今、三島は展覧会花盛り。

久しぶりのクレマチスの丘のビュッフェ美術館。ロベール・クートラス(1930~1985))というパリ生まれの画家の絵を見ました。人の顔が、個人を超えた魂をたたえているような連作に魅せられました。貧しかった画家が厚紙や木片を切って、タロットカードの大きさに揃え、そこに工夫のマチエールで味わいのある色合いの、時にユーモラスな、ときにどきっとするような絵柄や地模様のような絵を描いたカルト絵もたくさんありました。はじめての画家との出会いにときめきました。

次は三島駅に近い「さんしんギャラリー善」で、『春日広隆写真展』へ。春日さんの写真―、砂漠、空、地平線、---自然が空気の流れや光の変化で、繊細に姿を変えつつ、果てしない時を刻む風景に、私たちはその一瞬に生を与えられ今を生きているのだなあ、と実感します。それにしてもモノトーンの写真の美しいこと!

三つ目は佐野美術館で「長新太展」。長さんのゆったりとかまえた、大人の雰囲気の姿を思い出しつつ、おかしなことを思っては絵にしてゆき、それが「いいきもち」と感じられる絵になってゆく作品の変遷をみて、ほんとにこの方は自分の中の子どもをおもしろがって、活気づけていたんだ、と改めて思いました。

この三種三様の美術館めぐりの途中、久しぶりに鰻をたくさん食べました!おいしかったー。最後に、梅花藻の浮かぶ三島ならではの澄みきった美しい水場を見て、眼をきれいに洗ってもらい、三島にさよならしました。