先週は鹿目尚志さんのお知り合いの芸術家の方々、デザイナーの方が、東京から来てくださって、鹿目さんの新しい絵本の原画などを、楽しんでいかれました。また土曜日は「飛ぶ魚絵本の会」で、たくさんの親子が集まりました。鹿目さんの絵本『ピッキ―とトム』(福音館書店)を読むと前に集まった子どもたちは、かたずをのんで集中してきいていました。湯河原の保育園で読んだときもそうでした。89歳の作家が大事に胸にしまっていたエピソードを絵本にしてくださって、それが今4,5,6歳の子どもたちの心に届く―ーというのがなんてすばらしい、と感動します。人の心は80年以上の年月を飛び越えて共感しあうことができる、と。次に科学の絵本でたんぽぽの生態を生気のこもる絵で見せる『たんぽぽ』(平山和子作・福音館書店)のあと♪たんぽぽたんぽぽふ~♪の歌、そして野良猫くろとたんぽぽのぽぽのお話『ぽぽとクロ』(南塚直子作・福音館書店)、それからゆかいな縦型絵本『おべんとうをたべたかったおひさまのはなし』(本田いづみ・伊野孝行 福音館書店)そして最後は『サンドイッチ サンドイッチ』(小西英子作 福音館書店)でおしまい。たくさんの絵本を読みましたが、みんなとてもいっしょうけんめい聞いていました。
「絵本の会」のあと、ランチを召し上がって行かれたご家族は午後は庭であそんだり、ギャラリーでTちゃんやおかあさんたちといっしょに遊びました。はじめ知らなかったのに、帰るころにはすっかり仲良しになれるんですね。
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