ発祥の地、グレッジョという村の修道院には、2016年法王フランチェスコがおしのびで訪ねられたときの写真が1枚飾られていました。小さくて静謐な村。みんながフランチェスコを大好きな村。フランチェスコのあいさつのことばが刻まれていました。「こんにちは、いいひとたち」それを見せながらフェリーチェさんがやさしい笑顔でにっこりされました。

2018年

1月

07日

サビーナ地方のリエッティへ

リエッティでは朋子さんが迎えてくれました。もうここに住まわれて7年。この聖フランチェスコが訪ねたサビーナ地方のすばらしさを知ってほしいと、とてもわかりやすくいろいろ教えて下さいました。水の豊かなこの地方は透明な水をたたえた川がたくさん流れていました。かわいくておいしいレストランでお昼。クリスマスにはレンズ豆を食べるそうです。日本の黒豆といっしょです。聖フランチェスコがすごしたフォレスタ修道院にも連れて行っていただきました。木々にかこまれた静かな修道院。フランチェスコが来たとき、村人たちがおしよせて、そこにあったぶとうをつまんでたべてしまった。これではワインが作れないと困り果てたとき、フランチェスコが残りのわずかなぶどうでみんなにゆきわたるくらいたくさんワインをつくった、という奇跡の物語が伝えられている、とブドウ畑を指さして修道僧が説明してくれました。

2018年

1月

07日

ティボリ、フラスカーティの町

ティボリで湯河原にゆかりのあるリッカルドさんにお会いしてから、在ティボリ17年という恭子さんに彼女が好きなフラスカーティの町に連れて行っていただきました。可愛い町で折しもクリスマスマーケットが建ち並び楽しいものがいっぱい。もう大きくなった二人のお子さんのお母さんで、おだやかな恭子さんのたいへんな17年のお話が心に残りました。おそろしいイタリアの車道をぐいぐい運転されるたのもしいすてきな方でした。ロベルトさんご一家と、恭子さんにお会いできてティボリという町がぐんと身近になりました。

2018年

1月

07日

12月にイタリアに行きました。

ティボリ市。近くのマルチェリーナにお住まいのロベルトさんのご案内で世界遺産のVilla Adrianaをたずねました。広大なローマ遺産。ハドリアヌス帝の別荘。『テルマエロマエ』に出てくるお風呂のあとも。1900年の歳月ってなんだろう、ここでみんなお風呂に入ったりしていたんだ。皇帝が不機嫌なときにこもる住居あとも。人は不機嫌なときこもる場所が必要、とロベルトさんと笑う。朝のさわやかな空気の中、のびのびと時空の広がりを感じたとき。もう一つの世界遺産Villa d'Este は16世紀のエステ家の別荘。ふんだんに水をながしてあちこちにみごとな噴水が配してある。圧巻は、とつぜん聞こえてきた噴水が奏でるオルガン音楽。フランツ・リストの「エステ荘の噴

水」が。おそめのお昼をロベルトさんのおうちで、かわいい子どもたちといただきました。『どっとこどうぶつえん』『たなのうえひこうじょう』(中村至男 福音館)をおみやげに。どちらもことばがないのでわかりやすい。リッカルドくんは興味津々。みんなで動物のあてっこをして遊びました。おくさんのバルバラさんが一番楽しそうでした。スキンシップのようすかしら。イタリアの家族はおいしいにおいがします。

2017年

11月

27日

大槻あかね展終わりました。

2017年

11月

23日

もう最後の週になりました。

先週は三日間ともお天気で、「飛ぶ魚」にいる大槻あかねさんの「針金の人」も気持ちよさそうに風に吹かれていました。立ち寄られた方たちも、『あ』の発想にひきつけられ、『あ あ』の世界を楽しんでいかれました。

