南塚直子さんのトーク、素晴らしかった!

爽やかな午後、南塚直子さんのトーク会は、満席の「飛ぶ魚」で始まりました。ほんとに申し訳ないことに、もう定員いっぱいという頃に、お知り合いの方から、ご連絡を頂いたり、急に来てくださった方たちが重なり、予定をはるかに超える方たちで溢れてしまいました。ほんとに申し訳なく思っています。今後対策を考えたいと思っております。

さてそのお話は素晴らしく、ご自分の軌跡と、そこで出会った人たちのこと、そして陶板で絵本を作るに至った過程を、「思い切って」話してくださいました。30代まで絵を描きたいけど下手だしと、思いあぐねていたあと、絵本の世界にあって、初めてわたしのいる場所はここ、と思うことができたということでした。夫くんの仕事に同行しハンガリーに行かれた時の風景、ドナウ川の上を天使が飛んでいる絵の印象が、今も絵を描きたいと思う気持ちを支えているように思う、と言われていました。その後子供を連れてハンガリーに行き、銅版画を学び、絵本の仕事の中で安房直子さんに出会えた、そのことは自分にとってとても大きいことだった、シャイな安房さんが随分と心開かれて親しくされていたのに、50代の初めに急逝された時のショックは大きかった、その後まどみちおさんの詩の絵本に絵を描くことになりお会いした時、「あなたの文章いいですね」と言われて驚かれたと言われました。『ブダペストの夢電車』のことを言われていて、その後文章がいい、とばかり言われた、とわらってはなされました。その後、ハンガリー滞在以来ずっとやりたかった陶板画の勉強に京都で2年半勉強され、陶板で絵本を作る、というのが今は楽しい。いつか大きな壁画を陶で作ってみたい、と夢を語ってくださいました。


淑やかな外見のどこからこのようなエネルギーーが出てくるのだろう、その声の張りと、明晰な語りに、すっかり魅せられたトークの時間でした。

  その後は、タンポポ作業所の方ってくれたたちがつくってくれた、愛らしいウサギのクッキーをおみやげに、南塚さんにサインをして頂いたり、談笑をしながら楽しいひと時は終わりました。夕方からは夕食会。パプリカいっぱいのハンガリーふうシチュー、サラダ各種、イタリアのおみやげのトリュフ入りペースト、グリーンカレーなどをたべ、ピロスマニワインで乾杯しました。なんとその間満月がどんどん上り、金色に輝くのを、何度もみんなでテラスに出て見上げました。参加されていた岡田和枝さんの「月を見て思う」沖縄の切々たる歌声が心に響きました。南塚さんに月もありがとう、と言ってくれているようでした。

お知らせ

コロナの影響で会場をお休みしていましたが、7月10日より田島 征三展の開催を予定しています。