名古屋へ

 次回9月4日(金)から開催の「マプラ刺繍の絵本展」の原画と作品をお預かりしに名古屋へ行きました。まず一宮市の三岸節子美術館で開催中の伊藤秀男展(8月末まで)に。伊藤さんの高校生からの絵をはじめとし、さまざまの絵本にその時の溢れる力を注ぎこんでこられた軌跡に目を見張りました。この8月刊行の『タケノコごはん』(大島渚文・ポプラ社)につけられた絵には、先の戦争で父の死をつきつけられた小学生の、胸いっぱいの気持ちが現わされていました。戦争を描く絵本は正義感のおしつけのようになりがちで、子どもの気持ちに入っていく絵本はむずかしいと日ごろ思っていますが、この絵本は主人公が見つめていた少年をとおして、そのつらさを子どもたちに実感をもって伝えることのできる絵本だと思います。こんど湯河原地区の小学生たちにも読む機会があったら、読みたいです。そのあとマプラ刺繍の絵本『マザネンダバ』の紹介者であり、南アフリカ共和国で活動されていた三浦恭子さんに、素晴らしい刺繍で暮らしのようすを描いたマプラ刺繍の作品をお借りしました。タピストリーやクッションなど、もうすぐ「飛ぶ魚」に展示しますので、ぜひご覧ください。

 なお9月5日(土)午後2時より三浦恭子さんの、マプラ刺繍をしている南アフリカ共和国の女性たちについてのお話があります。会費は1000円です。お申込みはtobusakana7702@gmail.comへ。