そしていよいよ最後の週のきょう、祝日ということもあり、「湯河原真鶴アート散歩」のパンフ片手にそれはたくさんの方が『あ あ』の展示を楽しんでいかれました。午前中雨降りだったためテラス席は使えず、ランチタイムはカフェはいっぱいになってしまいました。召し上がれなかった方ごめんなさい。みなさん展示のユニークさを楽しまれて、お隣の「Ki-nari」さんの木工も楽しみにされているようでした。こういう『湯河原真鶴アート散歩』の機会があって、ふだん見てもらえなかった方々にも、大槻さんの作品に触れていただけてほんとうによかったと思います。今日来てくれた、5歳の女の子も「ごろごろしたい」となんども大きな鉛筆にねっころがったり、大きな角砂糖の上にのったり。今回の展示、いや、今回の絵本の針金の人の気持ちに、じつに子どもたちが体でフィットするのを見るのは、私にとってもすばらしい体験でした。絵本の中の真実を現場で見るだいご味はたまりません。展示はあと二日どうぞお見逃しなく。ランチは予約していただけると助かります!

 

2017年

11月

08日

大槻あかねさん充実のトーク会

気持ちよく晴れた11月4日(土)大槻あかねさんのトーク会がありました。あかねさんが用意されたプリントを見ながら、会場いっぱいのみなさんは小さい声ながら凜々しく話されるあかねさんのことばに頭と心を全開にして聞き入りました。

用意されたプリントからいくつかのことばを抜粋してご紹介します。

(絵本『あ』『あ あ』の主人公、針金の人、について)

「針金の人」には名前はありません(~)

針金の人は「『存在』の象徴」であり、キャラクター性とは対局にあります

「そこに在ること」「何かに出会い、それゆえの振る舞い」それを描くための「なんでもないものの象徴」です

ゆえに顔も無く、最小限な要素で成り立ち、でも「そこに居る」ように感じられる

何物でもない、だから何者にもなれる、そういう存在です

(~)

わたしはいつも、物とじっと向き合い、その物の発する声をうかがう、ということをします

(それは自分を宙に浮かぶ一点とすると、全方向からうったえかけてくる可能性へと

感覚を開く状態)

すると「その物が何者か」という以前の、「その物であるがゆえの在り方」へと焦点が導かれるのです

 

そしてその向こうには「その『物』をつくった、必要だった、人間」という生命の

脈々と続いてきた永い”とき”を感じられ、どこか尊い気持ちにもなり、

また、人間がいじらしくも感じられてくるのです

(~)

                               

『あ』では針金の人が「物と読者のあいだの媒介者」でしたが

『あ あ』では「物」が「針金の人と針金の人の出会い」の媒介者となっています

                              (大槻あかね)

このような基本のスタンスの中で創作される気持ちのもとには、大切ないただいたことばへのことばではない表現でのお返事、こころにひそんでいる好きな歌のことば、春琴抄の舞台など、が具体的な表現に関わっているということなど、わかりやすい動作もまじえながら伝えて下さいました。

みなさんは針金の人がポリ袋のパラシュートにつかまって風に揺れている下で、こころの興奮を抱きながらききいっておられました。

 

わたしが聞きながら思い出していたのは、本田和子さんという方の子ども文化論の一節でした。

「遊びは、ただその内在的な目的によってのみ規定され、他の目的設定によって導かれることの無い唯一の自己完結的行為である。それゆえに、そこでは、時間は『引き裂かれる物、ながれゆくもの』という性格を失う。人は遊びにおいてはじめて、現在に滞在し、永遠に手をさしのべる機会をもつのである。」

「創造する詩人の想いは深く純粋であるために詩人自らも気づかぬまま、幼い時代の夢想を再び見いだしているのである。そしてこれは、『大人とよばれる人』の内に、『人の原型としての子ども』が潜んでいることのあかしである」

(以上ホイジンガー『ホモ・ルーデンス』およびバシュラール『大地と意志の夢想』より)

 

 

2017年

11月

03日

大槻あかね展はじまりました!

