レーピン展に行きました

 神奈川県立美術館葉山で行われているイリヤ・レーピン展を見に行きました。海のそばの気持ちのいい美術館で、今日は人も少なくゆっくり見ることができました。

 19世紀後半のロシア美術を代表する巨匠だそうですが、絵を見て、自画像を見たあとだと、とても親しみをもって感じられるから、不思議です。おくさんがモデルをしているのに疲れて眠ってしまったところを絵にしたり、劇中のすさまじい表情の女優を描いたり、その瞬間のその人をとらえた肖像画を描いたり、とらわれない画家の目が息づいていて、興味津々に絵を見てしまいました。文豪トルストイや、化学者メンデレーエフや、立派な軍人や芸術家、たくさんの肖像画もありました。どれも画家の静かでありのままを見るしなやかな視線でとらえられた人物像。清濁併せ持つ人間が堂々とそこにその人として存在している、それを描く筆力と、人物をとらえる寛大さーー豊かな大きなスケール感に包まれたひとときでした。いいなあ、こういうほんとうの豊かさ。

 葉山マリーナでかわいいクルーザーを見つけました。いまきみちさんの絵本『ヒコリふねにのる』みたいな。思わず写真に撮ったけど、よく見えませんね。