アジアの女の子二人がホームステイしました。

7月の終わりから「やっさ国際交流」で湯河原に来た二人の女の子が一週間「飛ぶ魚」に来ました。インドネシアのスマトラ島からきたティアラと、マレーシアから来たハナちゃんの二人です。今年で29年目という留学生受け入れは全部で20人。みんな東京の学校で日本語を勉強している子どもたちです。「飛ぶ魚」に来た二人は国も学校も違いましたがすっかり仲良しになってくれました。

 ギャラリーがオープンする1日は午前中に障害のある子どもたちのいる「たんぽぽ」さんに行きました。子どもが大好きなふたりはいっそう日本語が上手になって子どもたちと遊んでいました。ファミリーもあわせて総勢8にんで「飛ぶ魚」に来て、ランチ。ほかにも田島展を見にきてくださった方たちのランチの用意もあり、てんてこまいの私たちをティアラとハナちゃんが手伝ってくれて、盛り付けをしたり、お運びをしたりしてくれて、ああ助かった!昼ごはんをたべたあと、絵本を読んだりカルタをしたりで、みんなで遊びました。ノルウェー人のエリックはベシコフの『ブルーベリーもりのプッテのぼうけん』のスウェーデン語の絵本を日本語に訳して読んでくれました。「飛ぶ魚」にいらしたご家族づれや、友人たちもいっしょに参加して、ギャラリーは国際色ゆたかに盛り上がりました。

 夜は、MOA美術館の薪能にMさんが誘ってくださり、夜風に吹かれながら海をバックに演じられる能の世界にひたりました。

 3日はいよいよ湯河原夏の最大イヴェント「やっさ祭り」にみんなゆかたを着て参加。ファミリーの私たちも初めてやっさ踊りに挑戦。みんなで提灯のともった町を歩きました。私はこの歳で初めて盆踊りというものを踊って緊張しましたが、楽しかった!ティアラもハナちゃんもゆかた姿がかわいかったです。

 持ち寄りパーティの日はティアラはニンニク入りポテトをあげたもの、ハナちゃんはチキンカレーを、それは真剣につくっていました。ハナちゃんはていねいに形をそろえて切ったポテトが煮ているうちに消えてしまった、ママが知ったらびっくりしちゃう、とあせっていましたが、二人の料理はものすごくおいしくて好評でした。

 絵が好きな二人をつれて箱根のポーラ美術館にいったり、温泉に行ったり、吉浜の海で波乗りしたり、バレーボールしたり、たくさんの経験をして今日それぞれの場所に帰っていきました。いろいろ行事もあったので、間の自由時間はよく寝たふたりでした。ふたりともイスラム教で、とくにティアラはしっかりと教えを守って、食べられないものも多かったので、野菜と卵と魚ばっかり食べることになりましたが、いっしょに暮らしてみれば、ひとはひと。ほんとにしっかりとした愛らしい18歳と19歳でした。グンとイスラム文化を近しく感じることができて、私たちにとっても貴重な経験をさせてもらいました。

 来年も留学生たちを受け入れてくれる家庭を求めているようですので、できそうな方は気楽に受け入れてみてはいかがでしょうか。スタッフの方たちがとてもよくしてくださるので、安心です。

 8日の金曜日、9日の土曜日と、「飛ぶ魚」は11時30分よりオープンです。どうぞ田島征三さんの元気な『今』を感じにいらしてください。