この地域では最高の季節、寒くもなく暑くもなく、蚊もいなくなり、空気が澄んで、みかんがオレンジ色に輝き、海や空の色が透き通ってくる、11月。「飛ぶ魚」では「大槻あかね展」がはじまりました。そして「湯河原真鶴アート散歩」もはじまりました。

「大槻あかね展」では、新作の絵本『あ あ』から出てきた主人公の「針金のひと」があちこちで、いろんなことをしています。子どもたちは「あ、ここにもいた」「ここにも」と見つけて喜んでいます。この「針金のひと」は角砂糖を積み重ねて登ったり、ぷちぷちのうえをあるいたり、物との出会いに興味津々。体中で遊びます。するともう一人、おなじように遊んでいるひとと出会います。出会いの瞬間の重なりは、新しい喜びを生み、ふたりはポリ袋のパラシュートにぶらさがって空に飛翔します。その微妙の出会いの動きが「飛ぶ魚」の展示で実物で見ることが出来ます。絵本を実物で見る楽しさがいっぱいの展示です。小さいものたちなので触ることはできないのですが、大きな砂糖と大きな色鉛筆を、大槻さんはそれこそ夜なべをして制作してくださいました!

きのうもきょうも、そこで体中で遊ぶ子どもたちのうれしそうな声がきこえていました。いよいよあしたは大槻あかねさんのトーク会、午後2時からです。トークがあるためギャラリーカフェはお休みさせていただきます。

 

 

 

 

 

 

 

2017年

10月

13日

さとうあや展終わりました。

来て下さった方たちが新鮮な風を「飛ぶ魚」に運んでくれた「さとうあや展」はきょうでおしまいです。先週、今週とたくさんの親子連れが楽しんでいかれました。さとうあやさんのご友人も遠くからいらしてくださったり、「飛ぶ魚」の入り口の魚や屋根の風見魚を作ってくださった鉄の彫刻家、中里絵櫓州さんもあらわれてくださいました。絵本を書かれていた詩人の息子さんもふらっとみえていろんな話をしてくださったり、ネコが好きな母娘が絵を見にいらしたり、遠方からあやさんの絵をもとめにいらしてくださったり。編集の元同僚も親子連れでみえて、あやさんは天才、と意気投合しました。つつましく一生懸命でいながら、現実につきすぎることなく、ふわっと絵で物語をたのしめてしまう資質は貴重なものです。「かわいい絵ね」などということばで終わってしまう見方もあってとても残念におもうこともあります。エキセントリックなところはどこにもないのに、絵にあらわれているセンスとやわらかな感性は生来のもの。とりわけ子どもの本の根本にかかわる豊かさを感じます。

この小さな町で、子どもたちが安心して豊かに大きくなっていけるかどうか、そのことから目をそらすことなく、暮らしていきたい。私的な利権などでもし小さな町が動くことがあれば、それがあちこちで行われるのであれば、その積み重ねは国のあり方を決める。そしてそれは戦争への道をつくる。今私たちに見えにくくされている確かな戦争への道。見えにくいものを見る努力、守りたいものを豊かに守る力を、それぞれが蓄えたい。もうすぐ湯河原真鶴アート散歩もはじまります。

2017年

10月

01日

子どもたちがいっぱいの週末

 この週末は気持ちよく晴れて、いい秋のはじまりの日々でした。さとうあやさんの絵を見に遠方からたくさんの方たちが来て下さいました。また土曜日は「飛ぶ魚絵本の会」でした。展示中の絵本『ぴりかちゃんのクッキー』をみんなで読んでから、『シロナガスクジラより大きいものっているの?』(評論社)『よあけ』(福音館)『3びきのくま』(福音館)『14ひきのおつきみ』(童心社)と、科学の絵本、昔話、行事の絵本などたっぷりの絵本タイム。「おてだまかぞえうた」にみんなおおのり。そのあとは白玉団子をつくってあんこときなこで食べました。みんなはじめは丸形だったのが、だんだんとハート型、かたつむり型、ゆきだるま型といろいろ登場。もうおなかいっぱい、楽しみました。

 夕方まで、あっちこっちで子どもたちのあそぶ声が聞こえて、『飛ぶ魚』喜んでる、という日でした。午後おそく、さとうあやさんがいらして、新たにあのすてきなサインを黙々とかいていってくださいました。東京からきてくださったご家族、藤野からきてくださった方たちと夕暮れのテラスを楽しみました。おみやげの二宮のパンがあんまりおいしそうだったので、白ワインで大人タイムの夕方になりました。

2017年

9月

22日

さわやかな秋の気配が

今日はときどき小雨がぱらつきましたが、おおむねさわやかな気持ちのいい日でした。「さとうあや展」で展示中の『ぴりかちゃん』のできたての絵本が届きました!予約されていた方はあした23日(土)さとうあやさんがいらしてサインをしてくださいますのでおあずかりしておきます。朝からいいにおいと思ったら、庭のキンモクセイが咲いていました。お友だちと来て下さった方たちがゆっくろランチをめしあがったり、コーヒーを飲んで、秋のひとときをゆっくりと過ごして行かれました。あした、遠くからたくさんおいでになるので、雨やんでくれるといいな。

2017年

9月

11日

クッキーとアコーディオン絵本

左上はたんぽぽ作業所さん製オリジナルぴりかちゃんクッキーです。ほんとにかわいくて感激。クッキーでつくるのたいへんだったろうなあ。これは9日のトーク会のおみやげ。さとうあやさんの小品、みんなほしくなります。アコーディオン絵本はこんな感じでした! 夕食会も楽しかったです。「ケイゾウさんは四月がきらいです」の作者市川宣子さん、「わにわに」の小風さちさん、「トマトさん」の田中清代さん、「100かいだてのいえ」の岩井俊雄さんたちが、さとうあや展だということでかけつけてくださいました!

さとうあやさんの絵、物語といっしょに見ると、なんという表現力!と感嘆します。ただかわいいだけではない、物語る絵なのです。

2017年

9月

11日

さとうあやさんとの絵本作り楽しかった!

9日(土)は画家さとうあやさんのトークとワークショップ。どのようにして絵本をかくようになったかを、大切な記憶を心の奥にたどって静かに愛らしく語られる様子におもわず拍手をおくりたくなるようないい雰囲気のトークの時間でした。そのあとはさとうあやさんがたくさん用意してくださった白絵本に、6人一組のグループで、みんなでまわしながら6冊の絵本をつくってゆきました。これもさとうあやさんが用意してくださった切って貼れる色紙シールで絵をつくっていきます。とてもおもしろくて、みんな時間を忘れて熱中。どの絵本もみんなすごい傑作揃いみたいだったので、ぜんぶゆっくりみたかった!みなさんサインをいただいた本と表紙を描いた小さな絵本を一冊とそれから湯河原町たんぽぽ作業所のみなさんが作ってくれて絵本の主人公「ぴりかちゃん」を胸に、帰って行かれました。

2017年

9月

08日

はじまりま〜す

 たくさんの童話にすばらしい絵をつけていらっしゃるさとうあやさんの展覧会が9月8日からはじまりました。ギャラリーはさとうさんの愛らしい絵でいっぱい。今月に発売予定のさとうあやさんの新作絵本『ぴりかちゃんのブーツ』の原画は、ネコのぴりかちゃんの表情がみもの。ネコ好きの人にはたまらない。ことさらネコずきでなくとも、子どもらしいぴりかちゃんには共感することでしょう。

 あしたは2時からさとうあやさんのトークとワークショップの会。みんなでアコーディオン絵本をつくってみよう、ということで、どんな絵本ができるのか、たのしみたのしみ。

2017年

8月

13日

やっと晴れました!

 吉野雄輔さんの展覧会の海の絵に囲まれながら、ぐずついたお天気で海にいけなくてうずうずの今週でしたが、今日は晴れました。というわけで早朝から真鶴の海へ。いつものルリスズメダイが小さいのから大きいのまでたくさんいて、ほかにも鰯の小さいのがキラキラ光って群れで泳いでいたり、ハコフグがいたり、海の中はきれいきれいlずっと漂っていたかったけど、今日はギャラリーオープンなので、大急ぎでシャワーをあびて、ランチをつくってーー間に合いました!

 いつも来て下さる親子づれや、ご近所のかたが帰省されたご家族と一緒に来て下さったりした、お盆の時期。ほかに、吉野さんのフェイスブック友だちというかたたちが小田原や茨城から来て下さったり、東京から建築家の方が見えたり、吉野さんファンという三島からの方が見えたり、「飛ぶ魚」は新鮮な日々でした。

 夏はカレーが食べたくなる季節なので、カレーバージョンのランチなのですが、きょうは挽肉となすとひよこ豆のカレーに、夏の定番、トマトのメープルシロップづけ、そしてカボチャサラダというメニューでした。来週は何のカレーにしようかな。

 もう来週が最終週だなんて!まだ見ていない方はぜひ吉野さんのすばらしい写真をみにきてくださいね。

 そして最終日20日のPM6時半から8時半までは「酔う魚」をします。夏の夜のひとときをおいしいお料理とワインで楽しみませんか。あと5名ほど、お席がありますので、お申し込みはお早めにこちらまでお願いいたします。

0465-46-7702へtel/fax

またはe-mail  tobusakana7702@gmail.com

2017年

8月

06日

充実の吉野雄輔さんトーク会

 8月5日(土曜日)は吉野雄輔さんのトーク会の日。いつも来て下さる子どもの絵本が好きな方たち、小田原での読み聞かせをされている方たち、そして今回は海の写真ということで、海の生物に興味のある方たち、よく真鶴の海にいっしょに入っていた方たち、ウェットスーツの老舗UGO、そしてフリーダイバーの後藤さん親子、など、めずらしい方たち、絵本の編集者、作家の方たちも来て下さって、みんなで吉野さんのじつにひろがりのあるお話を映像をみながら満喫しました。

 はじめの20分は『世界でいちばん美しい海のいきもの図鑑』の画像のスライドを見て、海の生物の想像を超える不思議な姿に感嘆しました。

 それから、海、遠い海外の海が好きだったこともあるけど、今は日本の海にいく。日本にはいろんなタイプの海があること、そして、このあたりから伊豆は温帯の海流が流れる世界でもめずらしい地域で、多様な魚がみられる。近くにある海に顔をつけるだけで、世界がひろがる、という今の「飛ぶ魚」で展示の絵本に沿った内容の導入から、質問に答える形でじつにゆたかな展開のお話をたくさんして下さいました。

 それぞれの生物はそれぞれの秘密をもっている。相手の生物からたとえば毒を取り入れ、多の生物への武器とする、他の生物のからだに潜り込みその中で生息する、種の保存のため生態数が少ない生き物は、数少ない出会いを有効にするため性転換をするものもたくさんいる。ホモサピエンスの歴史はせいぜい200万年前。たとえばイトマキヒトデは5億年前から今の形で生きている。ヒトデはあの足の形がひとつとれると、そのひとつから全体が再生される。つまり一つ一つの足に生命の大事な部分がある。人間のips細胞の研究に相通じる要素がこのヒトデの中にある。あの形の中には生存に必要ないくつもの秘密が隠されていて、その形が究極のものであるから、形を変えずに生き延びてきた。また深海に発光生物が多いのは光って自分の影を消し、敵から身を守るため。人の想像を遙かに超える時間の中で生存し、多様な姿をとる海に生物たちの構造の中には戦い生き延びることのできる、未だ人が解明できない秘密もたくさんある。

 おおきな鯨からちいさなウミウシの話まで、ひとつの種についてのお話は山のように豊かで、吉野さんのお話を一晩中聞いていたかった。

 とにかく海の生物のことをこうやってうかがうだけで、ほんとうに未知のものだらけの地球に私たちはヒトとしてしばし生きているのだなあ、とこの世界のひろがりと深さに包まれたおもいがしました。

 これらの生物の姿形をもし美しいと感じるなら、その理由を自分は果てしなく長い時間の果てにある生き物の姿だからではないか、と思う、ということばが心に残りました。

 海が呼んでします。さあ、海の中をのぞいてみよう。そこには知らない世界のひろがっています!

 この日はFM熱海の取材があり、8月9日(水曜日)午後6時半より「この坂わが町」で吉野雄輔さんのお話があります。

 夕方には食事会でした。きのうからずっと準備をして考えて朝からも食事の準備で、頭は食べ物でいっぱい。夕方みなさんと夕食を食べて、ワインもおいしく幸せな夜でした。お手伝いくださったみなさま、ほんとうにありがとうございました。

 みなさまがお帰りのあと、大急ぎで車で真鶴岩海岸の灯籠ながしと、花火を見に行きました。海辺にたいまつがたかれ、華やぎつつ静かですてきなお祭りで、いい一日のしめくくりでした。

ワインバー『酔う魚』のお知らせ

8月20日(土)6時30分よりワインバーを開きます。おいしいおつまみとワインで夏の夜をたのしみましょう! お申し込みはこちらへ。

e-mail  tobusakana7702@gmail.com

tel/ 0465 46 7702

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2017年

7月

31日

8月は「飛ぶ魚」は日曜日もやってます!

 平常はお休みの日曜日、「飛ぶ魚」の吉野雄輔展は、子どもたちがお父さんやお母さんと来る機会をふえるといいなあ、ということで、夏休み企画で日曜日もオープンすることにしました。昨日の初めての日曜日は、風が気持ちよく、晴れていていい日でした。朝から今回好評のレモン入りトマトサラダ、ポテトサラダをつくり、チキンカレーを仕上げて、オープンの11時半。二組のご夫妻がていねいに展示をごらんになってからランチ。その間に3人の元気な男の子とおかあさん、海好きの子どもたちは絵本を読んでいきました。吉野さんのお知り合いのご家族も小田原からみえて、イルカのいる御蔵島のお話をしながら何年か前イルカを見に行ったときのことを思い出しました。東京からはやはり海好きの絵描きさんが車でかけつけ、ランチを。そのあと、大盛りカレーを食べに元気な男の子とおかあさんが来てくれて、それから「うわさの飛ぶ魚にきました」と写真と海が好きな青年が来てくれて、コーヒーとアイスクリームをめしあがって、ていねいに写真をみていかれました。

 いつも突然現れる東京からの絵描きさんと絵本のお話もできて、落ち着いたいい日曜日でした。

8月5日(土)PM2:00~4:00吉野雄輔さんトーク会、サイン会、茶話会。

(会費1000円)「海でシャッターをきる瞬間」と題して、40年間海で写真を撮り続けてこられた吉野さんのスライドを交えてのお話をうかがいます。吉野さんのおもしろくすてきなお話を聞く、またとないチャンス!

まだ少し余裕がありますので、ぜひみなさんいらしてください。小学生以上の親子も大歓迎です。お申し込みは「飛ぶ魚」へ。tel/fax 0465(46)7702またはe-mail   tobusakana7702@gmail.com 

 

2017年

7月

31日

『飛ぶ魚絵本の会』楽しかった!

 先週の7月29日(土)は「飛ぶ魚絵本の会」でした。夏休みということもあり、たくさんの子どもたちで『飛ぶ魚」ギャラリーはいっぱい。はじめに展示作品『海のなかのぞいたら』(吉野雄輔さく 福音館書店刊)を読みました。海にメガネをつけて入ったことのある子どもは2名くらいでしたが、みんな海の近くに住んでいるので、興味深く聞いていました。ここに出てくるもの、みんな真鶴の海にもいるよ、というと「へえー」という声も。いつも見ている海、ぜひ水中メガネをつけて中を見てほしい!こんなものたちがいっぱい生きていてみてるだけでわくわくするよ、とこの絵本をとおして伝えていきたいです。おかあさん、おとうさんにも。プールも楽しいけど海は格別!

 その後『なぞなぞなーに なつのまき』『たろうめいじんのたからもの』わらべうた♪そーめんやそーめんや♪『10ぱんだ』ファンタジー絵本の夏の定番『めっきらもっきらどおんどん』を楽しんだ後、お楽しみは庭で「流しソーメン」!

 丹が準備した竹を伝ってどんどん流れてくるソーメンをお箸でとるのにみんな夢中。取って食べる、の食べるを忘れてカップがソーメンであふれそう、しかも次々に流れてくるトマト、ミカン、枝豆までつままなくちゃ。Wちゃんは枝豆とりの名人。上手にはしでつまんではポンと口へ放り込み、そのあとすかさずソーメンをとってすする。まあ、たくさんの子どもたちがおいしそうに食べていました。パパママもあとからお相伴にあずかりましたよ。

 そのあとランチを召し上がったご家族はゆっくりおはなし。子どもたちは庭を走り回ったり、ギャラリーでスタッフの大学生千夏ちゃんと遊んでもらって、おおはしゃぎ。

 すこし静かになった頃、予約をしてくださっていた、イタリアのサッカーチーム受け入れで知り合った方たちも来て下さり、うれしい一日でした。夕方からはスタッフの持ち寄り納涼会。料理がたくさん並んで、おいしかったー。そして実はもう一つ、突然3歳の孫がパパといっしょに朝から来ていて、おふろに入れて寝かせたらわたしもいっしょに早々にぐっすり!でした。 

 

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2017年

7月

28日

海の写真家、吉野雄輔さんの展覧会はじまりました!

 きょうからいよいよ海洋写真家、吉野雄輔さんの展覧会がはじまりました!昨日とは違って夏らしい日差しの日。歩いてこられた方たちは汗をふきふき、みなさん吉野さんの展示写真、絵本、本をゆっくりと見ていかれました。吉野さんを知らないけど、すごくきれいな写真!と感激される方、海の生物図鑑、持っていたけど、吉野さんの本とは知らなかったという方など、ご近所の方々がたくさん足を運んでくださいました。わたしは今日はギャラリーにいて海に行けないけれど、吉野さんが写真にとられた海の生物たちに囲まれて海に入っているようにいい気分でいました。

 伊豆稲取からはモダンアートの自由なすばらしい作品を作り続けておられる山田ミノルさんも来て下さって、海の生物たちの写真をていねいにみていかれました。海

に石を積み上げて海風でその上にのせた木の棒がまわる自然のなかの集中、そしてそれは消えるもの、という作品もあります。今日のランチは庭でとれたトマトのたっぷりはいったトマトチキンカレーとトマトとオクラのサラダにサツマイモのサラダ、そしてデザートは甘夏のゼリー。山田さんはじめみなさんに食べていただいて、幸せでした。

 さあ、あしたは子どもたちと「飛ぶ魚絵本の会」吉野さんの『海のなかをのぞいたら』など夏の絵本を読んでから、みんなが大好きな夏の行事『流しソーメン』をやります!もう申し込みはいっぱいです。というわけで、あしたランチを食べにいらっしゃる方、すこしお待たせしてしまったら、ごめんなさい。楽しい一日になりそうです。

 

2018年

6月

06日

楽しかった「飛ぶ魚絵本の会」

6月2日(土)の朝は10:30から「飛ぶ魚絵本の会」でした。この日は年齢の大きな子どもたちがたくさん集まって、絵本を楽しみました。原画を展示中のおかいみほさんの『きりんいす』『ハバラさんのほし』そして『ひなたぼっこいし』『わたしがおひさまだったら』(以上福音館書店刊)を読んで、わらべ歌(ほたる)をうたいました。みんなどの絵本も身をのりだして、目を輝かせて聞いていました。『ハバラさんのほし』は粘土を貼り付けたような版立体の原画でその味わいを目の当たりにできて、絵本といっしょに楽しめました。

アイスクリーム作りのあいまにみんなでわらべ歌の手遊び。おかあさんもいっしょに、のりのりでした。このようなほんの合間の時間になんの道具もなしに、さっと楽しめるわらべ歌っていいなと改めておもいました。とにかく子どもたちがすうっと集中してくれて。

できたアイスクリーム、クッキーにのせて食べたら、つめたくってほんと、おいしかったー!

お天気もよかったので、お昼を食べていった親子は、また元気にひと遊びしていました。

午後から夕方には、おかいさんの作品をぜひ見たいという方たちがたくさんみえて、こんどは大人の人たちでにぎわいました。東京から来て下さった方たち、幼稚園の先生、絵や立体の作品が好きな方たち、いろいろなお話で夜まで盛り上がった土曜日でした。

2018年

5月

28日

6月2日(土)は飛ぶ魚絵本の会

こんどの土曜日6月2日(土)AM10:30~11:00「飛ぶ魚絵本の会」をいたします。絵本の好きな子どもたちどなたでも気楽においでください。夏前の絵本を4冊とわらべ歌をみんなで楽しみたいとおもいます。そのあとちょっと「おたのしみタイム」で「アイスクリームをつくって食べよう」(実費100円)をします。(この前は写真のようにみんなでよく飛ぶ紙飛行機をつくって遊びました。)お申し込みはtobusakana7702@gmail.com

または0465-46-7702へ。

午後もゆっくりされたい方はランチ(1000円)のご用意もあります。

 

 

 

 

2018年

5月

27日

さわやかな5月の日々

第2週目はまたまたさわやかに晴れて、前の週のトーク会にいらした方がお友達といっしょにまた来て下さったり、真鶴の陶芸家の方がご友人といらしてくださり、また陶板で作品をつくられている方など、トーク会に来れず残念と言われながら、興味をもって作品や絵本を見て行かれました。「飛ぶ魚絵本の会」のスタッフの集まりもあり、おかいさんの「きりんいす」「ハバラさんのほし」(福音館)をおもしろいね、と読んだり、それぞれが持ち寄った絵本を読み合ったり、わらべ歌を練習したり、楽しみました。ジューンベリーの赤い実もなり、前に収穫した夏みかんもあったので、梅酒、梅シロップ、マーマレード、ジューンベリージャムをつくっておいしい実たちを保存食にしました。ほんとうに今はいい季節です。

2018年

5月

27日

充実のおかいみほさんのトーク会

5月19日(土)はおかいみほさんのトーク会。心配された天気の崩れもなく、たくさんの方々が遠方からもお集まり下さいました。おかいさんは映像といっしょに、27年感暮らされているイタリア北部の陶芸の町ファエンツアのようすを興味深く話して下さいました。だんなさまの陶芸家、マエストロと今も呼ぶ方と山を買い、土を開発し、独自の釉薬を使って今の表現に至ったこと、土の塊から造形し、あとから接着はしないこと、陶で何かを作り出すのは、ご自分にとって「あさめしまえ」。すらすらと手が動きできてしまう、といわれました。会場からの「どこから発想が生まれるか」という問いには「天からのおりてくるものを待つこと」と答えられていました。自分には陶で何かをつくることが向いていた、と。

また、ファエンツアの町の景観を保つための人々の努力についても具体的に話して下さいました。出窓に冷房の室外機をつけたら、取り外すように言われ、今も冷房なし。人の目と手が保ってきた景観の中で生まれ、暮らす人たちの中には確実に美意識がはぐくまれていると感じられると。

そのあとの茶話会ではいつもの「湯河原たんぽぽ作業所」のみなさんが作って下さったオリジナル「きりんいすクッキー」を手にすばらしい作品をゆっくりごらんになって、飲み物を飲まれて行かれました。

夕方からは夕食会。大阪からはるばるいらしてくださったお仲間たちもごいっしょに、時間のある方はワインとテーブルいっぱいの手作りの食事を楽しまれました。そのあとお仲間の方たちが作りかけの絵本を見せて下さり、それについて感想を申し上げたのですが、最終的には作品は個人の深みからでてきて形をとるものなので、それぞれがおかいさんがいわれたように、天からおりてくるものを待つことが大事だと思います。そのためには絵本のような構成を必要とするものは、常に自分に意識的にしろ、無意識的にしろ、つくろうとするものを問いかけ続けることが大事だと思います。あとはこれを描いていると自分らしく居られる、みたいな感じも大切にしてほしいな、と思っています。

 

2018年

5月

27日

「おかいみほと仲間たち展」はじまりました!

5月18日より、イタリアのファエンツァ在住の陶芸家おかいみほさんとその4人のお仲間の展覧会がはじまりました! ギャラリーに飾られた絵本「きりんいす」(福音館書店)の静かで美しい絵の前にならぶちいさな音楽が聞こえてきそうな陶のオブジェたち。飾り付けがおわった『飛ぶ魚』のギャラリーはイタリアの香りいっぱいの、わくわくする空間になりました。

メダカ

急に秋になって、しのぎやすくなりました。でも夏がこのまま終わってしまうと思うと、さびしい。丹が、ご近所の画家のNさんから頂いたメダカを庭の水槽で大事に育ててだいぶたくさんになりました。小さくて大人といっしょにいられない子どもたちを室内の金魚鉢にいれました。すると、時々元気に素早く泳ぎ回っている姿を見ることができで、嬉しいです。大きくなったら、水槽に入れるから、それまでここで遊んでおいで。